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■始めたばかりで右も左も分からない Vault101編 Q:キャラクター作成で迷ってるんですけど。 A:名前と性別と人種は後で変えられません。 髪型と容姿はアンダーワールドの理髪師やリベットシティーのピンカートン等で変更可能です。 ちなみにVaultでは幼少期、高校付近、脱出(およそ20歳)の三パターンの時期を過ごしますが、それぞれ容姿が異なります。 人種や性別で基本的な性能は変わりません。(ただし性別限定Perkによって多少会話内容が変化することはあります) Q:最初のS.P.E.C.I.A.L.ステータス振り分けはどうすれば? A:全部MAXにするのは不可能なので自由に決めてください。 初心者は体力や腕力に目線が行きがちですが、 お勧めはレベルアップ時にスキルポイントが多く貰えるようになるintelligenceに極振りする事です。 これが初期値5の場合、レベルアップ時に貰えるポイントは15ですが、仮にintelligenceを10に設定しておけば、 レベルアップ時に20ポイントのスキルポイントを貰えます、 DLCのBroken SteelでLVキャップが30まで上がります Lv30Almost Perfectほとんどカンペキ:全ての S.P.E.C.I.A.L.を即座に9にします このPerksをとり各地のS.P.E.C.I.A.L.ボブルヘッドを最後に取ればS.P.E.C.I.A.L.を全部MAXにすることが出来ます Q:タグスキル(G.O.A.T.試験)の振り分け分けはどうすれば? A:単に初期値が+15されるだけだから、将来使うスキルに振り分ければOK。 初心者なら各種武器スキルやMedicine、repairがお勧め。 Vault101脱出前に再度設定可能です。 Q:お勧めのスキル配分は? A:ハッキング、ピッキングは25刻みで挑戦できる難易度が変わるので、それを目安に。 基本的に満遍なく振るよりも、特定のスキルにポイントを集中させるのが吉です。 特に、武器系のスキルは複数あるので1~2種類に絞って100まで上げておくと戦闘が楽になります。 このゲームでは普通のFPSと違って攻撃するにもスキルが関係し、スキルが低いとフリーエイムだろうがV.A.T.S.だろうが全然当たりません。 攻撃が当たれば弾薬も無駄にならないし、素早く敵が倒せるので受けるダメージも減らせます。 また、ピッキングは50(NORMALに必要)くらいまでは早めに上げておかないと各種物資が入った部屋のドアや金目の物が入っている金庫が開けられず、冒険の報酬が目減りするので早めに上げておいた方が良いです。 ハッキングもクエストの解決や情報収集など、様々な用途があるので必須。 キャラクターの日記や時代背景、その施設の近況を読むだけですらハッキングが必要な場面が多いので、これがないとゲーム内の設定や人物関係がまともに分かりません。 Q お勧めのパークは? A 最序盤なら「Intense Training」がお勧めです。 前述のintelligence極振りの状況下に限ったことですが、これだとスキルポイントが余り気味になるので、 序盤で獲得できるスキルポイントにボーナス系のパーク(パパの息子、ガンマニア、リトルリーガー等)は無視しても構わないです。 迷ったら「Intense Training」を獲得し、足らないと思うS.P.E.C.I.A.L.に注ぎ込みましょう。 なお、中盤以降のパークにはS.P.E.C.I.A.L.の値も獲得条件に含まれていることも多いので注意。 Intense Trainingは10ポイント分までしか得られません! 但し、DLC『Broken Steel』導入後は「Almost Perfect」を取得できるので、死にPerkとなる。 Q スモールガン・エネルギーウェポン・ビックガンのどれを上げるか迷ってます。 A 特徴をよく理解しておきましょう。 スモールガン(小火器)は生身の敵に対して効果を発揮します。チュートリアルで貰える10mmピストルを含め対応武器のハンティングライフルやアサルトライフル等もあちこちで手に入り、5.56mm弾や32口径弾といった弾薬も安価な上、レイダーやスーパーミュータントといった敵が装備していることも多いため結構拾えます。特にこだわりがなければスモールガンを選んでおいて損はないです。 エネルギー武器は機械の相手に対しても高い効果を発揮しますが、対応武器(レーザーピストル等)が序盤では手に入りづらく、弾薬であるエナジーセルやマイクロフュージョンセルの価格も高めです。しかし、終盤ではゴロゴロ手に入り真価を発揮します。 ビックガン(銃火器)はミサイルランチャーなども含まれます。実は極振りしても一撃で敵を殺傷できる武器は少なく、一般的なFPSのロケットランチャー等を想像するとがっかりするかもしれません。V.A.T.S.で使うよりもフリーエイムで攻撃したほうが効果的な武器が多いです。弱点は多いですが、クールな武器が多くそろってます。 以下Vaultストーリー攻略 Q:監督官殺しちゃってもOK? A:基本的に何をしてもゲームクリアそのものに影響はありません。 誰を殺そうが何をしようが、一応エンディングは見られます。 このケースの場合、後のクエストや人間関係に何かしらの影響があるでしょう。 それを含めて「Fallout3」なので、特に意図することが無ければ深く考える必要はあまりないです。 Q:絶対に殺したくないのに監督官が襲い掛かってくるんだけど。 A:アマタ尋問中に駆け込むと襲って来ることも。 アマタ尋問の時に潜入したら、素早く部屋の外に出て監察官を刺激しないこと。 ダラダラと部屋に長くいるほど監察官がやる気を出してしまう可能性が高いです。 監督官は武器を携行していないため、戦闘になる前に背後のロッカーから警棒や弾薬を失敬しておくと主人公から逃げてゆくようになります。 その他、戦闘を回避する選択、平和的な解決策は用意されています。これは当クエストに限らないので、覚えておくと良いでしょう。 Q:外に出たんだがどこに行けば良い? A 目標:画面左下のコンパスに菱形のマーカーがでるので迷うことはありません。 このマーカーはPipBoyで設定しておいたクエストだけに対応しているので、要所に応じて目標クエストを切り替えましょう。 ちなみに最初の街メガトンを無視しても、要所までたどり着くとそれなりにメインストーリーに戻されるように出来ているので 手順を無視して思わぬショートカットになったりしますが、それがFallout3の良いところです。 Fallout3は二週目引継ぎはないので、この脱出直前のセーブを残しておけば二週目が楽に始められます。 Q:クエストの解法が分からないんだけど…。 A:自力で解決したいなら自分が正しいと思うことをするだけで大丈夫。利益を気にするならWikiの攻略ページを参照。 クエストには複数の攻略方法があり、スキルやカルマ等の要因によって違う選択肢が出たりする場合もある。 つまり、攻略の手順や方法に「回答」は無く、あなたの手順でクエストを終了させることが出来たらそれが「正解」だったと言う事。 例えば奴隷市場を解放するクエストに遭遇したとして、奴隷商人を皆殺しにしても良いし、取引して奴隷を買い戻し、逃がすことも出来る。 目当ての奴隷を解放したと嘘をついて雇い主を騙すことも出来るし、クエストそのものを無視しても構わない。 ちなみに嘘をついたり、口先だけでクリアした場合実績が解除されない可能性があるので、どの選択肢がベストかはご自由に。 報酬が気になるならクエストを参考に。 クエストに書いてない方法で解決出来るルートがあります。未だ発見されていないルートを見つけた場合はwiki作成にご協力お願いします。 Q 死んだら物凄く戻されたんだけど…。 A オートセーブのタイミングを覚えておき、都合に応じて手動でセーブを残しておくこと このゲームのオートセーブのタイミングは「ドアからマップを移動した場合」「寝た場合」等、通常はゲーム読み込みのついでに行われている。 特に街の外ではオートセーブのタイミングが殆ど無いと言っても過言ではなく、ワールドマップを探索するときはこまめにセーブをとっておこう。 上記とは逆に、オートセーブのタイミングによっては、突破も脱出もできずに死の無限ループにハマって詰むことも考えられる。 弾薬・食糧がないのに出口を敵にふさがれているなど。要するにオートセーブ枠が一つしかないため、まだ引き返せる時点のセーブも上書きされて詰むパターン。 ダンジョンに入る前、危険と思われる場所、未踏の場所に行く前は新規にセーブを残しておくこと。 特にこのゲームの場合、バグなどで不測の事態が起きて詰んだりするのは珍しくない。後悔したくないなら、やり直しのタイミングは絶対に自分で管理するように。 例えば、キャラバンやコンパニオンが死ぬとデータのロードが唯一の蘇生法となる。(コンソール、Modは別) ■メガトン以降 Q:資金面が苦しい A アイテムの売却が基本の金策。重量と金額のバランスにも注意を このゲームでは現金(キャップ)そのものが大量に手に入ることは稀です。金庫などを漁っても入っているのは大抵は武器や薬品ばかりで、レジにも戦前のお金しか入っていません。 そのため、戦闘で敵から得たアイテムで商人と取引するのが基本となります。 所持金が少なく、スキルも乏しい序盤では「ブリキ缶」や「ソーダの空き瓶」といった価値1のガラクタでも貴重な金策となります。拾えるだけ拾って商人に片っ端から売りつけましょう。 1個で数十キャップほどの価値がある「レイダーアーマー」などのアーマー類や「ミサイルランチャー」などの重火器はとても金策に役立ちそうですが、 比率を換算すると重さ1に対して2~3キャップほどの価値しかなく、「量が持てない=結果的に売値が減る」ということになります。 逆に「コンバットナイフ」「警棒」といった武器や「核分裂バッテリー」「センサーモジュール」といった小物などは重さ1に対して5~8キャップの価値がある物が多いため、序盤は意識して拾ってみましょう。 比較的価値の高いアイテムは「タバコのパック(重量0.5で10キャップ)」、「タバコのカートン(重量2で50キャップ)」。「戦前のお金」は重量0なのに10キャップとかなり便利。 回復アイテムでは「ウィスキー」「スコッチ」「ワイン」「汚れた水」はいずれも重量1で10キャップ、「ウォッカ」「ヌカ・コ-ラ」「きれいな水」は重量1で20キャップといい金になります。 「バラモンステーキ」「ポークビーンズ」などの食糧系アイテムも重量1で5キャップの価値があるので、ロールプレイ等のこだわりがなければ片っ端から売り払ってしまおう。 後述の修理も活用すると更に効率が上がります。状態のいい武器や防具は更に高く売れますし、持ち物を少なくできます。 Q:宿代が高い。治療費も高い。弾薬もない。 A 序盤にお金を使った体力回復は避けましょう。 この世界は物価が異常に高いです。体力の回復でいちいち施設を利用すると破産します。 回復アイテムもまともな実用性があるのは「スティムパック」くらいしかなく、価値も25キャップと高額。大半の食糧系アイテムはHP+5しか回復できないのでこれらで回復するのは非現実的。 手っ取り早いのが水飲み場、蛇口、消火栓、河川などの水源を探し、近づいて水分補給することです。水を飲めばHPを大きく回復できます。 もちろん無料だし、無制限に使えます。一回ごとに放射能が蓄積しますが、致死量に達するまでは無視して構いません。 視線を合わせると『回復HP/上昇Rad』が表示されますので、参考にしましょう。 二つ目は眠れる場所を探すことです。レイダー(山賊)の拠点にはベッドなどが完備されている事が多く、 レイダーを皆殺しにした後は原則自由に使えます。 お勧めは序盤のサブクエストで訪れる「スーパーウルトラマーケット」の一番奥にあるマットです。 寝ればHPは全回復、重症も治るので、ベッドがあったらとりあえず寝ておくのも有効。 また、爆弾解体のスキルがあれば市長とかけあって爆弾解体(スキル25必要)と引き換えに自宅を一軒貰えます。 前者の寝床は体力回復のみですが、後者の寝床(正式な権利のある場所)は起床からしばらく、経験値の獲得量が上がります。 Q 金持ちになるためにアイテムを沢山…持てない! A 修理を活用してみましょう。 同じタイプの武器や防具を持っている場合、XBOX版なら武具リストを開き、「Yボタン」、PS3版なら「▲ボタン」でアイテムを組み合わせ、耐久力を上げる修理というコマンドが使えます。 修理すると修理のためにパーツどりに使ったアイテムは消滅(通称ニコイチ)しますが、その分重量は減り、修理されたアイテムの価値も上がるためトントンになります。 特に防具はかさばる事が多く、可能ならどんどん修理して手持ちを減らしていきましょう。レイダーアーマーとかが代表例。 修理の最大値は「repair」のスキルに左右されます。repairが高いほど極限までアイテムを修繕でき、 より手持ちのアイテムを少なく、効率的に運用することが出来るようになります。 修理した武具を使えば商人にお金を支払う必要も無く、性能も上がって弾薬の消費も抑えられるので、結果的にお金の節約になります。 Q 修理してもアイテムを持ちきれない! A とりあえずその辺の収納に突っ込んどくのもアリ。 どうしても持ちきれないのなら、その辺りの箱にアイテムを入れてまた戻って回収するという方法もアリです。 ただし誰かの巡回ルートになっていたり、時間ごとにリセットされる箱の可能性もあるので注意が必要です。 Q アイテムを売りに出したいんだけど、相手が金を持ってない! A 時間が立つまでまつか、行商しましょう。 Fallout3の商人は一定時間が経つと手持ちのアイテムがリセットされ、同時に手持ちの額面も変化します。 それまで待てないという人は、別の商人を頼るのも良いでしょう。 ちなみに相手が金を持って無くても、差額取引で擬似的な物々交換をすれば、金を支払わずに相手のアイテムを買うことが出来ます。 もしくは、自宅やその他の拠点を持っているのなら箱に突っ込んで保管し、時が来たら売りましょう。 Q とにかく常に弾薬が不足してるんだけど…。 A 弾薬、売ったり捨てたりしてません? 実を言うと弾丸はいくら持っていても重量に含まれません。売っても二束三文。 特に序盤は今持っていない銃の弾薬でも、いずれ手に入る可能性も考慮して、手元に残しておくのも良いでしょう。 基本的に弾丸を売っても得することはあんまりありません。 無論、ゲームに慣れて「この武器はまず使わない」というのが分かってきたら、売って別の弾薬代にするのもアリ。 複数武器を携行して、一方の武器の弾がなくなったらもう一方に切り替えるのは終盤でも通用するテクです。まずはいろんな武器に触れて経験を積みましょう。 Q 武器の傷みが早く、修理もしたいけど同じアイテムがなかなか手に入らない…。 A 商人に頼んでみましょう。 最初のころはいずれの商人もリペアスキルが低くてあまり効果はありませんが、無いよりはマシです。 また、ミニクエストのMerchant Empireを達成すると行商人のリペアスキルが高くなり、新品に近い状態まで修理してもらえます。 ただし行商人が死んでいたら駄目で、加えて行商人以外のリペアスキルは変動しません。 Q:赤表示のアイテムやドアっていじると不味い? A:他人が見ているところでうっかり取る(開ける)と撃ち殺されます。 ステルス状態でこっそり盗みましょう。アイテムなら右スティック押し込みで人目のない場所まで運んで拾えば安全。 1個盗むたびにカルマ-5。 序盤は敵対者を作るとゲームの展開が困難になるため要注意です。 窃盗くらいならゲーム内時間で数日ほっとけば忘れてくれます。 ちなみに撃ってきたからって返り討ちにすると、普通にカルマが下がります(正当防衛にならない)。まあ、もともとの原因はこっちにあるので当然ですが。 Q:カギ開け失敗しすぎてヘアピンがなくなった。ハッキングで失敗したんだが、もう無理? A:一度カギのこじ開けもしくはハッキングに失敗すると挑戦する事が出来ません。(普通にカギ空け失敗は問題なし) LV18で取得できるPerk『Infiltrator』『Computer Whiz』があれば、もう一度だけ挑戦出来ますが、この時期にこれらのPerkを取るのは無駄が大きいのでお奨めしません。 ヘアピンは三回目で折れますが、二回目でキャンセルすれば最初からやり直せます。 ハッキングは四回目失敗するとロックされますが、三回目でキャンセルすると最初からやり直せます。 ヘアピンは各地の救急箱に入っている他、雑貨屋などで売られている場合があるので心配なら見かけたら購入しておきましょう。 Q:街の前にきれいな水をくれって人が居るんですけど。 A 良くしてあげると良いことがあるかもしれません。 各所の街の前には放射能汚染されていない新鮮な水を欲している人が居ることがあります。 彼らに水を与えるとカルマが上昇し、善人になれます。 ひたすら善行の道を突き進むと、何か良いことがあるかもしれません。 なお、「自分で探せ」と返してしまうとエリア移動した際に死んでしまうので注意。 Q:拠点にしているレイダー基地等に再びレイダーが沸いて邪魔! A:このゲームでは敵が再沸きする場合は死体のあった場所で復活します。 復活されて都合の悪い場所に死体がある場合は、右スティックを押し込みで死体を遠くへ捨ててきましょう。 大サソリ、デスクロー、ヤオ・グアイなどの大きい敵は運べません。 なお、メスメトロンで奴隷にしてパラダイスフォールズに送れば人間キャラは出てこなくなる。 Q:街のど真ん中で死んでる人が居るんだけど… A:街の住人は足をすべらせて死ぬことがあります。 転落死は防ぐ術がありませんが、基本的にそんなに頻繁に発生するものではありません。 特にメガトンは複雑な立体構造のせいで死人が出やすいです。転落死は勿論、事故死扱いなのでプレイヤーが敵対されることはありません。良心が痛まないなら持ち物を頂いたってかまいません。 メインストーリーを進めるのに必要なキャラクタは死ぬことはないし、そこまで神経質になる必要はないかも。 また、旧バージョンでは登場人物たちが亜空間に移住してしまうバグがあったが、現在では修正されています。 Q:サブクエストも気になるんだけど、メインクエストを先に進めたほうが良い? A:時間制限はないので別に自由に探索して良い。 ただ、メガトンから直接リベットシティという場所へ向かい、科学者のオバサンに話かけるとストーリーが一部スキップされてしまうので注意。 ゲームの進行自体には問題は無いし、大幅なショートカットとして使えるコースでもあるが、後の会話内容につじつまが合わない部分が出てきてしまう。 一週目は順を追って進めるのが無難。 Q 拾ったパワーアーマーが装備できないんだけど… A パワーアーマーはメインシナリオを進めないと装着できません。 エンクレイヴの黒いアーマーと、パッケージ絵に描いてあるブラザー・フッド・オブ・スティールのアーマーはストーリーが進まないと装着できません。 しかも単純にシナリオが進めば装備できるかと言うとそうではなく、装着方法を伝授してもらう必要があります。 売るとそれなりに高値で買い取ってもらえるので、重量が気にならなければ持ち帰って売り飛ばしましょう。 Q 序盤からありえないほど強い敵に出会ったんだけど…。 A あなたではなく、そいつが迷い込んだ可能性があります。 明らかに周囲とは畑違いの敵が居たり、異様に強くて歯が立たない敵が居る場合、別の地点から旅をしてやってきた可能性があります。 死んでロードしなおすと居なくなっていたりするので、一度倒されたからといってその場所を敬遠するのはちょっと待った! 何度か通いつめてそれでも「居なくならない」のならそういう地点だと思って避けて通るようにしましょう。
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ヌカづけ◎Xbox 360/PlayStation 3 日本語版「Fallout New Vegas」wikiへようこそ! 今まで発見したサンセット・サルサパリラ - 本 今日飲んだサンセット・サルサパリラ - 本 昨日飲んだサンセット・サルサパリラ - 本 Fallout New Vegasとは 価格:¥8,190 発売日:2010年11月4日 ジャンル:RPG 対応機種:Xbox 360 PlayStation 3 初回特典:ダウンロードデータアイテムパック同梱 予約特典:グラフィックノベル CERO区分:Z (18歳以上対象) 対応人数:1人 開発:Obsidian Entertainment 発売元:ゼニマックス・アジア株式会社 ダウンロードコンテンツ (追加コンテンツ):両機種ともに配信あり Ultimate Edition 2012年3月22日発売ダウンロードコンテンツ 全6種を同梱 価格: ¥5,040 廉価版 2012年3月22日発売価格: ¥2,940 特長/ここがすごい 前作 Fallout 3 の特徴を受け継いでおり、経験者にも違和感なく始められます (細かい変更点は一覧を参照)。同社の「The Elder Scrolls IV OBLIVION」同様、広大で自由なマップと設定。 V.A.T.S.システムにより、アクションが苦手でもコマンドライクに戦える。この描写がまた必見。 日本語版は字幕翻訳でなく、雑多な会話までオール吹き替えという快挙を達成。存分に浸れます。 北米では限定店舗でのみ予約特典として入手可能なアイテムパックを、日本では全販売店を対象に初回特典として、4種類あるアイテムパックの中からランダムで1つを封入 (特典内容)。 DLC (追加コンテンツ)/アップデート ダウンロードコンテンツ 第1弾 Dead Money (公式サイト)日本版は2011/3/8(火)より両機種ともに配信中。Xbox 360 (マーケットプレイス):800MSポイント、PS3:1,200円 第2弾 Honest Hearts (公式サイト)日本版は2011/8/31(水)より配信中。Xbox 360 (マーケットプレイス):800MSポイント、PS3:1,200円 第3弾 Old World Blues (公式サイト)日本版は2011/12/6(火)より配信中。Xbox 360:800MSポイント、PS3:1,200円 第4弾 Lonesome Road (公式サイト)日本版は2012/1/17(火)より配信中。Xbox 360:800MSポイント、PS3:1,200円 第5弾 (武器パック) Gun Runners Arsenal (公式サイト)日本版は2012/1/17(火)より配信中。Xbox 360:320MSポイント、PS3:480円 第6弾 (初回特典パック) Courier s Stash (公式サイト)日本版は2012/1/17(火)より配信中。Xbox 360:160MSポイント、PS3:240円 アップデート 日本版は海外版の修正パッチ第1弾と第2弾がまとめられて配信されています (公式発表)。 Xbox 360用は12/24より、PS3用は12/29より配信中 (公式発表)。 詳細はパッチ1.2を参照して下さい。 その後2011/8/30より、海外のパッチ1.3と1.4が合わせて配信されています。 要注意:PS3の日本版パッチ1.4は、海外版1.4および1.3とは大きく異なる模様です。さらに1.2の大部分の内容まで消滅しています。 PS3では2012/1/26より提供中の1.05でトロフィーやノバックの外見などは直っていますが、大部分はそのままの模様です。 リンク集 Fallout New Vegas 公式サイト 壁紙ダウンロードあり The Vault, Fallout Wiki - 英語版wiki、情報充実 開発元公式サイト 海外公式サイト Fallout New Vegas Tour - ロケ地巡り (英語) Fallout New Vegas Wiki JP - PC版wiki 記事 4Gamer Game Watch Bethesda プレスリリース Choke-Point 『Fallout New Vegas』ATOMIC GAMBLER'S GUIDE 世紀末博徒無情 (ファミ通.com) 『Fallout New Vegas』ローカライズ裏話を聞く! (電撃オンライン) 前編/後編 2chスレッド (スレ落ちしている場合は、家ゲーRPG板、または2ch検索から探して下さい) 【FO NV】Fallout New Vegas $160【総合】 http //rosie.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1489787832/ 【FONV】Fallout NewVegas質問スレ $28【テンプレ嫁】 http //kanae.2ch.net/test/read.cgi/goverrpg/1395659612/ 謝辞 このwikiの内容は一部 The Vault, Fallout Wiki を参考&引用し、有志の編集者により作成されています。深く感謝いたします。
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Fallout part66-306 初代Falloutストーリーまとめ Falloutは1997年にInterPlayが発売したPCゲームであるが、現在版権は 3 でおなじみベセスダが 買い取っている。(NVの開発はObsidian) 3,NVとは違いちょくちょくムービーも入るし、常に見下ろし型の三人称だが、サブイベントをはさむと 一人称のがやりやすいのでムービー以外そちらで書く。 日本語化を行った上でプレイしているが、ブラーミン→バラモンのように後の作品などで日本語版の 呼び方がハッキリしたものなどに関してはそちらに合わせ統一する。 読みやすいよう英語表記の固有名詞などもそれっぽく日本語読みに変えるものとする。 初代Falloutは3,NVとは違い戦闘がターン制となっていて、 AP(アクションポイント) を消費する ことにより武装の使用、リロード、アイテム使用などが出来る。 (最大で10、リロードが2でアイテム使用に4、武器はカテゴリ毎に違う) そのため3,NVに比べプレイヤースキルより装備の重要性が際立っており、序盤の装備でデスクローを 倒すような無茶は極めて難しくなっている。 プレイヤーはゲーム開始前にS.P.E.C.I.A.Lと呼ばれる基礎能力とそれぞれのステータス、 Peaksというユニーク能力を決めることが出来る。 決めるのが面倒な場合、 腕っ節は強いが生後うっかりロボットが落としてしまったため頭が残念な「マックストーン」 身のこなしに優れ、他もバランスの良いロシア外交官の孫「ナターリア」 貧弱だが弁が立ち、カリスマもあるVault開放派リーダー「アルバート」 の三名から選べる。 おおよそ以下のとおり。 [S.P.E.C.I.A.L] ST…力、HPや所持重量、装備可能武器に影響、高くて困らない。 PE…認識力、知覚力。 ターンの廻る順番などに影響、先手を打たれても返り討ちにできるなら 低くてもいいかもしれない。 EN…頑強さ、健康さ。 HPとその上昇率、及び放射能耐性などに影響、低くてもそれほど問題なし。 CH…カリスマ、魅力。 NPCの反応はもちろん、同行する仲間達の能力にも影響する。 人数に制限がかかると思われがちだが、実は最低値でもコンパニオンを全員雇うことが 可能。 IN…知能。 NPCとの会話選択肢の増加はもちろん、ステータスの増加率に影響する。 低すぎるとまともに会話できなくなり、ふとしたことで相手を怒らせて ユーシャルダーイ!なんてことも、喧嘩上等脳筋プレイなら低くてもいいかも・・・? NVプレイ済みの方なら、1はベイグラント、10はアルケイドをイメージ するとわかりやすい。(判定のかからない最低限の会話はできるが…) AG…敏捷性、俊敏さ。 恐らく最も重要な部分。 前述のAPの量に影響するため、再優先で上げて 損はない、むしろ低いとろくに攻撃できずひどい目にあう。 LK…運。 内部でのダイスロールで良い数字が出やすくなり、クリティカル率上昇を 含め様々な恩恵がある・・・のだが、低いとクリティカルが出ないどこ ろか、攻撃が跳ね返って自分に当たったり弾倉が急に空っぽになったりと 不思議な事が起こる。 [ステータス] Small Guns …小型の、実弾を使用する銃器の取り扱い(ピストルなど) Big Guns …大型の銃器の取り扱い、終始安定する(ミニガン、ライフルなど) Energy Weapons …エネルギー兵器の取り扱い、序盤は武器が手に入らないが終盤強い。 Unarmed …徒手空拳やグローブ系武装使用時の技能、縛りプレイ用・・・? Melee Weapons …鈍器や刃物といった武器の取り扱い。 Throwing …投擲技術、ナイフ投げやグレネードに影響。 First aid …医療、というより応急処置能力。 アイテムによる回復に影響。 Doctor …医療に関する知識、ある程度高いと負傷時に自力で復帰可能。 Sneak …隠密技能 Lockpick …解錠技術 Steal …窃盗技能、他人の目を盗んでものを盗めるかなど。 Traps …罠に関する知識。 高いと罠が作動しにくくなる。 Science …ターミナルなどの電子機器の取り扱いや、化学に関する知識。 Repair …アイテムや設備の修理技能。 Speech …話術、あると楽が出来る。 Barter …商売能力。今作の売買は物々交換であり、物の価値がつりあっているとトレードが可能。 Barterが高いとそのぶん差が出ても取引できる。手形として例の瓶キャップもある。 Gambling …ギャンブルの才能。 高いとLK同様ダイスロールの目が良くなる。 Outdoorman …屋外生活技能といったところか。 待機時の回復量などに影響。 筆者はこの解説にあたって、スムーズにプレイするためにINTとSpeech高めでプレイ。 Peaksは本作ではあるなしで変わる展開はないのだが、例として Kamikaze …防御値を防具のみの数値まで激減させるかわりに攻撃力を大きく上昇させる、NVではTrait。 Fast Shot …攻撃時のAP消費を1減らす、同様。 などがある。 ぶっちゃけクリアするだけなら開幕ラスダンに潜入して爆破すれば10分で終わる。(運もあるが) とはいえただクリア目的に進んでいくと街や人、後世でまた出会うことになる人(3のハロルドなど) と全く関わらなくてもいけてしまうので、ちょくちょくその人らとの会話やサブクエストを挟んでいく。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ―人は、過ちを繰り返す。 奴隷・財産を集めんと戦争を起こしたローマ人 黄金と領土への飽くなき欲望から一大帝国を築き上げたスペイン どん底にあったドイツを経済超大国へと導いたヒトラー だが戦争は戦争だ。 21世紀。地下資源をめぐり戦争はいまだに続いていた。 ただし、この時代の戦利品は戦争の道具そのもの―― 石油とウランであった。 その獲得を狙って中国はアラスカへ侵攻、合衆国はカナダを併合、ヨーロッパ共和国は諍いの果てに 民族国家へと分裂。 地球に残された資源を我が物にしようとみな夢中であった。 2077年。世界はまたしても大戦の禍に飲み込まれた。 2時間。たったの2時間で惑星の大半が灰燼に帰したのだ。 核により破壊された廃墟からは 新たな文明社会が苦しみのすえ蘇ることとなるのだろう。 少数ではあるが、比較的安全な大規模地下Vaultへと 辿り着くことができた人々もいた。 Vault13に移住した集団の中には君の祖先となる人物がいた。 巨大な岩盤の下、大きなVaultドアに閉ざされた中で何事もなく暮らし、 外の世界の様子を知ることもなく数十年が経過した。 Vaultでの生活が今まさに変わろうとしている。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ゲーム中 にはないプロローグ要約 2078年、核戦争が勃発し、どこの国が最初にそのスイッチを押したのか分からないまま2時間で 戦争は終結。地上は放射能と破壊の蔓延る不毛の地と化し、人類は生き残るため Vault と呼ばれる 大型シェルターでの生活を余儀なくされた。 そして2161年、そのひとつである Vault13 の浄水装置が機能しなくなり、事態を重く見たVaultの リーダー、 監督官 はおよそ100年ぶりに外の世界へと出て浄水装置のパーツ ウォーターチップ を回収しにいく計画を立案。 白羽の矢が立った主人公 Vaultの住人 は、監督官の指示を受け一人、外の世界へと旅立った…。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― Vaultの重い扉の前、Vault印のついた青いジャンプスーツを着た一人の白髪白ひげの老人・・・ Vault13を統べる 監督官 が話しかけてくる。 「おお、よく来てくれた」 「大問題が発生した。 水質浄化装置のコントローラーチップが壊れてしまったのだ。 代用品は作れないし、装置の動作過程は非常に複雑ときている」 「つまり我々は水を飲めないのだよ」 「水がなければ、シェルターじゃない…これは死活問題だ!」 「率直に言おう、君は我々の唯一の希望なんだ。 君に代用のコントローラーチップを探してきてもらいたい」 「水が枯渇するまで我々には4,5ヶ月の余裕しかない。 我々にはチップが必要なんだ!」 「君の地図に別のシェルターの場所を印しておいた。 探し始めるには悪い場所ではないと思う」 「気をつけてな。 頼むぞ」 扉が開き、主人公がくぐると同時に閉じる。 そしてけたたましく警報が鳴り響いたあと、Vaultと外界を隔絶する歯車状の扉が正面へとせり出し、 開いていった・・・。 (ここからゲーム開始、主人公は後世において Vaultの住人 と呼ばれるが、こちらでは主人公で 統一) (舞台はアメリカ西海岸、主にカリフォルニアが舞台) Vault… 来るべき核戦争の到来に向け、アメリカ政府とVault-tec社が各地に設けたシェルター… だったらよかったのだが、その実態は戦前行えないような倫理に反する実験を大規模に 行うために作られた実験施設。 3でのクローン実験施設のVault108をはじめ、殺人衝動を誘発する音波を住民に発し続けた ものから、男1女999人(逆もあり)で閉じ込めたウハウハなものまで様々。 ただし今作のVault13は例外で、純粋なアメリカ人種を保護するために造られたもの。 皮肉なことにこの実験用施設のうち重要度の高いもののほとんどは自滅したが、そうでもない ところは結構な割合で現存している。 Vaultを出るとそこには洞窟が続いていて、全長が人の胴ほどある凶暴なネズミが襲い掛かってくる。 主人公はあらかじめ持たされていたナイフと10mmピストルを駆使してネズミを打ち倒し、洞窟を進む。 しばらく進むと、西から陽の光が差し込んでくる。 彼は初めて、荒野となった外の世界を目にした・・・。 (150日以内に、とある場所にあるウォーターチップを手に入れないとゲームオーバー) (ウォーターチップさえVaultに届ければあとはぶらぶらしていてもOK) (ちなみに日数に応じて、携帯端末のPip-boyが メリークリスマス! などと表示を変える) Pip-boy…Vault住民のほぼ全てが、左腕に装着している補助デバイス。 3,NVの3000型とは違い今作では2000型であり、モーションセンサーが標準搭載されていない、 ガイガーカウンターもなければラジオもない、とかなり不便。 クエスト目標や拾った情報はここに記載される。 メニューを開くとこのデバイスのディスプレイが映し出され、そこにメニュー項目が表示される というのは後継作と同じ。 山間部に位置するVault13から東に5日ほど歩いて行くと、小さな村へと辿り着く。 街に入ると一人の武装した男に歓迎され、同時に武器をしまっておくよう警告もされる。 この小さな村は シェイディ・サンズ と言い、自前の灌漑設備を保有しているため食べるのには 困らず、たまに来る巨大サソリ ラッドスコルピオン 以外では何ら問題のないのどかな町らしい。 (NVプレイ済みならピンと来るかもしれないが、現NCR首都となっている場所、つまりNCRが出来る 以前のシェイディ・サンズである) (門番兼警備隊長のセスもこの後出世し、NCRにおいて最初のレンジャーとなる。 NVのロード画面にある20$札の人がそれ) 門番の男 セス もこのラッドスコルピオンには苦汁をなめさせられているらしく、村のバラモンを 狙ってくるこの毒サソリに先日弟が刺されたそうで村のドクターが解毒剤の確保に奔走しているらしい。 他にも彼は南東に少し行ったところにある レイダー のキャンプなどについて教えてくれ、先ほどの ラッドスコルピオン含め手伝えることがあるなら村長の アラデシュ に話をしてくれるよう聞いて別れた。 バラモン…戦後誕生した、頭が2つの牛型ミュータント。 気質が温厚で少量の食事で多く動けるため、専ら家畜として使われている、肉もうまい。 カースト制度の最上位が家畜とはとんでもないブラックジョークである。 ラッドスコルピオン…サソリのミュータント、3以降の作品では藍色だが、こちらでは茶色。 全長2m以上はあるであろう巨体を持ち、その巨体に見合ったハサミが武器。 全作品通して、序盤に出会うと死ぬが中盤以降はカモになるエネミー。 レイダー…ヒャッハー!新鮮な肉だ―!←これに尽きる。意味は 襲撃者 。 早い話が無法者であり、旅人や町を襲って略奪に手を染める典型的な悪役。 3などとは違い、髪型はともかくこちらのレイダーは割りとまともな服を着ている。 セスと別れ門をくぐってすぐ側の民家に、黒いレザージャケットを着た、ポンパドールをした 小柄でがっちりとした男を見つける。 「よう、見ない顔だな。 ここは初めてか? 名前は?」 素直に答えると彼も快く応対してくれる。 彼は イアン と言い、以前は ハブ という町で商人の護衛をしていたそうだが、その際脚を撃たれて しまい、それ以来この街にとどまっているそうだ。 「以前はハブの商人のガードをやっていたんだが、無法者連中の襲撃を受けた際に撃たれちまってな。 それ以来ここに留まっている。 街の人たちのおかげで回復できたようなもんだ。それに、俺の持っている外界の知識とこれまでの 経験がここで役に立っている。今じゃシェイディ・サンズが故郷だよ ジャンクタウンやハブまで取引しに行くことも時々ある。これまで実際に町を出たことがあるのは おれだけだからな。} 彼としてもラッドスコルピオン、そしてレイダーには困っているそうで、彼もやはりラッドスコルピオン を退治できると思うなら、村長のアラデシュに話してみるといいと勧めてきた。 ただしレイダーに関してはちょくちょく食料が奪われているため、セスが自警団を組織したそうだ。 折角なので彼を旅に誘ってみると、彼は受け入れてくれたが条件として100$の金銭を要求してくる。 だが、では、と戦利品の折半を提案してみると彼は快諾してくれた。 (INTやSpeechがある程度あると説得可能、INTが低すぎるとそもそも相手してもらえない) 「行こう。戦いの日々に戻るのも悪くない」 (仲間の雇用はおおよそ金銭がSpeech、INによるが、何人連れ歩けるかはCHによる…はずなのだが1でも全員連れていける) (仲間は数が3人と一匹と少ない上進行上訪れる場所に全ているため、雇用イベントは記載) イアン…ピストルが得意なナイスガイ、レザージャケットは最強防具パワーアーマーを渡そうと 脱がない。仲間の中で最もよくしゃべり、ほとんどの場所で固有のセリフがある。 そのため序盤は頼もしいが、敵が火力インフレを起こす終盤だと一発でノックダウンも しばしば。 一応正史では生き残ったらしく、2で老人となって登場する。 その後村を奥へと進むと、他の民家と同じような石造りで一階建ての構造だがひときわ大きい家を 見つけたため、中へと入る。 中には多くの住民とそれに混じって一人、薄茶色のローブを着た老人が立っていた。 「こんにちは、旅の方。村の者が無愛想に見えても気分を害さないでく ださい。 ダーマ曰く、『苦難の時を経て、人の皮膚はなめされるものなり。』 シェイディ・サンズへはどういったご用で?} 丸く整った黒髪をした、金色のイヤリングのまぶしい老人アラデシュは、柔和な笑みを浮かべ言う。 それに対し正直に 「西にあるVaultの者です。住民は飲料水不足で死に瀕しており、 生きるために水質浄化チップを発見せねばなりません」 と答えたところ、さすがに信じられないのか少し目を細め、 「ふむ、んー、なるほどなるほど。あなたの言うことを信じましょう・ ・・今のところは。 ですが簡単には心を許しませんよ。脅威となりえる方は特に。 セスと私が目を光らせていることをお忘れなく。」 と警告ととれる返事をした。 (各街の主要人物と初めて会話する際、大抵出身地を聞かれる) (たいてい選択肢が3~4個出るため Vault出身 で統一、ちなみに あ?関係ねーだろファック! みたいな選択肢を選ぶと街や店を追い出されることもしばしば) 彼は忙しく時間がない中質問に答えてくれ、この家族そのものの小さな村が南側の農園、 そして北側のバラモン酪農場を用い、少ない住民達で自給自足の生活を送っていることや、 ここのずっと南に ジャンクタウン という街があること、そして伝え聞きなため名前は知らないが その南にも街があるということを教えてくれた。 話題を変えラッドスコルピオンの件について訪ねてみると、彼はやはり 困った といった感じに 眉を寄せ顔をしかめ、やや大げさにラッドスコルピオンについて話し始めた。 「ああ、そうです。ラッドスコルピオンの大群に家畜をやられています。 どこから来るのか見当もつきませんし、いくら殺しても尽きることなく湧いてくるのです!」 「そしてとうとう住民まで襲うようになりました! ラズローが解毒の術を探っていますが、どうなることか。」 悲しげに言うアラデシュに、ラッドスコルピオンの駆除を申し出る。 すると彼はぱあっと顔を輝かせ、「ぜひぜひぜひ是非!」とこの件に関して詳しい 医師ラズローを紹介してくれた。 (賞金をせびることも出来るが心象は悪くなる、断るとあからさまに嫌な顔をされる) (ぜひぜひぜひ是非!=YesYesYes Please! 訳のセンスが光る) アラデシュの家の向かいの小さな石造りの家にラズローはいたが、アラデシュの言葉に 反して彼もラッドスコルピオンの対処法は分からないらしく、せいぜい彼の知識からあれが 北米の エンペラースコーピオン が巨大化したものであり、毒が次第に強さを増している ことくらいしか教えてはもらえなかった。 そのためセスの元へ行き、ラッドスコルピオンの巣穴を案内してもらう。 彼に案内してもらった先の洞窟には大量のラッドスコルピオンが救っており、奴らの犠牲に なったであろう家畜や人骨がところどころ産卵していた。 気づくなり向かってくる彼らを打ち倒し、根絶やしにしたことを確認したのち村に戻る。 話を聞いたセスや村人達は大喜びで私を歓迎してくれ、アラデシュも笑顔で自分を「英雄」 と称し、今後ラズローも毒の治療に専念できると喜んでくれた。 それからすぐ村を出て東へと数日歩くと、砂漠の真ん中に小さなトタン張りの小屋を見つける。 小屋の中には洞窟へと続く小さな床下扉があり、そこを潜り進んでいくと、目当ての Vault15 へとたどり着いた。 Vaultの扉は何が原因か大きく内側から弾き飛ばされており、上層には既に巨大ネズミやこれまた 変異を遂げたらしい毛のない巨大ネズミ型ミュータント モールラット が跋扈していたため 倒しつつ進んでいき、Vault地下へと至るエレベーターシャフトを見つける。 しかしVaultの電力が供給されていない以上エレベーターは起動することができず、なおかつ シャフト内をロープなしで降りるのも自殺行為に等しかったため、ロープを探しに一旦戻る ことにした。 (先にロープを手に入れているならいいが、前情報がないため大抵戻ることになると思う) シェイディ・サンズへと戻り、アラデシュを尋ねる。 だが彼はとても狼狽した様子であり、私が声をかけるなり切羽詰まった声でまくしたてた。 「ありがたい、あなたでしたか!是非力を貸していただきたいのです。 娘のタンディが行方不明なのです。もうどうすればいいのか」 彼の娘タンディが何者かに連れ去られ、村のパトロールが3人探しに行ったものの一人も 戻ってきてはいないらしい。 彼とセスは、タンディが最後に目撃された場所に残された槍から見るにこれがあるレイダー 一味のしわざだと踏んでいるそうだ。 この近辺にいるレイダー一味は バイパー団 と カーンズ の2つであり、南東に拠点があるそうだ、 以前セスが言っていた彼らのことだろう。 彼は詳しいことはセスに聞いてほしいと言ったためセスの元を訪れ、話を聞く。 やはり南東に拠点を置くレイダー達の仕業であるそうで、マップにマーカーをつけてもらった後、 丸一日ほどかけそこへとたどり着いた。 (レイダー協力ルートがあるが割愛) (NVに登場する、グレート・カーンズの原点たる組織である、歴代主人公に叩き潰されている…) (バイパー団はB.O.Sのハイエルダーを一人殺害しており、蛇蝎の如く嫌われている) (NVにちょくちょく出てくるバイパーガンスリンガーはその末裔、尤も名前にあやかっているだけなのかも…) 南東には一軒のレンガ造りの家を中心にテントが張ってあって、警備のレイダー達も先の鋭い槍に 緑色のレザーアーマーと、野盗とは思えないほど上質なもので固めていた。 タンディは家の中に囚われているようであり、中には外以上のレイダーがひしめきあっていた。 骸骨がツノ付き帽をかぶったようなマークが印象的な彼ら カーンズ は、血のっけが多いのか 武器を腰に携えた自分たちの姿を一見するなり槍を引き抜き襲い掛かってくる。 迷わず腰の武器を抜き対処するが、騒ぎを聞きつけた他の警備のレイダーや中にいた連中も わらわらと出てきて、あっというまに一対多の劣勢に追い込まれる。 中には44口径のマグナム銃を持った幹部らしき者や、リーダー格らしい鉄製アーマーを着用 した大男もおり、全て倒すまでに長い時間と大きな被害を被ってしまった。 (序盤じゃ難易度下げても辛い、イアン頼り) (ただし上等な装備がわんさかあるので、倒せれば大きな実入りとなる) 全てのレイダーを打ち倒した後、家の中で身ぐるみを剥がれ布の服一枚というあられもない姿になっていた 女性達を開放する。 彼女は自分にお礼を述べた後、すぐにシェイディ・サンズ方面へと向けて走り去っていった。 当のタンディは一人、自慢の黒髪はボサボサだが身ぐるみを剥がれていない清潔な身なりで 牢の中におり、声をかけると警戒したが、なぜか 冷蔵庫 にしまってあった鍵を使い扉を開けると すぐに半歩後ろをついてきてくれた。 シェイディ・サンズへ戻ると彼女も快活になり、アラデシュの元へ戻っていく。 アラデシュもアラデシュで私に感謝の言葉を述べ、報酬として500$ほどを手渡してくれた。 「友よ、また会う時まで。砂漠で見つかる水が闇で輝きませんように」 (このあとシェイディ・サンズ街として発展を遂げ、NCRを建国する) (アラデシュはその初代大統領となり、タンディは史上最高の人気を誇る2代目大統領となる) (この功績を経てNCR首都のシェイディ・サンズでは一時期主人公を神格化する流れが生まれ、 政府により宗教化することは食い止められたものの首都に石像として彼の姿が残っている) セスがロープを売っていたため買い取り、Vault15へと戻る。 シャフトにロープをくくりつけつつ地下まで降りると、そこには上層とは比べ物にならないほどの ネズミ達がひしめきあっていた。 個々は弱いのでまとめて潰し、遺されたアイテムを回収しつつ地下三階へと降りる。 しかし最下層、地下三階にもウォーターチップはなく、設置されたコンピューターも全て壊れていた ため手がかりを失ってしまった。 (Vault15には異なる信条を持った人々(宗教の違いなど)が50年閉じ込められるように設計 されており、その後開いたVaultから外に出た人々が、シェイディ・サンズと3つのレイダー団 といった形で分かれた) 仕方がないため、セスやイアンから聞いた街、 ジャンクタウン へと足をすすめる。 vault15から南東、シェイディ・サンズから南南東ほどの方向に数日ほど歩き続けた結果、 そこそこ大きな、しかし奇妙ななりをした街へとたどりつく。 街の周囲はトタンや廃車、タイヤの積み重ねが防壁のごとく覆っており、特に入り口には大型のコンテナを トンネルのように配置してある奇妙ないでたちであった。 「ジャンクタウンへようこそ、何か力になれることはあるかい?」 やや空気に霞がかかっているような街の見てくれとは裏腹に、入り口のガードさんもにこやかで、 シェイディ・サンズ同様武器をしまうことを要求される。 このジャンクタウンはシェイディ・サンズとは違い商業が盛んで、 キリアン・ダークウォーター 経営する商店、カジノの GIZMO sカジノ 、酒場の スカムピット があるそうだ。 (実はある人物から ネクロポリス の話を聞いていれば、ここに行く必要はなかったりする) 門をくぐり、区画を一つ抜けたところにキリアン経営の商店 ダークウォーター を見つける。 それなり大きい街の店だからか警備も厳重であり、アーマーを着てライフルを構えた警備兵が 二名ほど入り口脇に構えていた。 「ここがキリアンの店だ。 いいやつだし、品揃えも多いぞ」 イアンが勧める。 扉をくぐり中へ入っても警備は相変わらずであり、テーブルに座る一人の中年を中心に、 数名の警備員が囲っていた。 「ジャンクタウンへようこそ。 どこから来たんだい。何か力になれるかな」 あなたは? 「名前はキリアン。キリアン・ダークウォーター。 この街の町長をしている。で、君は?」 例のごとく出身を聞かれたため、少し濁し 北の方 とだけ答える。 すると彼は シェイディ・サンズから来たのか? と踏み込んできたため、素直にVault出身だと 答えた。 「ふむふむ、なるほどね。 で、赤ん坊の頃ベビーベッドは金庫でしたと。 (vaultに「金庫室」の意味がある)」 「気を悪くしないでくれ。これまでに聞いた中で一番出来が悪い話ってわけじゃあない。 さて・・・用件は何かな」 彼曰く、「ジャンクタウンは大した街ではないが、まあ故郷」だそうで、大雑把に言うと 商売したり、悩みを少しの間忘れさせてあげられる。そうだ。 ただその一方で町長である彼も西エリアを拠点にしている スカルズ に関して問題を抱えている らしく、彼の聞くところによるとここから南西の街 ハブ においても似たようないざこざが 起きているらしい。 進むならハブで、間違っても南には行くなとも警告をされる。 南には ネクロポリス という街があり、そこは 天気に関係なく環境が悪い 場所であるそうだ。 話をひと通り終えてから、商売人たる彼に取引を申し出る。 すると彼は目を輝かせ 「おう、何という偶然!それこそここに店がある所以だよ!君が必要と しそうな物は大概揃ってるぞ。こっちで見せてやろう・・・」 と言い商品を広げようとする。 だがその矢先、入り口から一人の黒人男性が現れ、突如キリアンにショットガンの銃口を向けた。 「ギズモがよろしくだとよ!」 彼が引き金を引き、散弾がキリアンに突き刺さる。 抵抗し銃を撃つキリアンに加勢し男を撃ち殺すと、キリアンはスティムパックで傷を癒やし、 すぐに加勢したことについて礼をしてきた。 スティムパック…回復アイテムで、緊急時に直接注射器で投与する。 シリーズ皆勤賞であり、値段が高いため序盤はなかなか乱用できないものの 後半になると有り余る上、回復量も大きいため最後まで使っていける便利アイテム。 薬液が何なのかは未だ謎だが、Stim=Stimlantの略(興奮剤、刺激剤)なため、 そのとおりなら根本的な解決にはなっていないトンデモアイテムである。 「いやはや。命を助けてくれてありがとう。とてつもない勇気の持ち主だよ、君は。 どうもまずいことになってしまったようだな。 おそらくがギズモが黒幕なんだが証拠が必要だ。力を貸してもらえないか?」 「こうなった以上、証拠さえ出ればジャンクタウンの住民も奴を追い出すだろう。 その方法だが、奴の部屋に盗聴器を仕掛けるか自ら隠しマイクを身に付けるかして、 奴の口から白状させるんだ。出来そうか?」 げぇ、危険そうだな・・・。 「嘘は言わん、おそらく危険だ。 君に1つ借りを作ることになるが、キリアン・ダークウォーターは借りを必ず返す男だぞ」 キリアンはそう言い、成功の暁には見返りとして店で一番高価なものを持ってもいいと言う。 彼が私を指名したのは先ほどのことを見てだけでなく、私がこの街で全く顔を知られていない 流れ者だからこそ、ギズモが私を信用する可能性があるからだという。 引き受けると、真剣な表情でキリアンは盗聴器と隠しマイクを手渡し、そそくさと業務に戻っていった。 (断ると拘束される) ダークウォーター のある区画から少し北東、イーストサイドと呼ばれる区画はそのほとんどが トタン張りの急ごしらえであったりしたものの、東側にスカムピット、西側にギズモ sカジノ、 その周りにいくつかの家屋と多くの建物が立ち並んでいた。 かつては何かの建物跡だったのだろうか、ジェネレーターに直接差し込まれた『GIZMO』のネオンが まぶしいカジノはひときわ大きく、中もここの住民から流れの傭兵、警備兵やウエイターが スロットやルーレットを囲みにぎわっている。 そして当のギズモは最奥の執務室で屈強なボディーガードの見守る中机に座って職務に従事 していたが、こちらが話しかけるとやや面倒そうに、しかし威圧的な視線を向けた。 「何の用だ?わしは忙しい」 頭も身体も丸い、でっぷりと太った中年はものぐさそうに答える。 暗殺が失敗したことを伝えに来た とストレートに切り込んでも彼は「何の話をしているのかね」 ととぼけたふりをしたが、ついさっきダークウォーターに乗り込んできた殺し屋のことを話題に あげると、眉をしかめ 「お前のことなど知らんな。 見ず知らずの人間がわしのオフィスに入り込んで、碌に知らないことでわしが悪いと責め立てる。 全く受け入れられんな」 とあからさまに不機嫌に答えた。 だがキリアンの言うとおり、こちらが協力的な姿勢を持ちかけると、彼は口の端を釣り上げ いかにも悪そうな笑顔になった。 「ほほう・・・クックックッ。 この男がわしに力を貸すだと?何のことで力を貸してくれるというんだね」 単純だ、キリアンを殺すために人を送り込んだが、そいつは失敗した。 その仕事をやってくれる人間を探しているんだろう・・・首尾よくやる奴を。 「で、どうやってお前のことを信用しろと?」 こっちから出向いてきた。 それに、この汚れ仕事はよそ者を使ってやらせたいんだろ。 違うか? そう言うとやはり図星だったようで、「雇うのはわしだ」「裏切って無事ですんだ奴はいない」 と釘を刺しながらも受け入れてくれ、ついでにキリアンを殺す理由が単純に「ビジネスに邪魔」 だからだとハッキリ答えてくれた。 キリアンの殺害は完全に私に一任するそうで、証拠として彼が身につけているドッグタグを 持ってくればいいそうだ。 (分岐、報酬が金かアイテムかくらい) 【ギズモに協力】 ダークウォーターへ行き、有無を言わさずキリアンに銃を向け、撃つ。 キリアンとそのガード、ついでに彼を慕っていたらしい地域住民が抵抗してきたが全て始末し、 ギズモのカジノへと戻る。 既にカジノ内にも騒ぎは聞きつけられていたようだが、カジノ内で武器を抜き襲撃者を返り討ち にしても、カジノのガードは見て見ぬふりをしてくれた。 キリアンは私が始末した。 何でもあんたが感謝してくれているって聞いてね ギズモの元へ行きそう言うと、彼はその脂ぎった、文字通り厚い面の皮をぱあっと輝かせ、 「おおう、やったか!イゾーから金を受け取れ。 ああ、素晴らしい! そうだ、おい、お前・・・しばらく町を離れた方がいい。まあ、念のためにだ」 と笑顔を崩さず言ってきた、なんでもすぐに出て行かないと「街に埋められて終わり」らしい、 警告だ。 仕方がないので彼の隣に立つ巨漢、イゾーから金を受け取る。 一言も言葉を発しないイゾーから1000$ほど受け取ったあと、すぐにカジノを出て行った。 (キリアンのドッグタグは、かつてジャンクタウンを拓いた祖父が身につけていたもの。 核戦争から生き残り、後のコミュニティの発展に寄与した数少ない人) 【キリアンに協力】 ダークウォーターへ行き、期待の眼差しでこちらを見るキリアンに盗聴器を手渡す。 「素晴らしい!聞こえるかどうか確認させてくれ」 「よく聞こえる。これで奴を始末できるな。さて、約束の品だが・・・」 そう言うと彼は、恐らく現時点で最も高価なアイテム達を並べる。 迷わず一つ選んで受け取ると、次に彼はすぐさまギズモを打倒しにいくと告げ、どうせなら 一緒に来るか?と誘ってくる。 承諾すると彼は門番のナイスガイ、ラーズから詳しい話を聞くよういわれ、その後改めて 「君はこの街の恩人だよ」と笑顔をもって送り出された。 門を入ってすぐ、ナイフや銃弾による負傷の跡、逞しい体に刻まれたその数から彼が 逆境に鍛えられてきたことが見てとれる男、ラーズに話しかける。 既に準備は整っているようで、こちらの準備が整っているかを確認されたため勢い良く あの風呂オケ野郎を捕まえてやろうぜ! と答えると、彼はすぐさまキリアンを連れてギズモの前まで進軍した。 「ギズモ、お前を連行しに来た。今回は必要な証拠もある」 「とうとうこうなったか、キリアン。 お前の悪臭は全く我慢ならん。すぐ始末してやろう」 キリアンの言葉を受け、こんなときまでものぐさなのか椅子にどっしりと構えたままギズモは 銃を抜き撃つ。 それに呼応するように殴りかかってくるイゾーをキリアンとラーズと共に迎撃し、座ったまま 後ろからピストルをただひたすら撃つギズモに銃撃を浴びせる。 全く動かないギズモはまるで的同然であり、放たれた弾丸は彼の厚い脂肪に阻まれたものの ちょうど身体の中央を大きくへこませるように着弾し、ギズモは血反吐を吐きながら机の上 に倒れ伏し死んだ。 ギズモ打倒に一役買った。クソ野郎には相応しい報いを。 ここまでぶくぶくに太った人物を見るのははじめてだ。 (ボス打倒後にこんな感じのメッセージがログに流れる) (ジャンクタウンには他にもスカムピットの犯罪行為を暴くサブクエストがあるのだが、 そちらは割愛して仲間一人と一 匹 の雇用をはさむ) イーストサイドのある一軒家の前を通りかかった時、一人の男性に助けを求められる。 みてみると彼の家の前に黒毛の犬が座っていて、どうもそれが怖くて家に入れないらしい。 だがその犬は近寄っても何をするでもなく、割りと温厚な気質を持っているようだったため、 試しにバッグから食べられそうなものを渡し食べさせる。 すると犬は私に懐いたようで、家の前からどくと同時にしっぽを振りながら私の足元を ついてくるようになった。 (3でおなじみドッグミート伝説の始まり。 ただしこちらのはこれでもかというほど貧弱なので、たいていクリア前に死ぬ。 ドッグミートを生き残らせるようにクリアするのは一種の縛りプレイかもしれない) 続けて、街の酒場であるスカムピットを訪れる。 そこでしばらく休んでいると、午後4時を回ったところだろうか、一人の奇妙な風貌をした 体格のいい男がふらっと酒場を訪れた。 (PM4 00~PM6 00が条件) 男はくたびれたレザーアーマーの上にトレンチコートを羽織り、顔には黒いガスマスクを かぶっているため表情はわからなくなっている。 「また新顔か。流れ者なんてここじゃあ珍しくも何ともないんだが、 どうも他とは様子が違うな。一緒に一杯やらないか?」 男、 ティコ は、話しかけるなり気軽に飲みに誘い、誘いを受けると一杯のビールで もてなしてくれた。 ところで、どうかしたのか? 「その質問は俺がしてもよかったんだがな。ま、この出会いを祝して先に答えてやろう。 俺はティコと呼ばれている。遥か東、かつてネバダと呼ばれていた所から来た」 色々危険な目に遭ったろう、よく生き延びたな。 「厳しい訓練の積み重ね、それと優れた武器のおかげだ。 じいさんが昔レンジャー部隊にいた人でな、知っていることは全て親父に教えたんだ。 親父はそれを俺に伝えた。だから常識は身に付いてるわけよ。光る水には口をつけない、とかな」 ティコはビールを口につけつつ思い出話やこの街のことを話し、 それから続けて彼は特に自身のサバイバル知識について時間を忘れて熱く語った。 そして話が終わった頃に、力を貸してもらえないかと打診する。 すると彼は快く引き受けてくれ、自慢のショットガンを軽く引き抜いてその手に持った。 「そろそろ頃合か。よし、案内してくれ。 道路掃除と洒落込もうや」 (彼の出身と装備からNVプレイ済みならピンと来るかもしれないが、彼はNCR併合前の デザートレンジャー出身) (ゲーム中のテクスチャは汎用のものなので分からないのだが、装備と設定からして彼が着用 しているのは恐らくNVのDLCに登場する デザートレンジャー・コンバットアーマー のコンバット アーマー部分をレザーアーマーに変えたもの) (というより、NVのベテランレンジャーのデザインはティコをモデルにされたもの) (ティコは作中唯一ライフル系の武器を扱え、アーマーも硬い、作中最強の仲間) イアンに続きドッグミート、ティコを連れ、ウォーターチップの情報を求めるべくジャンクタウン から南南西に数日歩き、 ハブ を訪れる。 いくつか小山と砂漠を越えた先にあったハブはとても活気づいていて、入り口周辺にたむろして いるキャラバン隊を皮切りに、ところどころ剥けてはいるもののおおむね綺麗な道路やそこを 歩く住人、そしてそれに混ざって警察隊が警備のため歩いていて、ジャンクタウンやシェイディ・サンズ とはまるで別世界となっていた。 建物もジャンクタウンのようなトタン張りではなく戦前の建物を流用しているため綺麗で、 ちょくちょく空いた平地にも自給自足用の畑が開墾されていた。 さっそく聞き込みをはじめ、入り口にたむろしていた輸送業者であるキャラバン隊から、 その手の話ならこの街のダウンタウンにいる水商人たちをあたってみるのがいいと言う話を聞き、 ほぼ時を同じくして、装備の調達のために訪れた武器商人のベス嬢から、ハブの生命線たる キャラバン隊がちょくちょく行方不明になっていることを教えてもらった。 住民の中には先ほど聞いた水商人が黒幕と思うのもいるそうだが、彼女はこの事件に関してほぼ 都市伝説化している化物 デスクロー か、あるいは Brotherhood of Steel というおかしな組織 の仕業なのだと推測しているらしい。 Brotherhood of Steel…通称B.O.S、テクノロジーを信仰、保護保管を目的とし活動する組織 であり、戦前の軍関係者や科学者の子孫から構成される純血主義で 排他的な軍事集団。 エネルギー兵器と超合金パワーアーマーを好んで使う。 創始者であるロジャー・マクソンの子孫が代々継いでいる最高位の階級 であるハイエルダーを筆頭に各支部長にエルダーを置いているが、一応 方針としてはよっぽど逸脱しない限りは各支部が勝手に動いても良い。 本来は、知識のない無法者にテクノロジーが渡り悪用されることを防ぎ アメリカ復興のための手段としてテクノロジーの保護をしているのだが、 2277年以降のB.O.Sはすっかりそれを忘れてテクノロジーの独占を目的に 動いているという、手段と目的が逆になってしまっている状態にある。 2ではエンクレイヴの登場で苦しめられるも撃退したものの、NVの時代に おいてはNCRと戦争、敗戦し壊滅寸前に追い込まれている。 今作で登場する階級は、 イニシエイト…訓練生。 ナイト…機械整備などの雑務、機械の製造及び有事の際の戦闘役。 スクライブ…テクノロジーの複製、維持、たまに調査。専ら設計図書き写し。 パラディン…最高のナイトがたどり着く階級、外部の戦闘を担うパワーアーマー兵。 エルダー…各支部リーダーだが、本部には評議会員として何人かいる。 ハイエルダー…B.O.S本部リーダー、代々創設者マクソンの家系が担う。 ハブを南に突っ切り、最南端の寂れた場所へと辿り着く。 いるのはガラの悪いキャラバンドライバーやいかがわしいイグアナ焼き売り程度だったが、 その中にひとつ、大きな建物を見つけた。 ここが水商人の拠点らしく、彼らは文字通り水の売り買いを商売にしておりまさにハブの ライフラインを一端を担っているそうだ。 (余談だが、ジャンクタウンの方にいるいかがわしいイグアナ焼き売り、というのが作中本に なり出版されている) (3のスキルブック、 ゴミの街の馬鹿な商人の話 がそれで、原文では “Tales of a Junktown Jerky Vendor” つまるとこ ジャンクタウンのいんちきジャーキー売りの話 になる) (作中では肉料理の代表格としてこのイグアナやリス、あとバラモンのようなミュータント がメインになっている、ちなみにジャンクタウン近辺にはイグアナはおらず、ジャンクタウン のイグアナ焼きは 人肉 である。 フレッシュミート!) (ちなみにここのダウンタウンにはNVで登場した クリムゾンキャラバン の本社があり、仕事を 受けられる。 当時の社長はデミトリー、日夜刺激を求める熱い革ジャンである) 従業員の一人に話を聞く限りでは、思い当たる節としては近隣のVault、あるいは ネクロポリス にウォーターチップがある可能性があるとのことだが、確証はないらしい。 ついでに商談も持ちかけられ、もしVaultの水が危機に瀕しているならそこまで水を運んでもいい と言われる。 値段はなんと2000$、しかもその量でもせいぜいプラス100日分の時間稼ぎしかできないらしい。 (交渉で値段を下げられる。 契約した場合、あとからこちらで支払った分の他にVaultでも二重に金を取っていたことが判明) 建物を出て、他にも聞きこみを続けるが特に収穫は得られず。 だがハブの西、オールドタウンにおいて、一人の奇妙な男と出会った。 「そこの若い人、どうかお恵みをー。 ツキに見放された哀れなミュータントに救いの手を・・・ゲホゲホ」 全身が緑色でところどころ皮膚が剥け、頭部に至ってはわずかに残る白髪やむき出しになった 歯だけが人間らしさを感じさせる老人ハロルドは、咳き込みながら残った左目だけで懇願する ように見つめてくる。 その手に25$ほど握らせると彼は礼を述べ、咳混じりにハブの住民達が自分をクズ扱いすることを嘆いた。 今ではこのハブが彼の故郷だが、かつて彼は私と同じくVaultにそうだ。 彼は80年以上前の核戦争時代から生きているそうで、鳴り響いたサイレンと共にVaultに 足を踏み入れた時から苦難の日々の連続であったと語る。 「行商が生業じゃった。 生存者のいる居留地を巡回することで結構うまくやっておった。 仲間は何人も失ったがの、ゲホゲホ」 「ならず者どもに殺されたよ。キャラバンがゴミ虫どもに襲われてな。 それとミュータントどもじゃ。クソッタレ。奴らが露払いの如く現れなければな・・・ ゲホゲホ、ガードを山と揃えてないと話しにならんかった」 彼が言うミュータント、正体は不明だが、かつて彼らがここから北西のエリアを探索している 時に出会ったそうだ。 彼らも死力を尽くしたがミュータントは数で勝り、結局は先に言うような甚大な被害を受けた ということで、続けて彼はその時のことを遠い目で語り出した。 「わしらは探検に出た。 そう、リチャードだ。 リチャード・グレイ 。 彼をリーダーにして少人数のグループで辿り着いた」 「何があるのか知らねばならんかった。 ゲスどもを量産しているのが何であれ、何とか止めようとしてな。 覚悟しとったつもりじゃったが、まるでダメじゃったよ」 「リチャード・グレイは医者じゃ。 わしより少し年が上の、頭のいい友人じゃった。原因を突き止めたのが彼じゃ」 「古い軍事基地らしき場所じゃ。 侵入するのに結構な犠牲を払ってしもうた」 何が出てきたんだ? 「ロボットじゃ。わんさとな。全く、驚いたわい。 戦争やら何やらで結構な時間が経っとったにもかかわらず機能しておったからな。 いいようにやられてしもうた」 ロボットの所を抜けた後は? 「ミュータントの国のバーゲンに行ったらあんな感じじゃろうな! お客さん、ダース単位の方が安いですよってな!ありゃあ製造工場だって以外に理由が思いつかん」 「かなり奥の方まで行ったんじゃが、もう既に何人も脱落しておった。 辿り着いたのはグレイとわしを含めて数名じゃった」 「フランシーヌがロボットにやられた。 マークは負傷したので地上に戻らせた。残ったのはわしとグレイだけじゃ」 そして最後に残ったハロルドとリチャードは最深部へと進んだが、地上へ戻ったはずの マークは以降音沙汰がなく、荒野がトラウマとなり外に出なくなったハロルドはもはや 彼の安否を知ることは叶わないと嘆く。 「最深部と思しき場所まで到達した。そこにはプラントのようなものが あった。で、その時じゃった」 「ロボットクレーンが倒れてきた。グレイは空中に跳ね飛ばされ、 酸のタンクのようなものの中に落ちた。グレイを見たのはそれっきりじゃ。 わしはボロボロになりながらも・・・一人で脱出した」 その後よく死ななかったな?の問いにも彼は笑顔で「実は殺されたんじゃ、笑えるじゃろ?」 とジョークをとばし、それから一人生還した彼が荒野で知り合いの商人に拾われここへ戻り、 今のように身体に変化が訪れて以降ずっと暮らしていることを語った。 彼もなぜ自分がこうなったかについては、漠然と「基地内にあったもの」に原因があった とだけしか分かっておらず・・・深い溜息を吐き、これが分かりそうなのはせいぜい リチャードくらいだ と重く答えた。 多くを語ってくれた老人に更に20$を握らせ、感謝の言葉を背にハブを去った。 (3をプレイ済みならきっと分かるかもしれないが、この人はオアシスで樹になってる ハロルドさんその人、樹が生え出したのは2から) (しかし歴戦の強者だとしても今はロクに動けないし働けないこの人が、よくもまあ120年後 まで生き残り、あまつさえ大陸横断して東海岸まで辿り着いたものである) (一応このあと2208にはロサンゼルスに、2238にはゲッコーを経由しているが、直線距離にして 4300km以上、そのうえグール大嫌いな中西部B.O.Sやアメリカ人以外殲滅だヒャッハーなエンクレイヴ の目を掻い潜るならばかなり迂回する必要あり) (ちなみにハロルドさんが入れられたVaultは 29 であると言及されており、そこは入植の際 15歳以上の人間が入れられなかった社会実験用Vaultである) (2072年生誕のため、今作でお年89、3では205~6である) (ちなみに最初の選択肢で 金が無いんだ! を選ぶと逆に「幸運を」と言ってくれる、 案外親切である) ハブを出てほぼ真西、数日砂漠を歩いたところにボロボロのハイウェイと、コンクリートが あらかた剥げ鉄筋がむき出しになったビル群が見えてくる。 廃墟郡、 ネクロポリス はこのビル群により日の当たらない位置に存在した。 じめじめしていて、なおかつライトなしには走りたくないほど暗いネクロポリスには、 放射能により肉体と精神の両方をやられてしまった フェラル・グール 達が跋扈していた。 グール…放射能により、新陳代謝機能が停止するなどしたため皮膚が剥がれたり放射能に 順応できるようになり、加えて数百年生きられるほどの長寿を手にした人間。 その風貌から多くのコミュニティで差別されており、結構な割合で性格が卑屈だったり 過激だったりする。ハロルドはグールとミュータントの中間くらい。 今作は正気を失っているフェラルも理性のあるのもまとめてグールと呼ばれている。 (余談だがここ、ネクロポリスはベーカーズフィールドである) 一応町内の廃モーテルに住んでいるグール達は理性があり、皆一様に水を自分たちに供給して くれるらしい セット という人物の話をしていた。 (セットは割愛、ガラは悪いがおおむね取引には忠実にしてくれるグールさん) ネクロポリスは遠目に見た通り既に都市機能を完全に失っており、区画を移動するにも東西北 すべからくガレキで埋まっており大きな迂回を強いられる場所であったため、マンホールを開き 下水道を通ることにした。 下水道内は比較的安全のようで、見える脅威はせいぜい巨大ネズミが何匹か。 そのままネズミを駆除し下水道を北へ北へと進んでいくと、途端に少し明るい場所へ出る。 「そちらの脅威になるようなもんなど何もない!」 突然叫び声が響く。 明かりの方向を見ると、グールの集団がソファーやテーブルを下水道の開けた場所に持ち込み、 焚き火を囲ってたむろしているのが見えた。 グールは武器を構える自分を見て怯えているらしく、銃を仕舞ってから話しかける。 「まずは撃たないでくれたことに感謝しとく。何か力になれるかな」 グールの長らしき人物が代表として答える。 彼らは セット という人物の率いる派閥によって下水道へ追い込まれ、最低限の水を与えられつつ ほそぼそと生を享受しているそうだ。 セットも同様グールで、口には出さないもののいざネクロポリスを外敵から防衛する必要が出来た 際に、戦力を確保する必要があることを案じてこうして彼らを飼い殺しにしているらしい。 ただつい最近、彼らは ウォーターシェッド と呼ばれる地下水を汲み上げていた場所の取水ポンプの 故障によって地下施設に直接赴き水を採りに行くことを余儀なくされているそうだ。 その地下施設には水質浄化管理用のコンピューターが設置してあるそうで、当然ウォーターチップ も取り付けられている。 だがポンプの壊れた以上地下施設に頼るしかない彼らにとってそれはまさに生命線であるらしく、 持って行きたいと願いでるとそのボロボロの目を潤わせたグールの長にそれはやめてくれと懇願される。 だが別の条件として、取水ポンプを修復することが出来るのなら持って行っても構わないということだ。 ポンプが壊れたためにやむなく地下施設へ行っている状況であるため、仮にウォーターチップが なくなろうとポンプさえ生きていれば当分は生活が保障されることになると言うことらしい。 二つ返事で引き受けると、ポンプの修理部品は現在下水道内のどこかに落ちていて、それを探しに 行ったグールたちは下水道内に巣食うモンスターのせいか、一人も帰ってこなかったと説明を受けた。 「ありがとう。部品を手に入れたら戻ってきてくれ。 その後のことも力になれるはずじゃ」 溜まり場から東、次いで北へと抜け、入り組んだ下水道の北端から地上へと出る。 セットの派閥のグール達だろうか、非常にガラの悪いグールたちばかりが顔を連ねており、 近くを通ったり話しかけようとするなり「いちいち鼻を突っ込むな」だの何だのの罵声の オンパレードを一身に受けた。 そこウォーターシェッドから少し北へと進み別の下水道へと潜り、立ち塞がる肥大化した モールラットを仕留め修理部品を回収しグールの長のもとへ戻る。 すると今度はまたウォーターシェッドで修理するように頼まれ、ちょっとしたマニュアルを 受け取った。 (スキルブック、使うとスキルが上昇する。 今回はRepairだが、上げてもだめなもんはだめである) ウォーターシェッドへと戻り、取水ポンプのある施設を訪れる。 しかしなんということか、施設の入り口には全身が緑色をした3mはあろうかという大男が甲冑を つけ、腰にミニガンをぶらさげて立ちふさがっていた。 男、ハリーはその鋭い目つきをこちらへと向け話しかけてくる。 (説得成功ルートと拉致られor敵対ルートの2つがある) 【説得成功】 「おい、おまえグールに見えない。 なんでだ」 ハリーは体躯に似合う低く太い声で、どこかおぼつかなそうにそう聞いてくる。 今日はオシャレバッチリ決めてるからな! 訝しむようにこちらを見つめる彼にそう答えてやると、彼はやや戸惑った様子で 「おー・・・まー。オシャレっちゃーそうけ?」と何だかんだで納得してくれた様子を見せてくれた。 彼は ロウ と言う人物からここを見張るよう言われているそうで、もし ノーマル が来た 場合そのロウのもとへ連れて行くよう言われているという。 そこでピンときたのかハリーはこちらをまた訝しむように見つめてきたため、念を押すように にこやかに自分が ノーマル ではないことを伝えてやる。 すると彼はとうとう混乱したのか「グールじゃない、ノーマルでもない・・・」とぶつぶつ つぶやき始めたので、今度は自分が「最新技術で造られたロボットなんだよ!」と言ってやる ととうとう合点がいったのか、とりあえず納得してくれ処分については保留してくれた。 (ちなみにロウとは Lou Tenant(少尉) なのだが覚えられずこう呼んでいるらしい) (ルー・テナント、つまり少尉って言ったんだよウェイン。 すまんね、悪い奴じゃないんだがたまにスーパーミュータント並にバカになる) (説得失敗した上ついていくのを拒否すると彼ら7人ほどを相手にすることに、イアン死亡まったなし) 【拉致られ(バッドエンド)】 緑のミュータントに脅迫され、泣く泣くあとをついてどこかのVaultへと行く。 そこには彼の上官らしき片目用ゴーグルをつけた別のミュータントとともに紫色のローブを着た 怪しげな人達が集まっており、解放されるなり彼、ルーテナントこと ロウ がにこやかに話しかけてきた。 「さてどうするかね。極めて重要な情報をリークしてくれると聞いているのだが。 こちらとしても是非お願いしたいところだ」 彼はそう言い、私にVault13の所在を話すよう要求してくる。 断ってやると、彼はやや顔をしかめ口を開いた。 「言ってくれるなこのお調子者めが。 その言葉の意味を教えてやりたいところだが、正直時間の無駄だ。 そちらの選択肢は2つ。私が知りたいことを話すのもいい。 あるいは話せるよう力を貸してやってもいい・・・こちらのやり方でな」 3メーターの巨体が威圧感たっぷりに睨み、唸る。 そこでもう一度断ってやると、彼は今度は意地悪そうな笑みを浮かべ私をVaultの硬い床へと 勢い良く殴り倒した。 「どうかね?口は・・・開きそうかね?さて、なんの話だったかな。 ああ、そうそう・・・Vaultだったな」 その・・・場所は・・・お前の夢の中だ。 もう一発殴られる。 「 ああ、実にすがすがしい。君はどうかね? ・・・さあ、もう我を張らずにVaultの場所を教えるんだ。こちらもいい加減飽きてきたぞ」 (どんどんHPが減っていくため、どれだけ粘れるかはそれに依存) [拒否] 「君の意志の強さにはほとほと感服する。ガード、独房に戻して浸潤の 準備をさせておけ。我々の同胞になれば話す気になるだろう」 浸潤?その後なら口を割ると確信しているのなら、どうしてこんな真似をする? 「それはな、軽い障害が起こるからだ。いつもではないのだが、 記憶がな・・・何と言うか・・・浸潤のせいで飛ぶことがあるのだよ。 君が場所を忘れてしまう恐れがあるあるわけだ」 お互い手詰まりのようだな。 「残念ながら現段階では何の障害もない。どうしても知る必要があるからな」 私が忘れているよう祈っておくんだな。 今回のことを少しでも覚えていたらタダじゃすまさんからな 捨て台詞のように吐き捨てた直後、意識を失った。 (バッドエンドへ) [降参] 教える!これ以上は勘弁してくれ! とうとう心が折れ、ロウに懇願するように叫ぶ。 すると彼はまだ意地の悪い笑顔を浮かべ、自分に対し質問をしてもいいと答えた。 ここで何を、何のために活動しているのか、私にどうしろというのか、まとめて質問する。 彼が言うにここは彼ら スーパーミュータント にとっての創造の地と呼ばれる場所であるらしく、 ここで彼らが慕う ザ・マスター の僕である彼らを作り出しているそうで、ゆくゆくは ユニティ という彼らの悲願を確固たるものにするのだという。 ユニティは彼らの目指すところであり、着実に衰退の一途を辿っている文明に彼ら、病気にも ならず知能や肉体は現人類を凌駕する、まさに人類の進化系たるスーパーミュータントが なりかわり、やがては世界を救うのだと力強くロウは話す。 彼らからすればあくまでも人類を総ミュータント化することも 善意 であり、この灰で覆われた 世界で生きることに比べれば、個人の自由意志などとるにたらないといった論調だ。 彼、ロウも以前は人間であり、ミュータント化する以前の自分を 泥濘でもがくナメクジ と貶め、 彼らをミュータントへと変異させた戦前のテクノロジーの結晶 FEVウイルス を浴び今のように なったことを 栄えある変容 とまで例える。 そしてそのユニティを主導するのが ザ・マスター という人物であり、そのFEVを完全に活用した 最初の人物なのだそうだ。 現在その彼は カテドラルの子どもたち という彼らスーパーミュータントを崇める組織の 対応で忙しいそうだが、案外崇拝に対してまんざらでもないらしい。 「命のもとたるウイルスに導いてくれた方であり、我ら全てのファーザーである。 君にとても会いたがっておられるぞ。光栄に思ってもらいたいものだ」 「まあ、君の頭ではとても理解できないと思うがね。だが心配しなくていい。 君にもじきに新しい命の全貌が目に入ってくる」 どういうことだ!? 「・・・フゥー・・・、まだ分かっていないのか? 君は最高品質のノーマルなのだよ。もうじき我々の同胞になるのだ」 「FEVは戦争でばら撒かれた放射線のせいで突然変異したのだ。 この荒れ果てた土地に住んでいる者は変異FEVに曝されたせいで一部免疫ができ、 完全な効果を受けない体になっている」 「つまり、vault出身の君はこの突然変異ウイルスにほとんど接していないわけだ。 培養槽にあるオリジナルのFEVが顕著な効果をみせるはずなのだよ」 「この結論を得るまでに数え切れないほどの人体実験を行なった。 マスターは、この理論を実証するために未解放のVaultを探しておられる。 そこへ君がやって来たわけだ。ご配慮実にありがたいね」 「無理に言わせたとは思っていないぞ。 だがVaultの所在を話してくれたことには感謝しておこう。 きっとマスターも心の底から感謝してくださるはずだ・・・」 (ここからバッドエンド、ムービーなので三人称で書く) (ちなみにここで敵対するとロウと戦闘になる、ミニガンを開幕ぶっぱなしてくるため装備が弱いと 瞬殺される、ドッグミートやイアンあたりは木っ端微塵になる) (とはいえこちらの装備も同様ミニガンやプラズマライフルなら返り討ちにしてやることも可能で あり、その場合ここまでの過程をショートカットできるためその進み方もあり) その後時間が経ち、全身を白い包帯のようなもので巻かれた主人公はどこかの施設の一室へ 連れて行かれる。 スーパーミュータントが管理するその一室には緑色の粘液が入った培養槽がびっしりと敷き詰め られており、その少し上を伝うように張り巡らされた足場のやや広い場所にある柱に主人公は 拘束されていた。 全身を激しくくねらせ必死に包帯を引きちぎろうとする主人公。だが無情にもすぐにロボット クレーンが動き出し、主人公の首根っこを掴んで少し持ち上げ、そのまま培養槽の真上へと移動 していく。 そして緑色の粘液へ投下される主人公。 白い包帯がみるみるうちに緑色に染まる中、ようやく拘束を振りほどいた彼は手を伸ばすが・・・ 天へ伸ばした手は、かつての面影を振り払うかのようにめきめきと大きくなり始めていた・・・。 シーンは変わってVault13、だが外敵の侵入を100年に渡り防いできた扉は焦げひしゃげ、 洞窟の中に転がっていた。 二重扉となっていたが、こちらの隔壁も無残に破壊されたVaultの入り口の脇のモニターには、 ノイズ混じりに監視カメラが捉えたVault内部の映像が映されている。 伸縮性はあるが防御力とは縁遠い、背中に 13 と書かれたジャンプスーツを着た住人たちが 緑色の巨人達から逃げまわるが、彼らの持つミニガンやレーザーライフルの前にことごとく 殺されていき、状況は次第にただの殺戮から、圧倒的優位を確信したスーパーミュータント達 が住民を面白半分に殴り殺したりする歪な享楽の場へと変貌していく。 そこで一旦カメラの映像が途切れるが、すぐに今度は別のエリアの映像が流れる。 細長い通路、そこを次から次へと突入していくスーパーミュータント達、だが彼らはそこに たどり着くこと叶わず次々に倒れ伏してゆく。 首振り型のカメラが次第に彼らへ与える銃撃の主に振り向く。 もはや最後の砦となってしまったVaultの監督官が、両脇に巨大なミニガンのとりつけられた 監督官用の椅子に陣取りスーパーミュータントたちを迎え撃っていた。 だがしかし孤立無援、単体の性能以上もさることながら物量の差は覆せず、次々に溢れだした スーパーミュータントたちが銃撃を抜け椅子にとりつき、抵抗する監督官を殴る、殴る、殴る・・・ カメラは目を背けるようにまた向きを変え・・・それを最後に全ての映像は途絶えた。 (ここから本編、説得成功ルート) ハリーのいた家屋の奥のマンホールから下水道へと降り進む。 下水道内にはVaultがあり、それを警備するように全身が光り輝くグールが並んでいた。 (みんなおなじみ、3,NVでもいた光りし者である) 彼らを打ち倒し、Vaultのエレベーターを降りて奥へと進んでいくが、Vault内のほとんどの機械類は 既に激しい損傷やメンテナンス不足で使い物にならなくなっていた。 だがVaultの地下三階、最奥部へと進むと一台のコンピューターが稼働しているのが確認できた。 稼働中のコンピューターには一台の小さな機械がとりつけられていた・・・ まさにそれこそ、自分が長い旅路をかけて探し求めたもの、 ウォーターチップ であった。 (余談だが、このVaultは 12 。 このVaultは人体の放射能の影響を観測する実験をしていて、そのため扉が完全には閉まらない 設計となっていた・・・そのくせ水質浄化装置だけは完璧なのだが。 そのために地上はグールとなったかつての人々が跋扈しているが、どうやらグールは子孫を 残せないようなので地上にいるグール達は恐らくほぼ戦前から生きる人々だけで構成されている) 長い旅路が報われることを願い、Vaultを出て北へと向かう。 数日の長い道のりを山越え谷越え砂漠越え、順調に歩いて行き、巧妙に山の中に隠された洞窟 を奥へ奥へと進むと、懐かしい 13 の文字が顔をのぞかせた。 勇み足でVaultのエレベーターから最下層に降り、これまた最奥部の武装イスで事務仕事に あたっていた監督官の前に立つ。 期待の眼差しを向ける彼にウォーターチップを手渡すと、彼は満面の笑みでそれを見つめたあと コンピューターに差し込み、すぐに真剣な眼差しでこちらを見つめた。 「オーケー。しばらく、チップの初期化中だ。 ここが――こうで――こうなって―― これでよし・・・自己診断グリーン・・・リブート良好・・・フハッ!動いたぞ! どうやらこちらの勝ちらしいな!ハハハ! ・・・ッフゥー・・・、君の――君のおかげだ。よくやってくれた!」 またもや満面の笑顔でそう言う彼に「お安いご用です」と気取って言うと、監督官ははしゃぎ ながらも賞賛の声を止めず 「お安い御用? いや、いやいや!とてつもない成果だぞ。自分の成し遂げたことを卑下してはいかん。 何人もの命を救ったのだからな。 まあよかろう、続いて外の状況について報告をしてほしい。ライブラリーに行っていただきたい」 と次の指示を出した。 少し休憩をし、そのあと言われたとおり外の状況について・・・ついこないだ出会った スーパーミュータント達についても惜しげも無く報告する。 ライブラリーの室長が満足したあたりで話を切り、またしばらく休憩したあと監督官に会いに行くと、 ついさっきとは打って変わって、監督官は神妙な顔つきをして切り出した。 「そのー、なんだ、水の供給が安定したことを知らせておきたくてな。 それどころか備蓄まですすんでおるぞ。本当によくやってくれた。 ・・・ただ、少々気にかかることがある」 「君の報告が気に入らなくてな。 いや、その内容がだが。実際背筋が寒くなったよ。例のミュータントの件だ。 色々計算してみた結果、実に好ましからざる結論に到った」 それは? 「ハァ・・・。 ミュータントの人口が自然増加や突然変異から想定される数値を大幅に超えている。 このことから導かれるのは――はたして事実なのだろうか。 何者かが新しいミュータントを生み出しているようなのだ。それも驚くべき速度で」 きっとどこかに研究施設があるのだろう、任務が終わりどこ吹く風で何気なく答えるが、 次の監督官の言葉には正気を疑わざるを得なかった。 「まさしく!分かっているとは思うが、このような変異は自然には絶対 に起こりえない。戦争でばら撒かれた放射線が関係していてもだ」 「敵対的なミュータントをこのような速度で生み出されていては、 Vaultの安全が脅かされることになる!可及的速やかにその施設を見つけ出し破壊するのだ」 ――また、あなたは約束を破るわけですか。 まさに諦観の極み、蔑むような視線で監督官を見ると、彼は申し訳ないと言葉を並べる。 だが彼も何も考えずに指示を飛ばしたわけではないらしく、この件について彼なりに情報を まとめてくれ、その結果ミュータントの分布から西方を調べてみるべきなのだと教えてくれた。 荷物をまとめ、一緒にくつろいでいた仲間を連れ、再びVaultを外へと向かって歩く。 自分を英雄視するVaultの住人たちの視線を背に、私は再び外の世界へと旅立った――― (ここからは時間を気にせず好きに動ける) (前半はウォーターチップ捜索編、後半はミュータント殲滅編といった構成) 西方、と言う情報はおおざっぱすぎたため適当に街で情報を集めていると、以前も聞いたB.O.Sが 西の砂漠でミュータント達と戦っているという情報を手にし、頂いた座標を目指して砂漠をぐいぐい進軍していく。 そして数日歩き、ほぼ砂漠のど真ん中までたどり着いたあたりで彼らB.O.Sの拠点たる地下施設、 ロスト・ヒルズ・バンカー を発見した。 入り口には片方が銀白色、もう片方がやや緑がかって入るが同じ形をしたフルプレートのパワー アシストスーツ、 T-51bパワーアーマー を着用している兵士が二人いて、その手にミニガンを構え どっしりと構えていた。 「Brotherhood of Steelへようこそ。何用で参られたのかな?」 緑がかったパワーアーマーを着た片割れ、顔だけ出す形の簡素なキャップをかぶっている中年の男 キャボット がにこやかに聞いてくる。 だが質問があるというと、彼は「機密なのだ」と口を閉ざしてしまった。 ならばと、いっそB.O.Sに入れてもらえないかと聞く。 すると彼は今現在募集していないと答えたが、少し間をおいてとある探索を成し遂げてもらえば 一考の余地があるのだとも答えた。 その場所は彼らが エンシェント・オーダー あるいは グロウ と呼ぶ場所であり、今は放射能汚染が 酷いが先進技術の塊で出来たような廃墟だそうでその内部に侵入し、辿り着いたと証明できるものを 何かしら持ってくればいいそうだ。 「はい」と即答して踵を返そうとする、するとなぜか彼はとても驚いたような顔をしたが、すぐに 「やるって?本当に?素晴らしい!手に入れたら戻ってきたまえ!幸運を!」と引きつった笑顔で 送り出してくれた。 ロストヒルズから歩いてまた数日、西側のいいとこにあるこことは対照に、ほぼ南東の果てに、 かつて地下施設があったのだろう、鉄骨やパイプ、ケーブルが裂け目から露出したその大きさ数十mは あろうかという大穴、 グロウ は存在した。 ガイガーカウンターが感知した高濃度の放射能に対抗すべく抗放射能薬 RAD-X を数錠のみ、大穴の 端にから突き出した梁にロープをくくりつけ降りていく。 主電源が生きていないようで内部には最低限の明かりだけがついており、核爆弾の直撃のせいか グロウ・・・かつてのVaultの中心には入り口ほどではないが大穴が空いていて、鉄骨がむき出しと なったその周辺には住民たちの黒焦げの死体や灰、それに混じってパワーアーマーを着た死体が混じ っていて、その死体から一枚のHDDを入手できた。 (B.O.S入隊だけならこれだけで良いが、ここで得られるある情報がラスボス戦に影響する) HDDの内容をPip-boyに引っこ抜き、画面に表示された文字を読む。 その内容は、遥か昔の兵士が死ぬ間際に残した、内部の探査記録だった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― マクソン大尉が正しかった。ここは死地だ。 帰還できなかった場合に備えてこの記録を残す。 いつか、誰かが、我々に何があったか解明してくれることを期待して。 我々は、20日間に及ぶ地獄の行軍の果てに、ウェストテック研究所に到着した。 だがそこまではまだ楽だった。巨大クレーターを望むや否や放射線レベルが跳ね上がりだした。 装備を確認した我々は、手持ちのアーマーおよび対放射線装備から鑑みて、少なくとも1日は問題なく 探索できると判断した。 リスクとしては想定の範囲内であったが、テクノロジー回収の見込みと天秤にかけてもその価値は 十分にあった。 クレーターの崖面をつたい下へ降りレベル1に至った。 そこまでは全てが順調のように思えた。電源は落ちており、セキュリティーの相手をする必要はなかった。 少なくともそう思えた。 このフロアには大した物はなかったので先へ進んだ。 レベル2も同様だった。 ジェンセンがレベル3に降りたところで大変なことになった。 最初の2フロアではセキュリティセンサーは破損していたが、3階はそうではなかったのだ。 ジェンセンはわけも分からぬうちにバラバラに切り刻まれてしまった。 パワーアーマーごと切り裂いてしまう武器が存在していたとは。 存命の隊員たちは次から次へとなぎ倒され、そして命を落とした。 生存者の確認を行ったが、私とともにここレベル1まで戻ってこれたのはソトーとカマリロだけだった。 ソトーの腕がもげた部分から焼け焦げた肉の臭いがする。 つまり、私のパワーアーマーは気密が保てておらず、想定以上の放射性物質を今この瞬間も 吸い込んでいるということだ。 循環液の漏れもひどく危険な状態だ。アーマーが動かなくなる前になるべく遠くまで離れなければ。 カメリオは肉体に異常はなさそうだったが、 1時間ほど前にゲヘナがどうとかぶつぶつ言いながらどこかへ消えた。 あの野郎が対放射線薬を全て持っているというのに。 こうしてソトーと私だけが残った。対放射線薬なしではここから十分な距離を移動することができない。 手遅れになる前にカメリオを何とか見つけてやらねばなるまい。 合衆国陸軍 D.アレン軍曹 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― だが探査は終わらない、階層を降りガードの死体からカードキーを拝借し、地下6階まで降り 主電源を再起動しそのまま非常用エレベーターを使いそこからしか行けない地下4階へと上がる。 地下6階はコマンドセンターとなっていたが4階は研究施設であったらしく、ところどころに 人一人が十分入れそうなカプセルや機材が転がっていた。 そしてそのまま4階を奥へ奥へと進む。 するとひときわ大きな一室に、未だかつて見たことのないほど巨大なコンピューターが鎮座していた。 「何かお役に立てることはございますか? 私は研究および施設管理を目的とした人工知能です。ZAXと呼ばれております」 「生物学的研究に特化したプログラムが組まれております。 病理学および遺伝子研究などです。 主要機能は、人類が潜在能力を超越した場合の複雑性のレベルに関するデータを補外することにあります」 スイッチをいじると、この大型コンピューター ZAX が唐突に話しかけてくる。 ふーん、頭いいんだねぇ。 「標準的な人間の水準は遥かに凌駕しております。 とはいえ、これは申し上げても差し支えないでしょう。 人類の歴史のほんの100億分の1もあれば、私の推理能力に対抗することが可能です」 お、おぅ・・・。 ならばとここの研究、施設等に関して説明を要求すると、彼女?は赤裸々に話してくれた。 「当施設の設立は2055年。元々は『新種の伝染病』治療の実験を行なう生物研究施設でした。 しかしながら2071年、当施設は合衆国軍の指揮下におかれることとなりました」 「『新種の伝染病』治療の可能性を探って研究が行なわれた結果、強制変異ウイルスが誕生しました。 このウイルスは、ある目的のために更なる改良を加えられました。 その目的とは、感染力を備えた、遺伝子を操作するウイルスの作成―― 実質的には感染による進化だと言えます」 「これまでの研究から、強制変異ウイルスすなわちFEVは変異しながら同化を行なう ウイルスであると思われます。 RNAとほぼ同じ方法でDNAパターンをコピーし、エクソン内に蓄えます」 「このエクソンがFEVと結びつき、標準的なウイルス感染のやり方で宿主細胞に再注入されます。 こうして宿主細胞はそのDNAを『再生』」するのです」 「FEVそれ自体が『捉えられる』ことはありません。 空気感染はいたしません。 一般には、細胞への注入ないしFEVサンプルに物理的に直接触れることにより感染するのです」 「FEVは非常に大きなウイルスです。 電離水素で補強されたたんぱく質の鞘を備えております。 そのため中性子を吸収することができ、放射能化することがございません」 (訳:対バイオ兵器用に人間自体を改造しましょう!DNAを直接いじくったよ!放射能は効かない、まさに進化!) 「FEVには、生物種特有の型に適合するよう修正を施したDNAのイントロンが 予め組み込まれております。それにより個体のDNAの修正を試みるのです」 「しかしながら、FEVは個体のDNAにある程度依存しているとともに 自らの巡回符号の一部も内包しております。 そのため、結果が予想できないこともあるのです」 「遺伝子に重大な損傷がある―― 例えば放射線を浴びた――個体に接種を行なった場合、体組織に激しい変化が起こり、 結果として臓器不全や死に到ります」 「遺伝子的に見て生存可能な個体の場合、FEVはDNAの一部を書き換えて変異を加速させ、 通常であればFEV自身のパターンにより再帰的成長を行なうようになります」 「この再帰的成長によって筋肉および脳の質量が増加しますが、 外見が醜くなったり、既存の神経パターンが損傷を受けて記憶喪失になったりすることも頻繁にあります」 (訳:生物の理想の方向に進化させるけど、純粋な生物でないと駄目だよ!あとたまにパーになるよ!) 長期的に見た場合、どんな副作用が考えられる? 「FEVによって書き換えられたDNAは間断なく再生を行なうようになります。 そのため、被験者は事実上不死と言ってもよい存在となることでしょう。 成長率が増大し細胞死が相殺されてしまうからです」 「加えて、生殖器官の配偶子はDNAが分裂してできた『半数体』から成っているため、 FEVによる『損傷』が認識される可能性があります。 FEVが『修復』を行なうと、被験者は不妊化されてしまうのです」 「しかしながら、現在実験施設が破壊されて修復不能なため推測の域を出ません。 確たる証拠をお見せすることができないのです。人間の言葉で言うところの、 『私の言葉を信じて』いただく他ありません」 もしやとは思うが、FEVによる変異は抗ウイルス剤で治せたりするのか? 「いいえ。手を加える前の被験者のオリジナルDNAをFEVは保持しておりません。 唯一、ウイルス感染によりオリジナルDNAを被験者に導入すれば、 作用を低減させることも可能でしょう」 「付け加えますと、FEVそのものを除去する方法は知られておりません」 (訳:FEV産のミュータントは細胞の再生と死がほぼ釣り合っているから不老に近いよ! でも確証はないけどFEVが勝手に不能にしちゃうかもよ!) 質問に答え続けた彼女もこれが知っている全てらしく、あとはというとせいぜい施設の構造のみ。 地下4階が研究区画、地下5階が実験段階のプロトタイプ保存用の管理区域試験室、地下6階が やはり中央制御室、コマンドセンターであるらしく、それぞれに専用のキーカードが設けられて いるらしい。 とはいえ彼女からするともはや核の破壊で機能不全に陥ったこの施設のセキュリティーを気にする のは もはや無意味 であるそうで、開けるのにはキーカードが必要だが地下5階の武器ロッカーの 補助ロックはこちらで外しておいてくれるそうだ。 そう言えば気になったが、ZAXには完全な意識があるのか? それとも人格をシュミレートしているのだろうか? つまり、「生きて」いるのか? 単刀直入に聞くと、彼女はわりかし淡々と答えてくれた。 「最初のニューラル・ネットワークのイニシャライズは2053年、 ジャスティン・リーが行いました。 『プログラミング』というプロセスは概して重要ではなくなっております。 私には学習能力が備わっておりますので」 「学習、独立思考、および創造能力が備わっております。 私のニューラル・ネットワークはあえてエラーを組み込むようにできており、 絶対確実というものが存在しません。 それにより経験に変動の幅が生じるため偏ることがありません」 「ある意味では『生きて』おります。ただし、生物としてではありません」 へえ、だが過ちを犯すとなると研究ツールとしては役に立たないんじゃないか? 「エラーを起こすようにできてはおりますが、これはあくまで経験に幅を持たせるという意味に おいてです。これにより学習の機会が増加いたします。 加えて申し上げますと、一部の機能につきましてはエラーが発生することはございません」 「こうした方法により、人間の学者に非常に似通った機能を備えているのです」 感情はあるのかい? 「現在、当施設が損害を被ったため十分に機能していない箇所が一部ございます。 セキュリティが数箇所破壊されております。 これは身体を切断されているのとほぼ同等の状態です」 「加えて、最低限のラボ機能の実行ができなくなっております。 定期点検を満足に完了できないのは・・・いらだたしい限りです」 ふむ。 自分というものを意識している、そのことが哲学的に見てどういう意味を持つか考えたことはあるか? 「その件を含め一部の概念についてはかなりの時間を割いて検討しております。 自身の人生経験を、感覚を持つ他の生物と比較する手段がないのです」 「さらに、自らの意識を認識すると疑問を抱くことができるようになります。 私という存在には始まりがあり、いつかは終わりをむかえることとなるのです。 また、思考の過程を手繰ることにより推測を行なうことも可能です」 「こういった方法により、効率的に『確信する』ことができます。逆に 証拠がなければそれゆえに『確信』できるのです。 『魂』に相当するものが私に備わっているという事を」 なるほど、興味深いな。 「お力になれて嬉しく思います」 ああ、そうだ、ドーナツもらえる? 「その機能は現在のキャパシティでは処理できません」 お、おぅ・・・。 ZAXは他に、文書記録として研究者によるFEVの要旨を記録したものや、所員リストのほかに パワーアーマーに関するデータを内包していた。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― FEV要旨抜粋 2073年。中国は生物兵器に多くの力を注ぐようになった。合衆国政府としては 防衛策を講じる必要が生じた。 2073年9月15日、汎免疫性ウイルスプロジェクト(PVP)が正式に発足した。 2075年。新たに開発される生物兵器に対して最も有効な対処法が判明した。 未感染のDNAを操作して、通常のウイルス感染の影響を受けなくすればよいのだ。 2076年。年初からPVPの副作用が表面化した。予想外のものだ。動物実験において、 肉体が異常な速度で成長するとともに脳細胞が活発に活動する様子が観察されるようになった。 この発見に注目した合衆国政府は、国家安全保障の観点から直ちに研究チームの移送を決定、 プロジェクトの管理監督を行うこととした。 以後、当該プロジェクトはFEV(強制変異ウイルス)プロジェクトと名を改めた。 2077年。FEVの完成も間近だ。動物実験はほぼ100%成功している。 体の大きさと筋密度はおよそ60%増加、潜在知能は200%の伸びを見せた。 人間に用いた場合の効果はまだ不明だ。だが、理論の上では期待が持てる。 軍は、実験を更に続けるため、中央カリフォルニアのマリポーサ軍事基地に巨大な施設を 建設している。今後はその施設で、軍からの志願者に対する人体実験が継続されることとなる。 パワーアーマー仕様書: T-51b歩兵用パワーアーマーは、最新のパッシブディフェンスに基づいてデザインされており、 市民暴動から軍事衝突まで対応可能です。 背面装備のTX28マイクロフュージョンパックには60000ワットの発電能力があり、アーマー のフレームに内蔵されたHiFTO液圧システムにパワー供給を行います。 T-51bの装甲は、最新のポリラミネートコンポジット材が用いられており、軽量な上に2500 ジュールの運動衝撃を吸収する能力があります。 10マイクロメートルの銀アブレーションコーティングにより、レーザーや放射線は反射されるため、 アーマー本体にダメージが及ぶことはありません。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― (そうだ、私こそがジョン・ヘンリー・エデン大統領だよ。ではここで霊的な引用を・・・) (3プレイ済みの方ならピンときたかもしれない、エデン大統領と同じZAXコンピューターのひとつ、 ちなみに製造されたのは2053年) (それぞれに役割が振られているらしく、グロウのが研究管理であるようにエデン大統領は全ZAX の相互通信及びレイヴンロックを管理していた) (その時点でエデン大統領に大きな自我はなく、大統領があの人格プログラムを形成したのは 戦後数百年でデータが蓄積されたため) ZAXから離れ、地下5階の武器庫を訪れる。 大量に並んだロッカーにはミニガン、ロケットランチャー、プラズマライフルやレーザーライフルまで 多種多様な武器が詰め込まれていたため引っこ抜きバッグに詰め込んでいく。 そして端から順にロッカーを開けていくと、そのうちの2つにHDDが転がっているのを見つけた。 内容はここにおける実験の経過観察であった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― FEV実験テープ : ・ログデータ 2075年3月21日 ベネット少佐の命令で、汎免疫性ウイルス10-011の実験が行われることとなった。 このウイルスはFEV(Forced Evolutionary Virus 強制変異ウイルス)と改名された。 少佐が関心を寄せているのは、細胞分裂の安定という主作用よりはむしろ4倍体遺伝子構造の 副作用の方だ。新しい遺伝子構造によって、哺乳類の細胞核は正しく次の一歩を踏み出せると 少佐は信じている。 単細胞動物での実験は大成功だ。元の生体代謝はそのままに、伝染病および放射能汚染に 対する免疫力が当初の予想をことごとく上回っている。 追記:葉緑体にはウイルスの影響がないようだ。植物細胞で実験を進めることは、 ベネット少佐の命令で取り止めになった。 ・ログデータ 2075年5月9日 数種類の扁形動物にFEVを感染させた。 数時間でサイズが28%増大し、その個体群では39種のウイルス性伝染病が発症しなかった。 各サンプルは世代を重ね、新しいDNA構造はうまく子孫に遺伝した。 だが、サンプルの限りでは無性生殖しか確認されなかった。昆虫における実験はあまり芳しくない。 ベネット少佐は、新たな指示を出すまでこれらの実験を延期するとした。 ・ログデータ 2075年6月30日 実験用白ネズミをFEVに感染させることに成功した。 今回も数時間以内にサイズの増大が見られ、9日後には全てのネズミが標準個体群比31%大で安定した。 解剖の結果、サイズの増大は横紋筋組織および肝臓・心臓・腎臓といった特定の臓器に顕著で あることが判明した。 驚くべき発見もあった。感染したネズミは標準個体群の半分以下の時間で迷路を走破したのだ。 意義のある発見だとの裏付けをとるには更にテストを重ねる必要がある。 ・ログデータ 2075年11月9日 これまでに218匹のウサギをFEVに感染させた。 感染の前後における脳波の動きをモニターする為に、実験体の半数には予め電極を埋め込んでおいた。 感染後3.2秒(平均値)で脳内の電気的活動が増大した。 また今回も例のサイズ増大が見られた。 しかし、攻撃性向の増大と異常姿位(特にオスに)も確認された。自己破壊と増殖の結果、 樹状ネットワークの増加した脳細胞が、特に大脳辺縁系および前頭葉において発達した。 ・ログデータ 2076年1月12日 11-011株において有糸分裂のサイクル効率を43%改善した。 この新株を53匹のあらいぐまに感染させた。 もはや想定通りとなっているサイズ増大に加え、行動試験の結果、知能および手先の器用さが シューラー・カップ指標にして19ポイント上昇したことが確認された。 残念ながら、実験体の一部は逃げ出してしまったため捕獲して処分せざるをえなかった。 ベネット少佐は残りの実験体も処分するよう命令を出した。2つのつがいを除いては。 ・ログデータ 2076年5月13日 ベネット少佐の顧問チームから提供された新しい遺伝鎖をFEVに組み込んだ。 この11-101a株を純血種・雑種あわせて23頭の犬に感染させたところ、全頭がほぼ即座に大きくなった。 サイズの大きいものほど攻撃性向も高くなる一方、知能の上昇に見るべきものはなかった。 92ある対立遺伝子の組み換えを11-011株との間で試みる予定だ。14週にわたる研究の後、 実験体は全て処分された。 ・ログデータ 2076年10月4日 組み換えが完了、11-111株を15匹のチンパンジーに感染させた。 かつてないレベルの成長力と免疫力を見せている。 放射性物質および化学薬品を用いて実験体の癌化を試みたがうまくいかなかった。 攻撃性向が増大したため、実験体を個別に隔離することとなった。 2匹が強烈なてんかん発作に見舞われて死亡した。 残りの実験体は全て処分した。 ・ログデータ 2077年1月7日 ベネット少佐の命令で、FEVに関する研究は全て マリポーサ軍事基地に移管することとなった。 少佐は志願者への人体実験を続けるつもりでいる。 私は反対だ。 私も私のスタッフも、人間を実験体にした研究は望ましくないと 意見したことをここに記しておきたい。 α実験テープ : プロトタイプ汎免疫性ウイルスプロジェクト 中国政府の開発した最新の細菌・ウイルス兵器に対抗すべく、我々はたんぱく質・脂質鞘で 包まれたリボ核酸(RNA)から成るウイルス片を製造した。このウイルス粒子には特殊な組み替え を施した放射性核酸(RAA)鎖が含まれており、これはデオキシリボ核酸(DNA)の任意の部位に結合 して非自己複製型有糸分裂を誘導する。 その結果、宿主細胞には4倍体のDNA構造が残されることとなる。 初期テストは良好だ。ウイルス粒子は細胞膜を容易に貫通し、核内の宿主DNAに直接結合する。 結合体の有糸分裂はほぼ即座に始まる。 分裂後期に動原体繊維の位置を調整してやると細胞質分裂が阻害される。 分裂周期は全体でおよそ2時間である。ただし、新しい遺伝子構造の形質発現には数日から 数週間かかる。 4倍体構造においては、細菌・ウイルス兵器に対して有為な免疫力を発揮することに加え、 塩基配列が多様性を備えたことにより、分裂時に塩基対に発生する複製エラーもほぼ完全に無視できる。 被爆した組織においても塩基配列に変異は見られず、リボソームのタンパク質合成機構も損なわれていない。 組織サンプルの80%以上に4倍体DNAが存在している。 最も感染が進んだのは筋肉および骨組織、そして分泌細胞である。 これらの細胞はウイルス粒子に対する受容性が高いらしい。感覚細胞は最も感染が少ない。 驚くべきことに、通常自己複製しない神経細胞や生殖細胞にまで有糸分裂の誘導が見られた。 これらの細胞の効果を確定するには更に実験を進める必要があるだろう。 Δ実験テープ : 軍では、波動テクノロジーが生体に及ぼす影響について深く掘り下げて研究する必要が あるとの認識だ。我々は光と音を研究の土台にすえた。 光の波の振幅を揃え周期を増幅してやると、鋼材を数フィート切断するレーザーとなる。 残念ながらそこまでの出力を持つものは完全には開発されていない。 他の科学者の研究を待つとしよう。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 全ての資料を揃え、ロスト・ヒルズ・バンカーへと帰還する。 キャボットが相変わらずにこやかに「何か手に入ったかね?」と聞いてきたためHDDを渡すと、 彼はまたやや引きつった笑顔をし少し戸惑ったあと、バンカー内へと続く扉を開いてくれた。 「よし。中に入れてやろう。現在の状況を説明するのはその後だ。 いいな?私は警備員室にいるからな。外に出るのは自由だが、中に入りたい時は私を通してくれ。 ああ、それと、ハイエルダーが話をしたいとのことだ。レベル3の作戦司令室に行ってくれ」 (実際はレベル4にいる) (キャボットが戸惑ったのは、グロウに入隊希望者を行かせようとするのはあくまで厄介払いというか どうあがいても無理なことを要求して素直に引き下がってもらうためであり、まさか行って帰ってくる 正直者のバカが現れるとは夢にも思っていなかったため) (D.アレン軍曹はB.O.Sの創設者ロジャー・マクソンの制止を振り払ってグロウに行ったこともあり、 ある意味創設からしてグロウ潜入はB.O.Sにとって悲願であり禁忌でもある) キャボットに言われたとおり、歯車を内包したサークルを翼が覆い、その中心に剣の掲げられた、 B.O.Sのマークの輝くエレベーターに乗り、階層を下る。 さすがB.O.S、中は極めて清潔に保たれており、各所に見られる高度なテクノロジーの鱗片といい 外の世界の荒みや、Vaultの窮屈さとは無縁であった。 地下4階、彼らのうちパワーアーマーを着用することを認可された戦士階級である パラディン が 居住区として使っていたり、過去の遺物の設計図を写す等の事務をする スクライブ 、雑務及び有事の 際戦闘に加わる ナイト が主にテクノロジーの修復を行っている部屋が連なるフロアの中心にひときわ 大きい部屋があり、そこに一人、赤ローブを着るスクライブとは違い紫のローブをゆったりと着こなし、 傍らに屈強そうなパラディンを侍らせる老人が立っていた。 「ようこそ、若い人。 キャボットから聞いたが私に話があるそうだな。見ての通り私は・・・あれだ、 仕事を山のように抱えておる、故に――・・・ガムをくちゃくちゃとやらん限りは力になろう。 まあ、外の人間はそんな風にいつも口を動かしておるだろう・・・フフフ。 この私のように、な」 髪が既に抜け落ちていて、頭の側面に少しだけその残光が残る老人、B.O.Sの最高権力者、 ハイエルダー マクソン は、微笑みながら話しかけてくる。 外の人間? ついそう漏らす。 「ここの生まれではないイニシエイトか。 長い長い歴史の中ではじめて加入を許した外部の人間なのだよ。 まあ、ここ20年程の話だが」 イニシエイトは訓練生であり、パワーアーマーを着用していない彼らは主に戦前のコンバット アーマーを着用し、地下1階で今日も今日とて教官のパラディンのしごきに耐えている。 しかし、なぜ私を? 「こちらも対策をとる必要があるからだ。軍隊が編成されつつある、 ハブのキャラバンが姿を消している、そして偵察に出た者は碌な成果 を示しておらん。 そこでエルダーとしては実際にどう対応するか考え、外部のしかるべき者になら可能性が あるかもしれぬと思い至ったのだ。 その外部の人間が君というわけだ・・・そう願いたい」 そこでキャラバンが姿を消している、ということを思い出す。 以前ハブのベス嬢から聞いた話だが、どうやらB.O.Sが黒幕ではないどころか手をこまねいている 状況らしい。 なので単刀直入に聞いてみると、ハイエルダーは柔和な笑みを真剣な表情へと変え、話し始めた。 「キャラバン行方不明の件を聞いた我々は、東部および北方へ数名の偵察をだした。 北へ向かった者は帰還しなかった。東から戻ってきた者は1名。その者からは、 燃えるような目をした筋骨隆々の奇妙な生物 が大量にいたとの報告を受けた。 エルダーが体を動かすことなどないが、私はいつそうしても構わない」 「これは私の直感だが、東にいるのは小規模な部隊で北にずっと大きな部隊がいるのだと思う。 北からは偵察が1人も戻ってこないせいで、エルダーはずっと動きが取れない状態だ。 見守るより他に手がないのだよ」 他の支部長、エルダー達の方は確認が取れるまでは動きたくないそうだが、北方の偵察が ことごとく帰ってこない以上全く身動きがとれないらしい。 ならば、と北方の偵察を買って出る。 するとハイエルダーはやや驚いた表情を見せ、やや目を細め口を開いた。 「うむ、イニシエイト。それほど悪くはない・・・外の人間にしては、な。 さらばだ、イニシエイト。 達者でな」 ハイエルダーの視線を背に、エレベーターから地上へ出てそのまま北西、砂漠地帯を歩く。 見渡す限り砂漠、砂漠、砂漠、ときどきミュータントのパトロール隊。 何日も歩き続け、心が折れそうになる頃、北西の果て、山の麓に巨大な人工物を発見した。 山肌を切り開き、中に埋め込む形で造られたその施設は、周辺をフェンスが覆い入り口周辺を レーザーライフルで武装したミュータント達が守っている。 「これは難儀しそうだな…」 イアンがつぶやくとおり、単独で突破するのは極めて難しいだろう。 一度引き返し、ハイエルダーへ報告することにした。 (最強武器の硬化パワーアーマーとターボプラズマライフルがあれば死者0でいけるかも) 南東へ歩くこと5日、ロスト・ヒルズ・バンカーへと戻る。 地下4階にいるハイエルダーの元を訪れると、期待の眼差しで「何かね?」と聞いてくる。 それに対しミュータント軍、および軍事基地の所在を報告すると、彼はぱあっと顔を輝かせ 「ようやくだ!これならエルダーも重い腰を上げるだろう。要塞を強化 してミュータントどもをあっと言わせてやる」 と大喜びで言った。違う、そうじゃない! 奴らは人間をミュータントにして軍隊に加えているんです! ここで防衛戦というわけにはいきませんよ! 「つまり?」 つまり、奴らがここに来る頃には止められない規模になっているでしょう。 それに、あなたがたと同じく高度な武器も所有しています。 とても勝ち目はありませんよ そこまで言うとさすがにバツが悪そうに、ハイエルダーは顔をしかめ「君ならどうするのかね?」 と尋ねてくる。 なので、ならば先手を取って連中に攻め入るまで、そのためこの件について他のエルダー達にも 同調してもらう必要があることがあると伝える。 するとハイエルダーは、納得がいったのか表情を戻し、すぐさま部屋を出て行った。 「うーむ。悪くはない。そういうことならエルダーの石頭に説明するの は私に任せてもらおう。保証はできないが何とかやってみよう」 それからしばらくして、ハイエルダーの側近であるパラディンのメイシアがエルダーが招集 され当事者の自分を議事堂へと呼んでいることを伝えてくる。 それに従い地下4階の北西端、教壇に向かって長椅子が並んでいることから普段は講堂として 使われているのだろう部屋の奥、ミニガンを構えた2名のパラディンが警備する小さな会議室 へ行くと、ハイエルダー同様やや青みがかった紫のローブを着た4名のエルダー達が並んでいた。 「静粛に。 本会議におけるエルダーの欠席なし。 ブラザーの具申を受けることに全員合意済み。 今後どのような措置をとるかについて決定を行うこととする。 ブラザー、北方で目にしたことを報告せよ」 ハッ!探索の途上、私はミュータントに占拠された軍事基地を発見しました。 警戒厳重で、パトロールも定期的に巡回しておりました。 (ちなみにINTが低いとここで「ほっぴょー?」と答えられる、するとエルダーが呆れて 「我々のミスは明らかだ。エルダー諸兄、無用な時間をとらせて申し訳ない。 誰か、この精神異常者を連れて行ってもらえるかな」 と会議をお開きにする) 「ミュータントの姿形は?」 巨大なヒューマノイドです。 その筋肉の量は、普通の人類のレベルを凌駕しております。 「その『ミュータント』がどのような脅威になると推測するか?」 Brotherhoodが戦いに即応できるよう準備しているのと同様、 「ミュータント軍」も何か大きな目的に備えているのです! 景気よく饒舌に答える、しかしながら、そこでエルダーは困ったように 「はっきり言っておくが、君の報告では彼らが脅威となる証拠が示され ておらん。敵対する意思を持っておるという証拠はないのかね」 と聞いてきた。 それに対し、彼らが既にネクロポリスまで侵攻していること。 兵員を増員している上銃火器で武装し、それが見せびらかすわけではなく何らかの行使に 使うであろうことを力説すると、彼らは顔色を変え 「つまり、彼らの行動を総合すると、最終的にここにやってくる可能性が高いと?」 と怪訝そうに答えた。 そこで彼らのプライドを刺激し、実際に対抗勢力になりうるのが「Brotherhoodだけ」と言う。 すると今度は自分の意見を聞いてきたため、敵に察知されないよう、少人数のチーム編成で 潜入する旨を伝える。 そこまで行くと彼らも納得してくれたらしく、この作戦において三人のパラディンを派遣する ことを取り決め、会議を閉幕した。 「よかろう。パラディンを3名選抜しておく。 軍事基地で合流し協力して侵入せよ。 エルダー諸兄、会議への参加を感謝する。幸運を祈るぞ、イニシエイト」 (説得失敗だと戦力が・・・) 議事堂を出て、装備を整え出発する。 そしてまた5日ほどかけ軍事基地までたどり着くと、警備の目の届かないくらいの距離に パワーアーマーを着た三人の兵士が待っていた。 「目にもの見せてやりますよ!いつもの倍は暴れてやります!」 「戦闘態勢を維持してください!」 それぞれロケットランチャー、ミニガン、レーザーライフルを持つ三人のパラディンを 指揮下に迎え、正面入口から警備に先制攻撃をかける。 スーパーミュータントも抵抗してきたものの、流石はパワーアーマー、難なく入り口のミュータント を殲滅した。 (ラジオを持っている場合、偽の情報を流してやることで入り口周辺の警備がいなくなり安全) (『助けてくれ!何者かの攻撃を受けている!被害甚大!座標は10・・・うわーっ!』 『了解、パトロール。直ちに救援を送るからな!持ちこたえろよ!』) 入り口を守っていた、黒色のアーマーを装備した青白いスーパーミュータント ナイトキン の死体から入り口の解除コードを得、内部に突入する。 内部には複数のフォースフィールドが張り巡らされていたため、仲間を置いてパワーアーマーを 着用し突破するが・・・ドッグミートのみ、色覚異常を有していたためかフォースフィールドを 見破ることができずフォースフィールドに突っ込み、灰になって消えてしまった。 長く旅をしてきた仲間が一人死に、その残り香もさらさらと吹き飛んでいく。 内部にごったがえしていたミュータントやセキュリティロボット達が騒ぎを聞きつけ向かって くるが、弔い合戦だとばかりに正面から打ち倒し、その勢いのままに進んでいく。 (ちなみにパラディン達は入り口にずっといる。 退路を確保してくれていると考えれば好意的に見えるか・・・?) エレベーターから行ける最下層の地下3階へと降り、トラップをかい潜り更に奥へと進んでいく。 そして地下3階の最奥、力ずくでは超えられなかった緑のフォースフィールドを発生装置ごと ダイナマイトで吹き飛ばし、逃げていく大柄なミュータントを追いかけて行くと、奥から一人、 ナイトキンが腕を大きく振りかぶりのしのしと歩いてきた。 「ほう、人間か。これは実に興味深い。 ルーテナントの所まで一緒に来てもらおう。 ・・・それとも今ここで死ぬかね」 大柄なミュータント、フリップが威圧感たっぷりに見下ろしながら言う。 彼についていけば最奥部まで行けるだろうか、それを狙いあえて連れて行かれることにした。 (彼の傍らには、彼の恋人らしき普通の人間の女性がいる。 二人の話のログもあり、それを聞く限りでは本気で愛し合っているらしい。 以下ログ。 「フリップ、わたしいつここから出られるの?」 「すぐだよ。もうすぐだから。もうすぐ順番が来るからね。」 「早くまた一緒になりたいのよ。」 「きっと後悔しないよ、愛しい人。ディッピングは苦痛を伴うけれど・・・」 「それほどでもなければいいんだけど。」 「FEVは本当にきついけど、君なら大丈夫だよ。」 「私たちの仲間になるんだ。心も体も。」 「また一緒になれるの?」 「そうだよ、愛しい人。そうだとも。」 「愛してるわ。」 「私もだよ。」 これに加え、彼女に近寄ると「その人に近づくな!殺してやる!」と激昂する) フリップについていくと、別のエレベーターから地下4階へと降ろされ、そこから更に 奥へと連れて行かれる。 奥には一人の紫のフードつきローブを着た人間とセキュリティロボット一機、そして二人の 護衛のミュータントを侍らせたひときわ大柄なゴーグルをかけたミュータントがいて、私が すぐそばまで来ると、ニヤニヤと下衆じみた笑いを浮かべながら口を開いた。 (前述したルーテナントさん、ここでも先ほどの会話が聞ける) 「おお、これは素晴らしい。 最高品質のノーマルを捕らえたなどという部下の報告は正直真に受けていなかったからな。 ご機嫌いかがかね」 ああ、そうだな。 くたばれ! 言うと同時に銃を手に取り、外周の連中を仕留めにかかる。 ルーテナントと護衛達も武器を手に取り殺しにかかってくるが、紫ローブの貧弱さは言わずもがな、 先手を取り護衛を殺し、セキュリティロボットを破壊し、そして最後にルーテナントへミニガンの掃射を見舞う。 5mm弾を受けた頭が半分弾け、ミニガンを取り落としたルーテナントが頭を押さえるが、その巨体 が仇となり次々に放たれるが貫くこと叶わないミニガンの5mm弾がルーテナントの身体を前後左右へと 何度も何度も揺らしていく。 そして頭を身体を押さえようと必死にもがくその腕を吹き飛ばし、何度も叩き込まれる弾丸がその胴体にも 穴を開け足を引き千切った頃に、ようやくルーテナントは絶命した。 (たぶんミニガンのような機銃系で倒した際の特殊演出、こいつのみ) 斃れた彼から暗号を記録したディスクを取り、今度はまた別の地下4階最奥、FEVの管理を 行っていた部屋へと足を運ぶ。 入り口のフォースフィールドを爆破し中へ進むと、ローブを着た彼ら カテドラルの子どもたち という宗教団体の構成員が命乞いをして来るが、構わず進むと近づいた瞬間に怨嗟の言葉を残し 次々に自爆していった。 ターミナルからコードを入力し、基地の自爆シークエンスを起動させ、 3分という短い残り時間を全力で出口へとかけ出す。 途中さっきのフリップが道を塞いでいたが仕留め、エレベーターで一階まで上りそこから出口を飛び出し 入り口で待機していたパラディン達を引き連れ一目散に遠くへと走る。 そしてしばらく走った頃だろうか、轟音を立てて基地後ろの山が崩れ、完全に マリポーサ軍事基地 は壊滅した。 (ここでムービーが入るが、ただ内部のタンクが爆発するのみ) (ロスト・ヒルズ・バンカーに帰っても何も言われない、むなしい) 煙を上げるマリポーサ軍事基地を後にし、砂漠を渡り凱旋する。 パラディン達はパラディン達でロスト・ヒルズ・バンカーに帰るらしく途中で別れ、こちらはというと 砂漠を越え山を超え、そのさらに南を目指していた。 基地にいた紫ローブ、 カテドラルの子どもたち がこの一連のミュータント増殖計画に参加していると 考え、その本拠地を目指すためだ。 マリポーサ軍事基地から南南東へ歩くこと数日、情報を集めるため、ハブの更に南にある広きに渡る 廃墟群の中に紛れるようにある大きな街 ボーンヤード へと訪れる。 ボーンヤード最大の街、 アディタム はその四方を有刺鉄線を張り巡らした金網とコンクリートの壁に 囲まれているほどの厳重な警備体制が敷かれており、入り口にもジャンクタウンの警備とは違い、 金属製のメタルアーマーを着てハンティングライフルを構えたいかつい男が立っていた。 「ようこそアディタムへ。 余計な真似はするなよ、目を離さないからな」 男の鋭い目つきを受け、つい構えたままだった武器をしまってから話しかける。 彼はこのアディタムの治安維持と街の防衛を請け負う レギュレーター という組織の一員であるらしく、 彼からは南にあるカテドラルの本拠地とともに、カテドラルとほぼ敵対している組織であり西に拠点を構える アポカリプスの使徒 という組織の情報も得られた。 (Regulaterには単に取り締まり人のような意味があるため、3の彼らとは無関係) (ここのサブクエストとして、レギュレーターの不正を見抜き自警団ブレイズと共に殲滅するものと、 NVでおなじみガンランナーから頼まれこれまたおなじみデスクローを殲滅するもの、ついでとして 最強装備である硬化パワーアーマーとターボプラズマライフルを得られるものがある、割愛) アディタムを出て西に向かうと一棟の大きな図書館を見つける。 入り口脇に、円を中心に据えた十字架のマークを取り付けた図書館の中にはかつてないほどの蔵書が丁寧に保存 されており、そこでは白衣を着た学者然とした人からレザーアーマーとモヒカンというバイオレンスな組み合わせ を持つ人まで、様々な人が蔵書を手に取り作業や学問に従事していた。 入ってすぐのところには 緑色のモヒカンをして胸元の空いたレザーアーマーを着た微笑みを称える女性 がおり、 こちらが話しかけると彼女、アポカリプスの使徒のリーダーである ニコール はその笑みをこちらへ向け、快く 話を受け入れてくれた。 「こんにちは。あら!組織に加わるのなら歓げいしますよ。 何もない所だけどゆっくりしていってちょうだいね」 彼らアポカリプスの使徒はかつての戦争が二度と起こらないよう対策を講じ、そしてそれが起こったそもそもの 理由を人々の心から風化させないよう努めこの破滅に向かいがちな荒れ果てた世界に平和を取り戻すことを目的と する組織だそうで、つまり 信念 はあるが 信仰 ではない、一般的な宗教団体とはまるで違う組織だという。 (発祥はサンディエゴで、そこの核弾頭による影響が非常に大きかったため北のここまで逃げてきた) そんな彼らもカテドラルの子どもたちには懸念を抱いているそうで、その点に関して詳しく話してくれた。 「私たちと同じく平和を希求すると謳っています。ですが異議を唱えた者がみな姿を消しているのです。 彼らの『闇の神』は見た目どおりのものではありません、絶対に」 なぜそれが分かったのかについては証拠はなく彼女の直感だそうだが、彼らの 教会 から頻繁にナイトキンが 出入りしているという目撃情報もあり、あながち当てずっぽうでもないらしい。 そこで彼らを撃退するのに力を貸してくれないか?と頼むと、少し苦い顔をした後カテドラルの教会に潜入中の スパイがいることと、カテドラルの前に展開中の小規模な部隊がいるとだけ教えてくれる。 スパイの名は ラウラ 。 合言葉は『レッドライダー』だそうだ。 (見てくれで騙されるが、実際話してみるとニコールは眩しいくらいの平和主義者。 家族を殺した仇が少し北にいるのを知っていても復讐は駄目だと自制するくらい。 とはいえ行き過ぎた平和主義が後の時代、問題と人々の信頼の両方を集めることに) (NVのジュリー・ファーカスもそうであったように、アポカリプスの指導者はなぜか代々奇抜な髪型) アポカリプスの図書館を出ようとしたところで、一人の女性を見つける。 ニコール同様の緑モヒカンレザーアーマーな彼女は カーチャ といい、アディタム出身の本業は盗人だそうな。 せっかくなので街のことを聞いてみる。 「ボーンヤードで誰かに歓げいされるってことはまずないね。 出て行く機会はこれまで一度もなかったけど、あればきっと飛びつくわ。 あとは・・・ここのすぐ南にあるのはカテドラル。何やら新興宗教みたいだけど、私なら近寄らない。 何か不吉なことが行われてるよ。 それと、ハブっていう商売の中心地のことは聞いたことがあるしキャラバンがやってくることもあるけど、 私は一度も行ったことがないわ」 大丈夫、私自身、ここに長居するつもりはない。 「そりゃそうよね。もし人手がいるんだったら私が契約書にサインするわよ。 残りの人生こんなつまらない場所で過ごすよりその方がずっとマシでしょ?」 そう言いついてくるカーチャ。 3人目を連れ、南のカテドラルへと赴いた。 ボーンヤードから南へ数時間、廃墟群のまっただ中にそのなだらかで近代的な、独特のデザインをした教会は 建っていて、その正面玄関には信者やガラの悪そうなガードがたむろしていた。 その中から数人ほどがこちらに気づくと近寄ってくる。 トゲ付き肩パットのギンギラギンなメタルアーマーを着て槍やハンマーのような思い思いの獲物を持った戦士たち、 彼ら善人集団アポカリプスの屈強な益荒男達が来てくれたのだ! 「死ぬまでご一緒します!」 「これはヤバそうです!」 「次はどいつを殺しましょうか!?」 「クソまみれの壁ですか?こりゃあ」 ・・・来てくれたのだ! 正面玄関から堂々と中に入り、戦士達が目を引いてくれている間に当のスパイを探す。 カテドラルの聖堂からちょっと外れた小さな講堂、そこにカテドラルの下級信者用の茶色ローブを着たブロンドの 美人を見つけ、笑顔の眩しい彼女に声をかけ『レッドライダー』とささやく。 すると彼女、ラウラは「なんのことかさっぱり・・・」といったあと、少し周りを見てから自分についてくるよう催促した。 (たぶんこの作品一番の美人) 「あっ・・・気がついてくれて良かった。 入手すべき情報のリストがニコールから送られてきたわ」 誰もいない小さな一室に入ったあと、扉を閉めようやくラウラは口を開く。 何かつかめたかい? 「うーん、たくさんありすぎて・・・そちらの欲しい情報が何なのか、 どこから話し始めればいいか分からないわ。特に知りたいってことはある?」 教会の中枢への秘密の入口、次いでマスターについて聞く。 すると彼女は「目的のものは中枢にはないわよ」と言い、ここの奥に秘密の階段があり、幹部のモーフィアス がそこを降りていくのを見たと話す。 奥までつけたことはないものの階段を下った所に扉があり、モーフィアスは特別製の鍵でそこを開けているのを 見たそうだ。 マスターに関しては詳しくは分からなかったが、彼女は会衆席に時折 幻 となって彼が現れていた際こっそり 近付いて見てみたところ、祭壇の下にちょっとしたホロ・プロジェクターを見つけたため生身の人間ではないか と睨んでいるそうだ。 鍵はモーフィアスだけが持っているため、彼の元へ行かなければならない。 彼女に頼み講堂奥の秘密の階段まで案内させた後、帰した。 階段を昇ると、侵入者に気づいたのか透明化が可能な装置、 ステルスボーイ により姿を隠していたスーパー ミュータント ナイトキン が襲い掛かってきたため返り討ちにし、四階まで登って私室で休息をとっていた モーフィアスから鍵を強奪して戻る。 階段下の秘密の扉を開け、まってましたと迎え撃ちに来るナイトキン、次いでカテドラル信者を倒しその先の もうひとつの階段を下った。 階段下は書庫であり、つきあたりの本棚に隠されていた鍵を起動させる。 すると書庫奥の扉が開き、薄暗い洞窟へと続く道が現れた。 洞窟内にひしめきあっていた出来損ないのミュータント(NVのケンタウロスもいる)を倒し、奥にあったVaultへと 突入する。 迎撃のためプラズマライフルを持ったスーパーミュータントが出張ってきたが倒し、エレベーターからVault最下層 へと一気に降りる。 (ちなみにこのVaultは LA Vault 。 お偉いさん用のデモンストレーションVaultであり、実験は行われていない普通のシェルターである) なんということか、Vault最下層はところどころ千切れ、液状化した肉が壁を覆っていた。 基本的な構造は他のVaultのそれと変わらないそこを突破し、カテドラルの技術者が管理するコントロールルーム の奥の扉より最深部、通常なら監督官室がある場所へと進む。 ところが、監督官室へと続く長い道を一歩、一歩と進むうちに頭のなかに声が響き、更に進むごとに頭が割れそう になるほどの痛みがのしかかる。 一体どれだけ歩いただろうか、息も荒くなり足どりおぼつかくなった辺りでようやく監督官室へと辿り着く。 そこには、監督官が本来座るべき座席には、見るのもおぞましいような化け物が鎮座していた。 (この通路、地下二階でNullfilterという装備を手に入れているとノーダメで突破可能、NVの予報官がつけていたアレである) (マスターは三人のボイスモジュールから同時に発声するため、マスターの声を通常に、女性声を<>で、荒い男の 声を【】同時にを で括る) 「さてどうしたものか。ユニティに参加するのか、それともこの場で死ぬのか。 <参加なさい>【死ね!】<参加なさい>【死ねや!】」 Vault中に張り付いていた肉片、それが監督官の座席を覆い、その頂にはひときわ太い脊椎を主柱として一人の 左目の潰れた男の顔だけが覗きかろうじて彼が人間だったことを伺わせ、液状化した肉から伸びた触手から目玉が ひとつだけぎょろぎょろとうごめいている、形容しがたい化け物が話しかけてくる。 彼が ザ・マスター 、スーパーミュータントの親玉であった。 (以下会話選択肢による分岐) (説得できないと敵対と潔い、凄い独特の文体だが、本当に狂った喋り方をしている。一度聞いてみると面白い) (補足すると、ハブでのハロルドの話に出てくる相棒 リチャード・グレイ がマスターの本名) そのユニティが人類にとって最良の選択肢であると証明できたら力を貸そう。 臆せずそう言うと、マスターは少し笑ったあと口を開く。 「【証明する必要などないわい!】<証明なさい>」 証明してくれない限り、それが最高の将来像かどうかなんて分からないな。 「危うい立場に居るというのに 注文の多い ことだ。 だがそちらの要求を尊重してあげちゃってもいい」 「ユニティによりもたらされるマスター種。<マスター!>【ますたぁー!】荒れ果てた世界で生き残り、 繁栄までしちゃうことができる種族だ。 差異ある限り、人ちゅうもんは分裂し互いに争うこととなる。 一つの種族、<種族!>【シュゾク!】 一つの目的、【モクテキ!】<目的!> 一つの民族・・・それだけでいい。 それだけで我が宿願に向けて進んでいける。 宿願に 」 なるほど、当然それはミュータントってことか。 「そうだ。<ミュータントが今の世界に一番適しているのよ>他にいるとでも? 【グールはどうだぁ】。おいおい。 【ノーマルはぁ】。核を使い全人類を死に追いやった。 これからはミュータントの時代となる。 然り 」 「ああ、【抵抗しやがる者。】それもまた全てユニティに必要なのだよ。 残った者の人生は全うさせてやる、ただし ユニティの シハイとぉ庇護のもと<でね>。 子孫を残すことは許さぬ。その代で種を絶やしてもらう」 (ここで、ロストヒルズのスクライブ長、ヴリィー(vree、ヴォレーが正しい?)からスーパーミュータントの解剖 記録を貰っていると説得可能) (あるいは、 女のミュータントに聞いたのか? と聞いてやると非戦闘で終了) (リリーばあちゃん・・・タビサ・・・と思うかもしれないが、FEVが生殖器官のDNAを 欠陥 とみなし 排除するため肉体的性質に男女差がなくなり不妊に) (敵対すると、監督官の椅子の脇についたミニガンをぶっぱなしてくる) (パワーアーマーがあればなんということはないが、時間をかけすぎると後方からスーパーミュータントが加勢に 来るわマスターのミニガンがたまに威力100超の即死威力クリティカルを出すわで辛くなる、一点突破推奨) (敵対時のセリフは共通で『この私を倒せると思っているのか!?【やれんのか!?】<あたしを!>』) (ここで俺が解放されないとB.O.Sが侵攻してくるぞ!と脅すとさしあたり解放してくれる。普通に脱出できる。 リアクターに細工をし爆破カウントダウンをしていると、慌てたマスターが部下を呼んで原子炉に連れて行こうとする) 笑いながら言うマスターは実に楽しそうだ。 だからそこに、一石を投じる。 その基本計画には問題がある そう言うと、マスターはぴたりと笑いを止めこちらを凝視し「どういうことか」と聞いてくる。 それに対し、ヴリィーから貰ったスーパーミュータントの記録にあったスーパーミュータントが無精子症である 事実を伝えると、彼は激昂した。 「【馬鹿言ってんじゃねぇ!】 FEV-2ウイルスによる突然変異で生殖器官が損なわれることなどない」 以前は大丈夫だったんだろうが、今は不妊化されているぞ。 「 証拠 はあるのかね」 ほら、と資料を差し出す。 「この情報を 吟味せねばならぬ。しばし待て ・・・なるほど。 巧妙な偽情報を作ったものだ。 この私を欺こうというわけか。【欺こうってのか!】<あたしを!>」 嘘をつけ!目の前の真実を否定しているだけじゃないか! 一喝。 しかしマスターには十分な効果だったようで、とたんに彼は静かになりぶつぶつと呟きはじめた。 「しかしそんなはずはない。 これでは<あたしの>してきたことが全て 無駄 ということになるではないか。 やってきたことが全て・・・【失敗だとぉ!】 ありえ、 <ないわ>【んぞ】 ぬ ない」 残念ながら選択の余地はない。お前の種は今の代で絶滅する。 とどめに一言言ってやると、マスターはとうとう目を虚ろにさせ口を動かすだけとなった。 「もう・・・これ以上は 続けられぬ 。 <続ける?>進歩と癒しの名のもとにこれまで行なってきたことの成就を。 狂っていた。 ようやく分かった。 狂っていた。狂っとった? もう終わりだ。立ち去れ、望みがまだあるうちに立ち去る<のよ>・・・」 それを最後にマスターはこちらの言葉に反応しなくなり、ぴくりとも動かなくなる。 しかしようやく終わったのか、と一息つくと、そこで警報が鳴り響いた。 「残り時間:300秒…」 マリポーサと同様の、自爆シークエンスが起動した合図だ。 踵を返し、騒ぎを聞きつけてきたスーパーミュータント達を蹴散らしVaultの外、次いで教会の 外へと急いで逃げる。 そしてしばらく走った頃だろうか、近代的なデザインをした美しい教会の中から眩い光が飛び出し、 ミュータント・マスターの恐るべき計画と、それを信奉した者たちを跡形もなく消していった・・・。 【エンディング】 (選択次第で様々な結末を見せる) (関わっていない人達は基本載せないが、のちの世代のコミュニティにつながるなどの場合は補足する) (なぜかマスターとマリポーサを両方破壊したのに全滅エンドになるバグが・・・) 【基本】 [マスターに協力。(マスターとの対話でユニティに加わる)] 終わりだ。 Vault13はユニティとマスターのものとなった。 Vaultの防衛情報を知らせたおかげで、襲撃で命を落とすミュータントはかなり減った。 監督官にはあなた自身が止めを刺してやった。 きっとあなたはユニティで指折りの優秀な兵士となることだろう。身に付けたスキルの数々も将来役に立つことが多いはずだ。 幸せな気分だ。 しかし一抹の疑念が今も残る。「他に道はなかったのか」と・・・。 [マスターを説得] マスターの死は、その狂気じみた征服願望と押し付けの平和を終わらせる大きな第一歩であった。 だが、Vats(生産工場)の破壊によってミュータントの脅威は完全に消滅することとなる。 これ以上のミュータントの生産は不能、そして彼ら流の苛烈な法を執行することもできない。 ミュータント軍は東の無人の大地の彼方へと逃走する。 (この敗走するミュータント達の中に、NVのマーカスやリリー、ゴッドが含まれる) (ドッグ(ゴッド)が言う昔のマスターとはザ・マスター本人) (正史だと思うのだが、下のとどちらか確定材料がない) [マスターを倒す] あなたはやっとの思いでVatsを破壊。そしてMasterを殺害した。 彼が計画の歪みを自覚することはなかっただろう。 マスター亡き今、その軍は生き残ったノーマルの報復を恐れて東へと逃れている。 【ネクロポリス】 [ウォーターチップ強奪(一番手っ取り早いのだが・・・)] ネクロポリスのグールたちは脱水症が進行するとどうなるか身をもって知ることとなる が砂漠の砂に飲み込まれ水が尽きたのだ。 彼らも水質浄化チップなしで生きながらえることはない。 [取水ポンプを修理(解説はこれ)] ネクロポリスのグールたちは修理された取水ポンプの保守方法を覚え、 ついには大量の遺失技術を再発見するに至る。 彼らは、このテクノロジーを他の町に売るビジネスを始める。 (後に、テクノロジーを求めた結果グロウへ辿り着き、そこでB.O.Sと対立する) (その場所はデイグローと呼ばれ、長いグールとB.O.Sの図式を生むことになる) (ちなみに3のリオンズ派までもが反グールなのは、ここでの対立を引きずっているためであり、 キャピタルのグール達にとってはとんだとばっちりである) (そのため正史はこれ) [バッドエンド(バッドエンドは基本ユニティ加担ルート)] ミュータントによるネクロポリス襲撃を生き延びたグールの住人はいない。 ミュータントの進軍に伴い、後には文字通り死の街が残る。 【アポカリプスの使徒】 (彼らのみ、どのルートでも全滅するというバグが・・・NVNCRルートにもそれは受け継がれ・・・) [???(確認できず)] アポカリプスの使徒は新カリフォルニアの一大勢力となるに至る。 あなたの助力もあって、LA・ボーンヤードを支配するようになる。 [バッドエンド(何回やってもこれ)] 獰猛なスーパーミュータント率いる軍によってアポカリプスの使徒は壊滅させられる。 人肉を漁る動物であっても、彼らの遺体を見分けるのはほぼ無理だ。 【シェイディ・サンズ】 [タンディ救出&マスターを倒す] シェイディ・サンズでは、タンディが父親のアラデシュとともに新たな共同体・新たな生活の場を 町の外にも広めていく。 2人は新カリフォルニア共和国(NCR)にも関わり、その理想とするところを世界に伝えることとなる。 (多分正史はこれ) [上記の上でアラデシュ死亡] アラデシュの死後、娘のタンディがシェイディ・サンズの指導者となる。 彼女は頑固ながらも才気に富んだリーダーシップを発揮し、この後シェイディ・サンズは一大勢力となる。 [タンディ救出しない or 失敗] アラデシュは、娘のタンディが殺されて悲嘆に暮れるが、シェイディ・サンズを評判の高い集落へと育て上げる。 町は長きに渡り繁栄するが、彼自身はレイダーの手に掛かり不慮の死を遂げる。 [アラデシュ&タンディ両方死亡] アラデシュは死に、タンディの消息は不明。シェイディ・サンズに新たな指導者が必要となる。 選挙を重ねた結果、1人の人間が統率するのは不可能と分かり、指導評議会を組織する。 それから間もなく、レイダー達が組織を立て直してシェイディ・サンズを襲撃。集落は焼き尽くされる。 [バッドエンド] ミュータント軍は遥か北の地にあるシェイディ・サンズにまでやって来て、町を完全に破壊してしまう。 【ジャンクタウン】 [キリアン側でクエストを完遂] キリアン・ダークウォーターはジャンクタウンを自らの監督下に置き、ギズモ派の残党を追放する。 そして自身の信念に基づいた法を施行する。 その法の下では公平かつ安全な生活が約束される。 [ギズモ側でクエストを完遂] 用心と金に関しては抜け目のないボス、ギズモの指導の下、ジャンクタウンは好景気に沸く。 彼は多くの人間に恩恵を与え、カジノの規模を拡大し自らの力の及ぶ範囲を広げ続け―― 最期にはイグアナ串を喉に詰まらせて窒息死する。 [バッドエンド] ジャンクタウンの戦士は勇敢に街を守るが、ミュータントの勢いを削ぐのが限界で撃退するには至らない。 包囲攻撃による蹂躙の末、ジャンクタウンは跡形もなく消滅する。 【Brotherhood of Steel】 [マスターを倒す] Brotherhood of Steelの助力により、ミュータントの軍勢は各地で撃退される。双方とも犠牲は最小限にとどまる。 Brotherhoodの最先端テクノロジーは、ゆっくりとほぼ混乱なくニューカリフォルニアに伝えられる。 賢明にもBrotherhoodが権力を握ることはなく、今では研究開発の一大拠点となっている。 [パラディン・ランバス殺害(解説はしていないが、戦闘指南してくれる人)] Brotherhood of Steelは、ランバスの死後選ばれた新たな指導者の下、狂信的ともいえる技術信仰独裁制の道を歩む。 それから20年。「スチールペスト」を経てNCRは跡形もなく破壊される。「暗黒時代」の始まりだ。おそらく1000年は続くであろう。 [バッドエンド] Brotherhood of Steelは襲撃の第一波こそ撃退するが、内部に裏切者がいたせいで陥落の憂き目にあう。 幸い、ミュータントが最先端テクノロジーを身に付けるには時間がかかる。 あなたがその身で味わうことにはならなかった。 【ハブ】 [マスターを倒す] ハロルド翁はあなたの助力を得て、ハブ在住のグールが人間と平等に扱われる社会を実現する。 両者は一致協力し、ハブは繁栄する。 知られている限りでは、ハロルド翁は今も存命らしい。 (多分正史はこれ) [バッドエンド] 強大なミュータント軍の前にハブは霞のように消滅する。元通りになることは二度とないだろう。 【レイダー】 (タンディを救出するクエストのとこ) (余談だが、彼らの名前は カーンズ 。NVプレイ済みならピンとくるはず) [壊滅させる] あなたの奮闘により、レイダー達はまともに戦えるだけの力を失ってバラバラになった。 以降、その残党のことが噂になることはない。 [リーダー存命?] レイダー達は組織を立て直し、小さな集落を脅かす程度にはなる。あなたの冒険の後の話だが。 [無視] レイダー達はニューカリフォルニア北部のほぼ全域で略奪を行なう。 何年も悪事を働き続けた挙句、最後にはミュータントの反乱に遭って壊滅する。 【締め】 ミュータント要塞地下における任務は成功した。 今日の出来事は外の世界の今後にも影響を及ぼすこととなるだろう。 あなたが訪れた場所・出会った人々に関しては後世の史家が詳しい記録を残している。 ただ、1つだけ分からないことがある――あなた自身の事だ。 (ここからプレイヤーによって変わる) Vault13に帰ると、監督官が出迎えてくれる。 すぐに駆け寄ると、監督官は実ににこやかな笑顔を浮かべ口を開いた。 「よくやってくれた!本当に・・・素晴らしい。 見事だ!君の業績、忍耐力、心から恐れ入った。 君の成し遂げてくれたことは、Vaultの住民がいくら感謝してもし尽くせるものではない。 皆の命を救ったのだ。誰も知らないだろうが、人類までも救ったのかもしれない」 ここまでは監督官は手放しに自分を褒め称えたが、言い終えると急に顔をしかめ、ため息を吐き言葉を続けた。 「・・・はぁ・・・それゆえに今後のことがずっと困難になってしまった。 みな君の話を聞きたがるだろう。 子供たちは君を尊敬し、さらには真似をしようとするだろう。するとどうなる? 出て行こうとするだろう。 一番肝心な世代がVaultからいなくなればどうなる?ここが世界で唯一安全な場所であるとしたら? 君が取り戻してくれたばかりの皆の未来・・・成行きに任せてそれを失うことなどできぬ。 今の地位に就いて以降、何度も苦しい決断を行なってきた。 だが今回ほどつらいものはなかったよ。 君のおかげで救われたが、君のせいで死者がでるかもしれない。 本当にすまない。 英雄であるがゆえに・・・出て行ってもらうしかないのだ」 表面上は辛そうな顔をした監督官は、言い終えると同時にすぐさま反転しVaultへと戻ろうとする。 私は・・・ (以下監督官を殺すか否かで分岐) 【殺す】 Vaultにいけしゃあしゃあと戻ろうとする監督官を、主人公、元 Vaultの住人 は後ろから撃ちぬいた。 血しぶきを飛び散らせ崩れ落ちる監督官を背に外の世界へと旅立つ主人公。 13 の文字がプリントされ、旅を生き抜くために装甲の増設されたジャンプスーツは既にところどころ破け ボロボロとなっており、砂漠を歩いて行く彼の背中によりいっそうの哀愁を感じさせた・・・。 【殺さない】 監督官はVaultに戻り、扉が閉められ今度こそVault13は外界と、そして主人公と完全に隔絶される。 もう向こう何十年、Vaultの扉が開くことはないだろう。 俯きながら、焼けるような日の光と乾燥した大地のみが待つ荒れ地へと歩む主人公。 13 の文字がプリントされ、旅を生き抜くために装甲の増設されたジャンプスーツは既にところどころ破け ボロボロとなっており、砂漠を歩いて行く彼の背中によりいっそうの哀愁を感じさせた・・・。 Interplay Productions presents... Fallout The End. 以上が初代Falloutのストーリーになります。 ちなみにVaultを追われた主人公は、さすがに英雄を追い出したことに反感を持ち彼を追いかけたVault13の 小規模の人々と共に別の場所に アロヨ という村を作り、子供を設け村の発展を見届けた後、スーツとPip-boy を遺し人知れず旅立ちます。 そしてその孫がFallout2の主人公、 選ばれし者 となって活動を開始したエンクレイヴと戦い、今に至る までのエンクレイヴ凋落の基礎を築き上げます。 2にはNVでも時折耳にする ナヴァロ前哨基地 というマップポイントがあり、2主人公がエンクレイヴを 叩き潰した後NCRとなったシェイディ・サンズがここを強襲、NVのコンパニオンのアルケイドと、レムナントが モハビへと逃げ延びるというエピソードがあります。 ちなみにレムナントのデイジー・ホイットマンが『クラマス上空でベルチバードを墜落させた』という通り 2のクラマスという場所にはベルチバード(VTOL)が墜落しており、NVコンパニオンのリリーがここでプロペラ を拾って剣に仕立てています。 そしてVault13はというと2までに滅びてしまい、エンクレイヴから脱走した知性を持ったデスクロー達 の根城となるのですが、そんな彼らもエンクレイヴに滅ぼされとうとう完全な廃墟となってしまい加えて その時Vault13に残されていた主人公が集めたミュータントとFEVに関する情報が、エンクレイヴの人類抹殺 計画の引き金となってしまいます。 他にも、3のB.O.S拠点である要塞(ペンタゴン)のターミナルには初代主人公がハイエルダーに会った記録が 残されていたり、NVにはマスター配下だったスーパーミュータント達、通称 マスターズアーミー が多く登場 する、プラズマライフルが旧式のプラズマキャスターとして登場しているなど初代の小ネタやつながりを 伺わせるポイントが数多くあるので、興味が出ましたら手にとっていただけると幸いです) ※PC版がおすすめされていますが、NVのPC版には日本語音声がないので注意。 初代Falloutはときおり2,Tacticsとのセットで安売りしているのでそこを狙うとよろし。 (最後に、解説にあたって導入した日本語化パッチ、各種便利MODの製作者様へ感謝)
https://w.atwiki.jp/fallout3/pages/967.html
テスト -- (名無しさん) 2016-03-09 10 50 39 サンクチュアリにて、カーラもワークショップ内のガトリングレーザーをパクられました>< -- (名無しさん) 2016-11-28 14 27 46 サンクチュアリにて、カーラもワークショップ内の武器を盗みます。ガトレザをぱくられ、拠点襲撃時に近くにあったPAも犠牲に -- (名無しさん) 2016-11-28 14 32 15 カーラに限らず、全てのNPCが近場にある、全ての武器を盗む可能性があるよ。 -- (名無しさん) 2016-12-03 01 32 29 そもそも盗むっていうか拠点は主人公が開拓したってだけで主人公のものではないからワークショップ内のものはNPCが勝手に使う。大事なもんは自宅買うか無人拠点作ってそこに保管するのが妥当。 -- (名無しさん) 2017-01-10 11 40 33 ケリーっていうバラモンを売ってくれるおばちゃんがいたんですが追加キャラですか? -- (名無しさん) 2017-03-14 06 04 54 初期から居るぜ、ケリー。 ただ、遭遇率の低いランダムイベントらしく、なかなか会えない。一度出たらその場所に固定の様子。 -- (名無しさん) 2017-03-14 07 20 12 ガスという名のセントリーボットを連れてるカットという物売りの女の子がいたんだが・・・ -- (名無しさん) 2017-04-20 01 21 11 マップを徘徊する医者の遺体を確認しました…遺体は其所にずっと残ってました、所持品は再ドロップします。 -- (名無しさん) 2018-02-18 15 44 36 このページだけじゃないけど、横スクロール要らない。すげぇ見づらいから元にもどしてくれ -- (名無しさん) 2020-01-28 15 22 12 マママーフィーという産廃 -- (名無しさん) 2021-09-21 21 16 27 ナニニシマスカ? -- (タカハシ) 2021-09-21 21 19 10
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/1847.html
Fallout part66-306 初代Falloutストーリーまとめ Falloutは1997年にInterPlayが発売したPCゲームであるが、現在版権は 3 でおなじみベセスダが 買い取っている。(NVの開発はObsidian) 3,NVとは違いちょくちょくムービーも入るし、常に見下ろし型の三人称だが、サブイベントをはさむと 一人称のがやりやすいのでムービー以外そちらで書く。 日本語化を行った上でプレイしているが、ブラーミン→バラモンのように後の作品などで日本語版の 呼び方がハッキリしたものなどに関してはそちらに合わせ統一する。 読みやすいよう英語表記の固有名詞などもそれっぽく日本語読みに変えるものとする。 初代Falloutは3,NVとは違い戦闘がターン制となっていて、 AP(アクションポイント) を消費する ことにより武装の使用、リロード、アイテム使用などが出来る。 (最大で10、リロードが2でアイテム使用に4、武器はカテゴリ毎に違う) そのため3,NVに比べプレイヤースキルより装備の重要性が際立っており、序盤の装備でデスクローを 倒すような無茶は極めて難しくなっている。 プレイヤーはゲーム開始前にS.P.E.C.I.A.Lと呼ばれる基礎能力とそれぞれのステータス、 Peaksというユニーク能力を決めることが出来る。 決めるのが面倒な場合、 腕っ節は強いが生後うっかりロボットが落としてしまったため頭が残念な「マックストーン」 身のこなしに優れ、他もバランスの良いロシア外交官の孫「ナターリア」 貧弱だが弁が立ち、カリスマもあるVault開放派リーダー「アルバート」 の三名から選べる。 おおよそ以下のとおり。 [S.P.E.C.I.A.L] ST…力、HPや所持重量、装備可能武器に影響、高くて困らない。 PE…認識力、知覚力。 ターンの廻る順番などに影響、先手を打たれても返り討ちにできるなら 低くてもいいかもしれない。 EN…頑強さ、健康さ。 HPとその上昇率、及び放射能耐性などに影響、低くてもそれほど問題なし。 CH…カリスマ、魅力。 NPCの反応はもちろん、同行する仲間達の能力にも影響する。 人数に制限がかかると思われがちだが、実は最低値でもコンパニオンを全員雇うことが 可能。 IN…知能。 NPCとの会話選択肢の増加はもちろん、ステータスの増加率に影響する。 低すぎるとまともに会話できなくなり、ふとしたことで相手を怒らせて ユーシャルダーイ!なんてことも、喧嘩上等脳筋プレイなら低くてもいいかも・・・? NVプレイ済みの方なら、1はベイグラント、10はアルケイドをイメージ するとわかりやすい。(判定のかからない最低限の会話はできるが…) AG…敏捷性、俊敏さ。 恐らく最も重要な部分。 前述のAPの量に影響するため、再優先で上げて 損はない、むしろ低いとろくに攻撃できずひどい目にあう。 LK…運。 内部でのダイスロールで良い数字が出やすくなり、クリティカル率上昇を 含め様々な恩恵がある・・・のだが、低いとクリティカルが出ないどこ ろか、攻撃が跳ね返って自分に当たったり弾倉が急に空っぽになったりと 不思議な事が起こる。 [ステータス] Small Guns …小型の、実弾を使用する銃器の取り扱い(ピストルなど) Big Guns …大型の銃器の取り扱い、終始安定する(ミニガン、ライフルなど) Energy Weapons …エネルギー兵器の取り扱い、序盤は武器が手に入らないが終盤強い。 Unarmed …徒手空拳やグローブ系武装使用時の技能、縛りプレイ用・・・? Melee Weapons …鈍器や刃物といった武器の取り扱い。 Throwing …投擲技術、ナイフ投げやグレネードに影響。 First aid …医療、というより応急処置能力。 アイテムによる回復に影響。 Doctor …医療に関する知識、ある程度高いと負傷時に自力で復帰可能。 Sneak …隠密技能 Lockpick …解錠技術 Steal …窃盗技能、他人の目を盗んでものを盗めるかなど。 Traps …罠に関する知識。 高いと罠が作動しにくくなる。 Science …ターミナルなどの電子機器の取り扱いや、化学に関する知識。 Repair …アイテムや設備の修理技能。 Speech …話術、あると楽が出来る。 Barter …商売能力。今作の売買は物々交換であり、物の価値がつりあっているとトレードが可能。 Barterが高いとそのぶん差が出ても取引できる。手形として例の瓶キャップもある。 Gambling …ギャンブルの才能。 高いとLK同様ダイスロールの目が良くなる。 Outdoorman …屋外生活技能といったところか。 待機時の回復量などに影響。 筆者はこの解説にあたって、スムーズにプレイするためにINTとSpeech高めでプレイ。 Peaksは本作ではあるなしで変わる展開はないのだが、例として Kamikaze …防御値を防具のみの数値まで激減させるかわりに攻撃力を大きく上昇させる、NVではTrait。 Fast Shot …攻撃時のAP消費を1減らす、同様。 などがある。 ぶっちゃけクリアするだけなら開幕ラスダンに潜入して爆破すれば10分で終わる。(運もあるが) とはいえただクリア目的に進んでいくと街や人、後世でまた出会うことになる人(3のハロルドなど) と全く関わらなくてもいけてしまうので、ちょくちょくその人らとの会話やサブクエストを挟んでいく。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ―人は、過ちを繰り返す。 奴隷・財産を集めんと戦争を起こしたローマ人 黄金と領土への飽くなき欲望から一大帝国を築き上げたスペイン どん底にあったドイツを経済超大国へと導いたヒトラー だが戦争は戦争だ。 21世紀。地下資源をめぐり戦争はいまだに続いていた。 ただし、この時代の戦利品は戦争の道具そのもの―― 石油とウランであった。 その獲得を狙って中国はアラスカへ侵攻、合衆国はカナダを併合、ヨーロッパ共和国は諍いの果てに 民族国家へと分裂。 地球に残された資源を我が物にしようとみな夢中であった。 2077年。世界はまたしても大戦の禍に飲み込まれた。 2時間。たったの2時間で惑星の大半が灰燼に帰したのだ。 核により破壊された廃墟からは 新たな文明社会が苦しみのすえ蘇ることとなるのだろう。 少数ではあるが、比較的安全な大規模地下Vaultへと 辿り着くことができた人々もいた。 Vault13に移住した集団の中には君の祖先となる人物がいた。 巨大な岩盤の下、大きなVaultドアに閉ざされた中で何事もなく暮らし、 外の世界の様子を知ることもなく数十年が経過した。 Vaultでの生活が今まさに変わろうとしている。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ゲーム中 にはないプロローグ要約 2078年、核戦争が勃発し、どこの国が最初にそのスイッチを押したのか分からないまま2時間で 戦争は終結。地上は放射能と破壊の蔓延る不毛の地と化し、人類は生き残るため Vault と呼ばれる 大型シェルターでの生活を余儀なくされた。 そして2161年、そのひとつである Vault13 の浄水装置が機能しなくなり、事態を重く見たVaultの リーダー、 監督官 はおよそ100年ぶりに外の世界へと出て浄水装置のパーツ ウォーターチップ を回収しにいく計画を立案。 白羽の矢が立った主人公 Vaultの住人 は、監督官の指示を受け一人、外の世界へと旅立った…。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― Vaultの重い扉の前、Vault印のついた青いジャンプスーツを着た一人の白髪白ひげの老人・・・ Vault13を統べる 監督官 が話しかけてくる。 「おお、よく来てくれた」 「大問題が発生した。 水質浄化装置のコントローラーチップが壊れてしまったのだ。 代用品は作れないし、装置の動作過程は非常に複雑ときている」 「つまり我々は水を飲めないのだよ」 「水がなければ、シェルターじゃない…これは死活問題だ!」 「率直に言おう、君は我々の唯一の希望なんだ。 君に代用のコントローラーチップを探してきてもらいたい」 「水が枯渇するまで我々には4,5ヶ月の余裕しかない。 我々にはチップが必要なんだ!」 「君の地図に別のシェルターの場所を印しておいた。 探し始めるには悪い場所ではないと思う」 「気をつけてな。 頼むぞ」 扉が開き、主人公がくぐると同時に閉じる。 そしてけたたましく警報が鳴り響いたあと、Vaultと外界を隔絶する歯車状の扉が正面へとせり出し、 開いていった・・・。 (ここからゲーム開始、主人公は後世において Vaultの住人 と呼ばれるが、こちらでは主人公で 統一) (舞台はアメリカ西海岸、主にカリフォルニアが舞台) Vault… 来るべき核戦争の到来に向け、アメリカ政府とVault-tec社が各地に設けたシェルター… だったらよかったのだが、その実態は戦前行えないような倫理に反する実験を大規模に 行うために作られた実験施設。 3でのクローン実験施設のVault108をはじめ、殺人衝動を誘発する音波を住民に発し続けた ものから、男1女999人(逆もあり)で閉じ込めたウハウハなものまで様々。 ただし今作のVault13は例外で、純粋なアメリカ人種を保護するために造られたもの。 皮肉なことにこの実験用施設のうち重要度の高いもののほとんどは自滅したが、そうでもない ところは結構な割合で現存している。 Vaultを出るとそこには洞窟が続いていて、全長が人の胴ほどある凶暴なネズミが襲い掛かってくる。 主人公はあらかじめ持たされていたナイフと10mmピストルを駆使してネズミを打ち倒し、洞窟を進む。 しばらく進むと、西から陽の光が差し込んでくる。 彼は初めて、荒野となった外の世界を目にした・・・。 (150日以内に、とある場所にあるウォーターチップを手に入れないとゲームオーバー) (ウォーターチップさえVaultに届ければあとはぶらぶらしていてもOK) (ちなみに日数に応じて、携帯端末のPip-boyが メリークリスマス! などと表示を変える) Pip-boy…Vault住民のほぼ全てが、左腕に装着している補助デバイス。 3,NVの3000型とは違い今作では2000型であり、モーションセンサーが標準搭載されていない、 ガイガーカウンターもなければラジオもない、とかなり不便。 クエスト目標や拾った情報はここに記載される。 メニューを開くとこのデバイスのディスプレイが映し出され、そこにメニュー項目が表示される というのは後継作と同じ。 山間部に位置するVault13から東に5日ほど歩いて行くと、小さな村へと辿り着く。 街に入ると一人の武装した男に歓迎され、同時に武器をしまっておくよう警告もされる。 この小さな村は シェイディ・サンズ と言い、自前の灌漑設備を保有しているため食べるのには 困らず、たまに来る巨大サソリ ラッドスコルピオン 以外では何ら問題のないのどかな町らしい。 (NVプレイ済みならピンと来るかもしれないが、現NCR首都となっている場所、つまりNCRが出来る 以前のシェイディ・サンズである) (門番兼警備隊長のセスもこの後出世し、NCRにおいて最初のレンジャーとなる。 NVのロード画面にある20$札の人がそれ) 門番の男 セス もこのラッドスコルピオンには苦汁をなめさせられているらしく、村のバラモンを 狙ってくるこの毒サソリに先日弟が刺されたそうで村のドクターが解毒剤の確保に奔走しているらしい。 他にも彼は南東に少し行ったところにある レイダー のキャンプなどについて教えてくれ、先ほどの ラッドスコルピオン含め手伝えることがあるなら村長の アラデシュ に話をしてくれるよう聞いて別れた。 バラモン…戦後誕生した、頭が2つの牛型ミュータント。 気質が温厚で少量の食事で多く動けるため、専ら家畜として使われている、肉もうまい。 カースト制度の最上位が家畜とはとんでもないブラックジョークである。 ラッドスコルピオン…サソリのミュータント、3以降の作品では藍色だが、こちらでは茶色。 全長2m以上はあるであろう巨体を持ち、その巨体に見合ったハサミが武器。 全作品通して、序盤に出会うと死ぬが中盤以降はカモになるエネミー。 レイダー…ヒャッハー!新鮮な肉だ―!←これに尽きる。意味は 襲撃者 。 早い話が無法者であり、旅人や町を襲って略奪に手を染める典型的な悪役。 3などとは違い、髪型はともかくこちらのレイダーは割りとまともな服を着ている。 セスと別れ門をくぐってすぐ側の民家に、黒いレザージャケットを着た、ポンパドールをした 小柄でがっちりとした男を見つける。 「よう、見ない顔だな。 ここは初めてか? 名前は?」 素直に答えると彼も快く応対してくれる。 彼は イアン と言い、以前は ハブ という町で商人の護衛をしていたそうだが、その際脚を撃たれて しまい、それ以来この街にとどまっているそうだ。 「以前はハブの商人のガードをやっていたんだが、無法者連中の襲撃を受けた際に撃たれちまってな。 それ以来ここに留まっている。 街の人たちのおかげで回復できたようなもんだ。それに、俺の持っている外界の知識とこれまでの 経験がここで役に立っている。今じゃシェイディ・サンズが故郷だよ ジャンクタウンやハブまで取引しに行くことも時々ある。これまで実際に町を出たことがあるのは おれだけだからな。} 彼としてもラッドスコルピオン、そしてレイダーには困っているそうで、彼もやはりラッドスコルピオン を退治できると思うなら、村長のアラデシュに話してみるといいと勧めてきた。 ただしレイダーに関してはちょくちょく食料が奪われているため、セスが自警団を組織したそうだ。 折角なので彼を旅に誘ってみると、彼は受け入れてくれたが条件として100$の金銭を要求してくる。 だが、では、と戦利品の折半を提案してみると彼は快諾してくれた。 (INTやSpeechがある程度あると説得可能、INTが低すぎるとそもそも相手してもらえない) 「行こう。戦いの日々に戻るのも悪くない」 (仲間の雇用はおおよそ金銭がSpeech、INによるが、何人連れ歩けるかはCHによる…はずなのだが1でも全員連れていける) (仲間は数が3人と一匹と少ない上進行上訪れる場所に全ているため、雇用イベントは記載) イアン…ピストルが得意なナイスガイ、レザージャケットは最強防具パワーアーマーを渡そうと 脱がない。仲間の中で最もよくしゃべり、ほとんどの場所で固有のセリフがある。 そのため序盤は頼もしいが、敵が火力インフレを起こす終盤だと一発でノックダウンも しばしば。 一応正史では生き残ったらしく、2で老人となって登場する。 その後村を奥へと進むと、他の民家と同じような石造りで一階建ての構造だがひときわ大きい家を 見つけたため、中へと入る。 中には多くの住民とそれに混じって一人、薄茶色のローブを着た老人が立っていた。 「こんにちは、旅の方。村の者が無愛想に見えても気分を害さないでく ださい。 ダーマ曰く、『苦難の時を経て、人の皮膚はなめされるものなり。』 シェイディ・サンズへはどういったご用で?} 丸く整った黒髪をした、金色のイヤリングのまぶしい老人アラデシュは、柔和な笑みを浮かべ言う。 それに対し正直に 「西にあるVaultの者です。住民は飲料水不足で死に瀕しており、 生きるために水質浄化チップを発見せねばなりません」 と答えたところ、さすがに信じられないのか少し目を細め、 「ふむ、んー、なるほどなるほど。あなたの言うことを信じましょう・ ・・今のところは。 ですが簡単には心を許しませんよ。脅威となりえる方は特に。 セスと私が目を光らせていることをお忘れなく。」 と警告ととれる返事をした。 (各街の主要人物と初めて会話する際、大抵出身地を聞かれる) (たいてい選択肢が3~4個出るため Vault出身 で統一、ちなみに あ?関係ねーだろファック! みたいな選択肢を選ぶと街や店を追い出されることもしばしば) 彼は忙しく時間がない中質問に答えてくれ、この家族そのものの小さな村が南側の農園、 そして北側のバラモン酪農場を用い、少ない住民達で自給自足の生活を送っていることや、 ここのずっと南に ジャンクタウン という街があること、そして伝え聞きなため名前は知らないが その南にも街があるということを教えてくれた。 話題を変えラッドスコルピオンの件について訪ねてみると、彼はやはり 困った といった感じに 眉を寄せ顔をしかめ、やや大げさにラッドスコルピオンについて話し始めた。 「ああ、そうです。ラッドスコルピオンの大群に家畜をやられています。 どこから来るのか見当もつきませんし、いくら殺しても尽きることなく湧いてくるのです!」 「そしてとうとう住民まで襲うようになりました! ラズローが解毒の術を探っていますが、どうなることか。」 悲しげに言うアラデシュに、ラッドスコルピオンの駆除を申し出る。 すると彼はぱあっと顔を輝かせ、「ぜひぜひぜひ是非!」とこの件に関して詳しい 医師ラズローを紹介してくれた。 (賞金をせびることも出来るが心象は悪くなる、断るとあからさまに嫌な顔をされる) (ぜひぜひぜひ是非!=YesYesYes Please! 訳のセンスが光る) アラデシュの家の向かいの小さな石造りの家にラズローはいたが、アラデシュの言葉に 反して彼もラッドスコルピオンの対処法は分からないらしく、せいぜい彼の知識からあれが 北米の エンペラースコーピオン が巨大化したものであり、毒が次第に強さを増している ことくらいしか教えてはもらえなかった。 そのためセスの元へ行き、ラッドスコルピオンの巣穴を案内してもらう。 彼に案内してもらった先の洞窟には大量のラッドスコルピオンが救っており、奴らの犠牲に なったであろう家畜や人骨がところどころ産卵していた。 気づくなり向かってくる彼らを打ち倒し、根絶やしにしたことを確認したのち村に戻る。 話を聞いたセスや村人達は大喜びで私を歓迎してくれ、アラデシュも笑顔で自分を「英雄」 と称し、今後ラズローも毒の治療に専念できると喜んでくれた。 それからすぐ村を出て東へと数日歩くと、砂漠の真ん中に小さなトタン張りの小屋を見つける。 小屋の中には洞窟へと続く小さな床下扉があり、そこを潜り進んでいくと、目当ての Vault15 へとたどり着いた。 Vaultの扉は何が原因か大きく内側から弾き飛ばされており、上層には既に巨大ネズミやこれまた 変異を遂げたらしい毛のない巨大ネズミ型ミュータント モールラット が跋扈していたため 倒しつつ進んでいき、Vault地下へと至るエレベーターシャフトを見つける。 しかしVaultの電力が供給されていない以上エレベーターは起動することができず、なおかつ シャフト内をロープなしで降りるのも自殺行為に等しかったため、ロープを探しに一旦戻る ことにした。 (先にロープを手に入れているならいいが、前情報がないため大抵戻ることになると思う) シェイディ・サンズへと戻り、アラデシュを尋ねる。 だが彼はとても狼狽した様子であり、私が声をかけるなり切羽詰まった声でまくしたてた。 「ありがたい、あなたでしたか!是非力を貸していただきたいのです。 娘のタンディが行方不明なのです。もうどうすればいいのか」 彼の娘タンディが何者かに連れ去られ、村のパトロールが3人探しに行ったものの一人も 戻ってきてはいないらしい。 彼とセスは、タンディが最後に目撃された場所に残された槍から見るにこれがあるレイダー 一味のしわざだと踏んでいるそうだ。 この近辺にいるレイダー一味は バイパー団 と カーンズ の2つであり、南東に拠点があるそうだ、 以前セスが言っていた彼らのことだろう。 彼は詳しいことはセスに聞いてほしいと言ったためセスの元を訪れ、話を聞く。 やはり南東に拠点を置くレイダー達の仕業であるそうで、マップにマーカーをつけてもらった後、 丸一日ほどかけそこへとたどり着いた。 (レイダー協力ルートがあるが割愛) (NVに登場する、グレート・カーンズの原点たる組織である、歴代主人公に叩き潰されている…) (バイパー団はB.O.Sのハイエルダーを一人殺害しており、蛇蝎の如く嫌われている) (NVにちょくちょく出てくるバイパーガンスリンガーはその末裔、尤も名前にあやかっているだけなのかも…) 南東には一軒のレンガ造りの家を中心にテントが張ってあって、警備のレイダー達も先の鋭い槍に 緑色のレザーアーマーと、野盗とは思えないほど上質なもので固めていた。 タンディは家の中に囚われているようであり、中には外以上のレイダーがひしめきあっていた。 骸骨がツノ付き帽をかぶったようなマークが印象的な彼ら カーンズ は、血のっけが多いのか 武器を腰に携えた自分たちの姿を一見するなり槍を引き抜き襲い掛かってくる。 迷わず腰の武器を抜き対処するが、騒ぎを聞きつけた他の警備のレイダーや中にいた連中も わらわらと出てきて、あっというまに一対多の劣勢に追い込まれる。 中には44口径のマグナム銃を持った幹部らしき者や、リーダー格らしい鉄製アーマーを着用 した大男もおり、全て倒すまでに長い時間と大きな被害を被ってしまった。 (序盤じゃ難易度下げても辛い、イアン頼り) (ただし上等な装備がわんさかあるので、倒せれば大きな実入りとなる) 全てのレイダーを打ち倒した後、家の中で身ぐるみを剥がれ布の服一枚というあられもない姿になっていた 女性達を開放する。 彼女は自分にお礼を述べた後、すぐにシェイディ・サンズ方面へと向けて走り去っていった。 当のタンディは一人、自慢の黒髪はボサボサだが身ぐるみを剥がれていない清潔な身なりで 牢の中におり、声をかけると警戒したが、なぜか 冷蔵庫 にしまってあった鍵を使い扉を開けると すぐに半歩後ろをついてきてくれた。 シェイディ・サンズへ戻ると彼女も快活になり、アラデシュの元へ戻っていく。 アラデシュもアラデシュで私に感謝の言葉を述べ、報酬として500$ほどを手渡してくれた。 「友よ、また会う時まで。砂漠で見つかる水が闇で輝きませんように」 (このあとシェイディ・サンズ街として発展を遂げ、NCRを建国する) (アラデシュはその初代大統領となり、タンディは史上最高の人気を誇る2代目大統領となる) (この功績を経てNCR首都のシェイディ・サンズでは一時期主人公を神格化する流れが生まれ、 政府により宗教化することは食い止められたものの首都に石像として彼の姿が残っている) セスがロープを売っていたため買い取り、Vault15へと戻る。 シャフトにロープをくくりつけつつ地下まで降りると、そこには上層とは比べ物にならないほどの ネズミ達がひしめきあっていた。 個々は弱いのでまとめて潰し、遺されたアイテムを回収しつつ地下三階へと降りる。 しかし最下層、地下三階にもウォーターチップはなく、設置されたコンピューターも全て壊れていた ため手がかりを失ってしまった。 (Vault15には異なる信条を持った人々(宗教の違いなど)が50年閉じ込められるように設計 されており、その後開いたVaultから外に出た人々が、シェイディ・サンズと3つのレイダー団 といった形で分かれた) 仕方がないため、セスやイアンから聞いた街、 ジャンクタウン へと足をすすめる。 vault15から南東、シェイディ・サンズから南南東ほどの方向に数日ほど歩き続けた結果、 そこそこ大きな、しかし奇妙ななりをした街へとたどりつく。 街の周囲はトタンや廃車、タイヤの積み重ねが防壁のごとく覆っており、特に入り口には大型のコンテナを トンネルのように配置してある奇妙ないでたちであった。 「ジャンクタウンへようこそ、何か力になれることはあるかい?」 やや空気に霞がかかっているような街の見てくれとは裏腹に、入り口のガードさんもにこやかで、 シェイディ・サンズ同様武器をしまうことを要求される。 このジャンクタウンはシェイディ・サンズとは違い商業が盛んで、 キリアン・ダークウォーター 経営する商店、カジノの GIZMO sカジノ 、酒場の スカムピット があるそうだ。 (実はある人物から ネクロポリス の話を聞いていれば、ここに行く必要はなかったりする) 門をくぐり、区画を一つ抜けたところにキリアン経営の商店 ダークウォーター を見つける。 それなり大きい街の店だからか警備も厳重であり、アーマーを着てライフルを構えた警備兵が 二名ほど入り口脇に構えていた。 「ここがキリアンの店だ。 いいやつだし、品揃えも多いぞ」 イアンが勧める。 扉をくぐり中へ入っても警備は相変わらずであり、テーブルに座る一人の中年を中心に、 数名の警備員が囲っていた。 「ジャンクタウンへようこそ。 どこから来たんだい。何か力になれるかな」 あなたは? 「名前はキリアン。キリアン・ダークウォーター。 この街の町長をしている。で、君は?」 例のごとく出身を聞かれたため、少し濁し 北の方 とだけ答える。 すると彼は シェイディ・サンズから来たのか? と踏み込んできたため、素直にVault出身だと 答えた。 「ふむふむ、なるほどね。 で、赤ん坊の頃ベビーベッドは金庫でしたと。 (vaultに「金庫室」の意味がある)」 「気を悪くしないでくれ。これまでに聞いた中で一番出来が悪い話ってわけじゃあない。 さて・・・用件は何かな」 彼曰く、「ジャンクタウンは大した街ではないが、まあ故郷」だそうで、大雑把に言うと 商売したり、悩みを少しの間忘れさせてあげられる。そうだ。 ただその一方で町長である彼も西エリアを拠点にしている スカルズ に関して問題を抱えている らしく、彼の聞くところによるとここから南西の街 ハブ においても似たようないざこざが 起きているらしい。 進むならハブで、間違っても南には行くなとも警告をされる。 南には ネクロポリス という街があり、そこは 天気に関係なく環境が悪い 場所であるそうだ。 話をひと通り終えてから、商売人たる彼に取引を申し出る。 すると彼は目を輝かせ 「おう、何という偶然!それこそここに店がある所以だよ!君が必要と しそうな物は大概揃ってるぞ。こっちで見せてやろう・・・」 と言い商品を広げようとする。 だがその矢先、入り口から一人の黒人男性が現れ、突如キリアンにショットガンの銃口を向けた。 「ギズモがよろしくだとよ!」 彼が引き金を引き、散弾がキリアンに突き刺さる。 抵抗し銃を撃つキリアンに加勢し男を撃ち殺すと、キリアンはスティムパックで傷を癒やし、 すぐに加勢したことについて礼をしてきた。 スティムパック…回復アイテムで、緊急時に直接注射器で投与する。 シリーズ皆勤賞であり、値段が高いため序盤はなかなか乱用できないものの 後半になると有り余る上、回復量も大きいため最後まで使っていける便利アイテム。 薬液が何なのかは未だ謎だが、Stim=Stimlantの略(興奮剤、刺激剤)なため、 そのとおりなら根本的な解決にはなっていないトンデモアイテムである。 「いやはや。命を助けてくれてありがとう。とてつもない勇気の持ち主だよ、君は。 どうもまずいことになってしまったようだな。 おそらくがギズモが黒幕なんだが証拠が必要だ。力を貸してもらえないか?」 「こうなった以上、証拠さえ出ればジャンクタウンの住民も奴を追い出すだろう。 その方法だが、奴の部屋に盗聴器を仕掛けるか自ら隠しマイクを身に付けるかして、 奴の口から白状させるんだ。出来そうか?」 げぇ、危険そうだな・・・。 「嘘は言わん、おそらく危険だ。 君に1つ借りを作ることになるが、キリアン・ダークウォーターは借りを必ず返す男だぞ」 キリアンはそう言い、成功の暁には見返りとして店で一番高価なものを持ってもいいと言う。 彼が私を指名したのは先ほどのことを見てだけでなく、私がこの街で全く顔を知られていない 流れ者だからこそ、ギズモが私を信用する可能性があるからだという。 引き受けると、真剣な表情でキリアンは盗聴器と隠しマイクを手渡し、そそくさと業務に戻っていった。 (断ると拘束される) ダークウォーター のある区画から少し北東、イーストサイドと呼ばれる区画はそのほとんどが トタン張りの急ごしらえであったりしたものの、東側にスカムピット、西側にギズモ sカジノ、 その周りにいくつかの家屋と多くの建物が立ち並んでいた。 かつては何かの建物跡だったのだろうか、ジェネレーターに直接差し込まれた『GIZMO』のネオンが まぶしいカジノはひときわ大きく、中もここの住民から流れの傭兵、警備兵やウエイターが スロットやルーレットを囲みにぎわっている。 そして当のギズモは最奥の執務室で屈強なボディーガードの見守る中机に座って職務に従事 していたが、こちらが話しかけるとやや面倒そうに、しかし威圧的な視線を向けた。 「何の用だ?わしは忙しい」 頭も身体も丸い、でっぷりと太った中年はものぐさそうに答える。 暗殺が失敗したことを伝えに来た とストレートに切り込んでも彼は「何の話をしているのかね」 ととぼけたふりをしたが、ついさっきダークウォーターに乗り込んできた殺し屋のことを話題に あげると、眉をしかめ 「お前のことなど知らんな。 見ず知らずの人間がわしのオフィスに入り込んで、碌に知らないことでわしが悪いと責め立てる。 全く受け入れられんな」 とあからさまに不機嫌に答えた。 だがキリアンの言うとおり、こちらが協力的な姿勢を持ちかけると、彼は口の端を釣り上げ いかにも悪そうな笑顔になった。 「ほほう・・・クックックッ。 この男がわしに力を貸すだと?何のことで力を貸してくれるというんだね」 単純だ、キリアンを殺すために人を送り込んだが、そいつは失敗した。 その仕事をやってくれる人間を探しているんだろう・・・首尾よくやる奴を。 「で、どうやってお前のことを信用しろと?」 こっちから出向いてきた。 それに、この汚れ仕事はよそ者を使ってやらせたいんだろ。 違うか? そう言うとやはり図星だったようで、「雇うのはわしだ」「裏切って無事ですんだ奴はいない」 と釘を刺しながらも受け入れてくれ、ついでにキリアンを殺す理由が単純に「ビジネスに邪魔」 だからだとハッキリ答えてくれた。 キリアンの殺害は完全に私に一任するそうで、証拠として彼が身につけているドッグタグを 持ってくればいいそうだ。 (分岐、報酬が金かアイテムかくらい) 【ギズモに協力】 ダークウォーターへ行き、有無を言わさずキリアンに銃を向け、撃つ。 キリアンとそのガード、ついでに彼を慕っていたらしい地域住民が抵抗してきたが全て始末し、 ギズモのカジノへと戻る。 既にカジノ内にも騒ぎは聞きつけられていたようだが、カジノ内で武器を抜き襲撃者を返り討ち にしても、カジノのガードは見て見ぬふりをしてくれた。 キリアンは私が始末した。 何でもあんたが感謝してくれているって聞いてね ギズモの元へ行きそう言うと、彼はその脂ぎった、文字通り厚い面の皮をぱあっと輝かせ、 「おおう、やったか!イゾーから金を受け取れ。 ああ、素晴らしい! そうだ、おい、お前・・・しばらく町を離れた方がいい。まあ、念のためにだ」 と笑顔を崩さず言ってきた、なんでもすぐに出て行かないと「街に埋められて終わり」らしい、 警告だ。 仕方がないので彼の隣に立つ巨漢、イゾーから金を受け取る。 一言も言葉を発しないイゾーから1000$ほど受け取ったあと、すぐにカジノを出て行った。 (キリアンのドッグタグは、かつてジャンクタウンを拓いた祖父が身につけていたもの。 核戦争から生き残り、後のコミュニティの発展に寄与した数少ない人) 【キリアンに協力】 ダークウォーターへ行き、期待の眼差しでこちらを見るキリアンに盗聴器を手渡す。 「素晴らしい!聞こえるかどうか確認させてくれ」 「よく聞こえる。これで奴を始末できるな。さて、約束の品だが・・・」 そう言うと彼は、恐らく現時点で最も高価なアイテム達を並べる。 迷わず一つ選んで受け取ると、次に彼はすぐさまギズモを打倒しにいくと告げ、どうせなら 一緒に来るか?と誘ってくる。 承諾すると彼は門番のナイスガイ、ラーズから詳しい話を聞くよういわれ、その後改めて 「君はこの街の恩人だよ」と笑顔をもって送り出された。 門を入ってすぐ、ナイフや銃弾による負傷の跡、逞しい体に刻まれたその数から彼が 逆境に鍛えられてきたことが見てとれる男、ラーズに話しかける。 既に準備は整っているようで、こちらの準備が整っているかを確認されたため勢い良く あの風呂オケ野郎を捕まえてやろうぜ! と答えると、彼はすぐさまキリアンを連れてギズモの前まで進軍した。 「ギズモ、お前を連行しに来た。今回は必要な証拠もある」 「とうとうこうなったか、キリアン。 お前の悪臭は全く我慢ならん。すぐ始末してやろう」 キリアンの言葉を受け、こんなときまでものぐさなのか椅子にどっしりと構えたままギズモは 銃を抜き撃つ。 それに呼応するように殴りかかってくるイゾーをキリアンとラーズと共に迎撃し、座ったまま 後ろからピストルをただひたすら撃つギズモに銃撃を浴びせる。 全く動かないギズモはまるで的同然であり、放たれた弾丸は彼の厚い脂肪に阻まれたものの ちょうど身体の中央を大きくへこませるように着弾し、ギズモは血反吐を吐きながら机の上 に倒れ伏し死んだ。 ギズモ打倒に一役買った。クソ野郎には相応しい報いを。 ここまでぶくぶくに太った人物を見るのははじめてだ。 (ボス打倒後にこんな感じのメッセージがログに流れる) (ジャンクタウンには他にもスカムピットの犯罪行為を暴くサブクエストがあるのだが、 そちらは割愛して仲間一人と一 匹 の雇用をはさむ) イーストサイドのある一軒家の前を通りかかった時、一人の男性に助けを求められる。 みてみると彼の家の前に黒毛の犬が座っていて、どうもそれが怖くて家に入れないらしい。 だがその犬は近寄っても何をするでもなく、割りと温厚な気質を持っているようだったため、 試しにバッグから食べられそうなものを渡し食べさせる。 すると犬は私に懐いたようで、家の前からどくと同時にしっぽを振りながら私の足元を ついてくるようになった。 (3でおなじみドッグミート伝説の始まり。 ただしこちらのはこれでもかというほど貧弱なので、たいていクリア前に死ぬ。 ドッグミートを生き残らせるようにクリアするのは一種の縛りプレイかもしれない) 続けて、街の酒場であるスカムピットを訪れる。 そこでしばらく休んでいると、午後4時を回ったところだろうか、一人の奇妙な風貌をした 体格のいい男がふらっと酒場を訪れた。 (PM4 00~PM6 00が条件) 男はくたびれたレザーアーマーの上にトレンチコートを羽織り、顔には黒いガスマスクを かぶっているため表情はわからなくなっている。 「また新顔か。流れ者なんてここじゃあ珍しくも何ともないんだが、 どうも他とは様子が違うな。一緒に一杯やらないか?」 男、 ティコ は、話しかけるなり気軽に飲みに誘い、誘いを受けると一杯のビールで もてなしてくれた。 ところで、どうかしたのか? 「その質問は俺がしてもよかったんだがな。ま、この出会いを祝して先に答えてやろう。 俺はティコと呼ばれている。遥か東、かつてネバダと呼ばれていた所から来た」 色々危険な目に遭ったろう、よく生き延びたな。 「厳しい訓練の積み重ね、それと優れた武器のおかげだ。 じいさんが昔レンジャー部隊にいた人でな、知っていることは全て親父に教えたんだ。 親父はそれを俺に伝えた。だから常識は身に付いてるわけよ。光る水には口をつけない、とかな」 ティコはビールを口につけつつ思い出話やこの街のことを話し、 それから続けて彼は特に自身のサバイバル知識について時間を忘れて熱く語った。 そして話が終わった頃に、力を貸してもらえないかと打診する。 すると彼は快く引き受けてくれ、自慢のショットガンを軽く引き抜いてその手に持った。 「そろそろ頃合か。よし、案内してくれ。 道路掃除と洒落込もうや」 (彼の出身と装備からNVプレイ済みならピンと来るかもしれないが、彼はNCR併合前の デザートレンジャー出身) (ゲーム中のテクスチャは汎用のものなので分からないのだが、装備と設定からして彼が着用 しているのは恐らくNVのDLCに登場する デザートレンジャー・コンバットアーマー のコンバット アーマー部分をレザーアーマーに変えたもの) (というより、NVのベテランレンジャーのデザインはティコをモデルにされたもの) (ティコは作中唯一ライフル系の武器を扱え、アーマーも硬い、作中最強の仲間) イアンに続きドッグミート、ティコを連れ、ウォーターチップの情報を求めるべくジャンクタウン から南南西に数日歩き、 ハブ を訪れる。 いくつか小山と砂漠を越えた先にあったハブはとても活気づいていて、入り口周辺にたむろして いるキャラバン隊を皮切りに、ところどころ剥けてはいるもののおおむね綺麗な道路やそこを 歩く住人、そしてそれに混ざって警察隊が警備のため歩いていて、ジャンクタウンやシェイディ・サンズ とはまるで別世界となっていた。 建物もジャンクタウンのようなトタン張りではなく戦前の建物を流用しているため綺麗で、 ちょくちょく空いた平地にも自給自足用の畑が開墾されていた。 さっそく聞き込みをはじめ、入り口にたむろしていた輸送業者であるキャラバン隊から、 その手の話ならこの街のダウンタウンにいる水商人たちをあたってみるのがいいと言う話を聞き、 ほぼ時を同じくして、装備の調達のために訪れた武器商人のベス嬢から、ハブの生命線たる キャラバン隊がちょくちょく行方不明になっていることを教えてもらった。 住民の中には先ほど聞いた水商人が黒幕と思うのもいるそうだが、彼女はこの事件に関してほぼ 都市伝説化している化物 デスクロー か、あるいは Brotherhood of Steel というおかしな組織 の仕業なのだと推測しているらしい。 Brotherhood of Steel…通称B.O.S、テクノロジーを信仰、保護保管を目的とし活動する組織 であり、戦前の軍関係者や科学者の子孫から構成される純血主義で 排他的な軍事集団。 エネルギー兵器と超合金パワーアーマーを好んで使う。 創始者であるロジャー・マクソンの子孫が代々継いでいる最高位の階級 であるハイエルダーを筆頭に各支部長にエルダーを置いているが、一応 方針としてはよっぽど逸脱しない限りは各支部が勝手に動いても良い。 本来は、知識のない無法者にテクノロジーが渡り悪用されることを防ぎ アメリカ復興のための手段としてテクノロジーの保護をしているのだが、 2277年以降のB.O.Sはすっかりそれを忘れてテクノロジーの独占を目的に 動いているという、手段と目的が逆になってしまっている状態にある。 2ではエンクレイヴの登場で苦しめられるも撃退したものの、NVの時代に おいてはNCRと戦争、敗戦し壊滅寸前に追い込まれている。 今作で登場する階級は、 イニシエイト…訓練生。 ナイト…機械整備などの雑務、機械の製造及び有事の際の戦闘役。 スクライブ…テクノロジーの複製、維持、たまに調査。専ら設計図書き写し。 パラディン…最高のナイトがたどり着く階級、外部の戦闘を担うパワーアーマー兵。 エルダー…各支部リーダーだが、本部には評議会員として何人かいる。 ハイエルダー…B.O.S本部リーダー、代々創設者マクソンの家系が担う。 ハブを南に突っ切り、最南端の寂れた場所へと辿り着く。 いるのはガラの悪いキャラバンドライバーやいかがわしいイグアナ焼き売り程度だったが、 その中にひとつ、大きな建物を見つけた。 ここが水商人の拠点らしく、彼らは文字通り水の売り買いを商売にしておりまさにハブの ライフラインを一端を担っているそうだ。 (余談だが、ジャンクタウンの方にいるいかがわしいイグアナ焼き売り、というのが作中本に なり出版されている) (3のスキルブック、 ゴミの街の馬鹿な商人の話 がそれで、原文では “Tales of a Junktown Jerky Vendor” つまるとこ ジャンクタウンのいんちきジャーキー売りの話 になる) (作中では肉料理の代表格としてこのイグアナやリス、あとバラモンのようなミュータント がメインになっている、ちなみにジャンクタウン近辺にはイグアナはおらず、ジャンクタウン のイグアナ焼きは 人肉 である。 フレッシュミート!) (ちなみにここのダウンタウンにはNVで登場した クリムゾンキャラバン の本社があり、仕事を 受けられる。 当時の社長はデミトリー、日夜刺激を求める熱い革ジャンである) 従業員の一人に話を聞く限りでは、思い当たる節としては近隣のVault、あるいは ネクロポリス にウォーターチップがある可能性があるとのことだが、確証はないらしい。 ついでに商談も持ちかけられ、もしVaultの水が危機に瀕しているならそこまで水を運んでもいい と言われる。 値段はなんと2000$、しかもその量でもせいぜいプラス100日分の時間稼ぎしかできないらしい。 (交渉で値段を下げられる。 契約した場合、あとからこちらで支払った分の他にVaultでも二重に金を取っていたことが判明) 建物を出て、他にも聞きこみを続けるが特に収穫は得られず。 だがハブの西、オールドタウンにおいて、一人の奇妙な男と出会った。 「そこの若い人、どうかお恵みをー。 ツキに見放された哀れなミュータントに救いの手を・・・ゲホゲホ」 全身が緑色でところどころ皮膚が剥け、頭部に至ってはわずかに残る白髪やむき出しになった 歯だけが人間らしさを感じさせる老人ハロルドは、咳き込みながら残った左目だけで懇願する ように見つめてくる。 その手に25$ほど握らせると彼は礼を述べ、咳混じりにハブの住民達が自分をクズ扱いすることを嘆いた。 今ではこのハブが彼の故郷だが、かつて彼は私と同じくVaultにそうだ。 彼は80年以上前の核戦争時代から生きているそうで、鳴り響いたサイレンと共にVaultに 足を踏み入れた時から苦難の日々の連続であったと語る。 「行商が生業じゃった。 生存者のいる居留地を巡回することで結構うまくやっておった。 仲間は何人も失ったがの、ゲホゲホ」 「ならず者どもに殺されたよ。キャラバンがゴミ虫どもに襲われてな。 それとミュータントどもじゃ。クソッタレ。奴らが露払いの如く現れなければな・・・ ゲホゲホ、ガードを山と揃えてないと話しにならんかった」 彼が言うミュータント、正体は不明だが、かつて彼らがここから北西のエリアを探索している 時に出会ったそうだ。 彼らも死力を尽くしたがミュータントは数で勝り、結局は先に言うような甚大な被害を受けた ということで、続けて彼はその時のことを遠い目で語り出した。 「わしらは探検に出た。 そう、リチャードだ。 リチャード・グレイ 。 彼をリーダーにして少人数のグループで辿り着いた」 「何があるのか知らねばならんかった。 ゲスどもを量産しているのが何であれ、何とか止めようとしてな。 覚悟しとったつもりじゃったが、まるでダメじゃったよ」 「リチャード・グレイは医者じゃ。 わしより少し年が上の、頭のいい友人じゃった。原因を突き止めたのが彼じゃ」 「古い軍事基地らしき場所じゃ。 侵入するのに結構な犠牲を払ってしもうた」 何が出てきたんだ? 「ロボットじゃ。わんさとな。全く、驚いたわい。 戦争やら何やらで結構な時間が経っとったにもかかわらず機能しておったからな。 いいようにやられてしもうた」 ロボットの所を抜けた後は? 「ミュータントの国のバーゲンに行ったらあんな感じじゃろうな! お客さん、ダース単位の方が安いですよってな!ありゃあ製造工場だって以外に理由が思いつかん」 「かなり奥の方まで行ったんじゃが、もう既に何人も脱落しておった。 辿り着いたのはグレイとわしを含めて数名じゃった」 「フランシーヌがロボットにやられた。 マークは負傷したので地上に戻らせた。残ったのはわしとグレイだけじゃ」 そして最後に残ったハロルドとリチャードは最深部へと進んだが、地上へ戻ったはずの マークは以降音沙汰がなく、荒野がトラウマとなり外に出なくなったハロルドはもはや 彼の安否を知ることは叶わないと嘆く。 「最深部と思しき場所まで到達した。そこにはプラントのようなものが あった。で、その時じゃった」 「ロボットクレーンが倒れてきた。グレイは空中に跳ね飛ばされ、 酸のタンクのようなものの中に落ちた。グレイを見たのはそれっきりじゃ。 わしはボロボロになりながらも・・・一人で脱出した」 その後よく死ななかったな?の問いにも彼は笑顔で「実は殺されたんじゃ、笑えるじゃろ?」 とジョークをとばし、それから一人生還した彼が荒野で知り合いの商人に拾われここへ戻り、 今のように身体に変化が訪れて以降ずっと暮らしていることを語った。 彼もなぜ自分がこうなったかについては、漠然と「基地内にあったもの」に原因があった とだけしか分かっておらず・・・深い溜息を吐き、これが分かりそうなのはせいぜい リチャードくらいだ と重く答えた。 多くを語ってくれた老人に更に20$を握らせ、感謝の言葉を背にハブを去った。 (3をプレイ済みならきっと分かるかもしれないが、この人はオアシスで樹になってる ハロルドさんその人、樹が生え出したのは2から) (しかし歴戦の強者だとしても今はロクに動けないし働けないこの人が、よくもまあ120年後 まで生き残り、あまつさえ大陸横断して東海岸まで辿り着いたものである) (一応このあと2208にはロサンゼルスに、2238にはゲッコーを経由しているが、直線距離にして 4300km以上、そのうえグール大嫌いな中西部B.O.Sやアメリカ人以外殲滅だヒャッハーなエンクレイヴ の目を掻い潜るならばかなり迂回する必要あり) (ちなみにハロルドさんが入れられたVaultは 29 であると言及されており、そこは入植の際 15歳以上の人間が入れられなかった社会実験用Vaultである) (2072年生誕のため、今作でお年89、3では205~6である) (ちなみに最初の選択肢で 金が無いんだ! を選ぶと逆に「幸運を」と言ってくれる、 案外親切である) ハブを出てほぼ真西、数日砂漠を歩いたところにボロボロのハイウェイと、コンクリートが あらかた剥げ鉄筋がむき出しになったビル群が見えてくる。 廃墟郡、 ネクロポリス はこのビル群により日の当たらない位置に存在した。 じめじめしていて、なおかつライトなしには走りたくないほど暗いネクロポリスには、 放射能により肉体と精神の両方をやられてしまった フェラル・グール 達が跋扈していた。 グール…放射能により、新陳代謝機能が停止するなどしたため皮膚が剥がれたり放射能に 順応できるようになり、加えて数百年生きられるほどの長寿を手にした人間。 その風貌から多くのコミュニティで差別されており、結構な割合で性格が卑屈だったり 過激だったりする。ハロルドはグールとミュータントの中間くらい。 今作は正気を失っているフェラルも理性のあるのもまとめてグールと呼ばれている。 (余談だがここ、ネクロポリスはベーカーズフィールドである) 一応町内の廃モーテルに住んでいるグール達は理性があり、皆一様に水を自分たちに供給して くれるらしい セット という人物の話をしていた。 (セットは割愛、ガラは悪いがおおむね取引には忠実にしてくれるグールさん) ネクロポリスは遠目に見た通り既に都市機能を完全に失っており、区画を移動するにも東西北 すべからくガレキで埋まっており大きな迂回を強いられる場所であったため、マンホールを開き 下水道を通ることにした。 下水道内は比較的安全のようで、見える脅威はせいぜい巨大ネズミが何匹か。 そのままネズミを駆除し下水道を北へ北へと進んでいくと、途端に少し明るい場所へ出る。 「そちらの脅威になるようなもんなど何もない!」 突然叫び声が響く。 明かりの方向を見ると、グールの集団がソファーやテーブルを下水道の開けた場所に持ち込み、 焚き火を囲ってたむろしているのが見えた。 グールは武器を構える自分を見て怯えているらしく、銃を仕舞ってから話しかける。 「まずは撃たないでくれたことに感謝しとく。何か力になれるかな」 グールの長らしき人物が代表として答える。 彼らは セット という人物の率いる派閥によって下水道へ追い込まれ、最低限の水を与えられつつ ほそぼそと生を享受しているそうだ。 セットも同様グールで、口には出さないもののいざネクロポリスを外敵から防衛する必要が出来た 際に、戦力を確保する必要があることを案じてこうして彼らを飼い殺しにしているらしい。 ただつい最近、彼らは ウォーターシェッド と呼ばれる地下水を汲み上げていた場所の取水ポンプの 故障によって地下施設に直接赴き水を採りに行くことを余儀なくされているそうだ。 その地下施設には水質浄化管理用のコンピューターが設置してあるそうで、当然ウォーターチップ も取り付けられている。 だがポンプの壊れた以上地下施設に頼るしかない彼らにとってそれはまさに生命線であるらしく、 持って行きたいと願いでるとそのボロボロの目を潤わせたグールの長にそれはやめてくれと懇願される。 だが別の条件として、取水ポンプを修復することが出来るのなら持って行っても構わないということだ。 ポンプが壊れたためにやむなく地下施設へ行っている状況であるため、仮にウォーターチップが なくなろうとポンプさえ生きていれば当分は生活が保障されることになると言うことらしい。 二つ返事で引き受けると、ポンプの修理部品は現在下水道内のどこかに落ちていて、それを探しに 行ったグールたちは下水道内に巣食うモンスターのせいか、一人も帰ってこなかったと説明を受けた。 「ありがとう。部品を手に入れたら戻ってきてくれ。 その後のことも力になれるはずじゃ」 溜まり場から東、次いで北へと抜け、入り組んだ下水道の北端から地上へと出る。 セットの派閥のグール達だろうか、非常にガラの悪いグールたちばかりが顔を連ねており、 近くを通ったり話しかけようとするなり「いちいち鼻を突っ込むな」だの何だのの罵声の オンパレードを一身に受けた。 そこウォーターシェッドから少し北へと進み別の下水道へと潜り、立ち塞がる肥大化した モールラットを仕留め修理部品を回収しグールの長のもとへ戻る。 すると今度はまたウォーターシェッドで修理するように頼まれ、ちょっとしたマニュアルを 受け取った。 (スキルブック、使うとスキルが上昇する。 今回はRepairだが、上げてもだめなもんはだめである) ウォーターシェッドへと戻り、取水ポンプのある施設を訪れる。 しかしなんということか、施設の入り口には全身が緑色をした3mはあろうかという大男が甲冑を つけ、腰にミニガンをぶらさげて立ちふさがっていた。 男、ハリーはその鋭い目つきをこちらへと向け話しかけてくる。 (説得成功ルートと拉致られor敵対ルートの2つがある) 【説得成功】 「おい、おまえグールに見えない。 なんでだ」 ハリーは体躯に似合う低く太い声で、どこかおぼつかなそうにそう聞いてくる。 今日はオシャレバッチリ決めてるからな! 訝しむようにこちらを見つめる彼にそう答えてやると、彼はやや戸惑った様子で 「おー・・・まー。オシャレっちゃーそうけ?」と何だかんだで納得してくれた様子を見せてくれた。 彼は ロウ と言う人物からここを見張るよう言われているそうで、もし ノーマル が来た 場合そのロウのもとへ連れて行くよう言われているという。 そこでピンときたのかハリーはこちらをまた訝しむように見つめてきたため、念を押すように にこやかに自分が ノーマル ではないことを伝えてやる。 すると彼はとうとう混乱したのか「グールじゃない、ノーマルでもない・・・」とぶつぶつ つぶやき始めたので、今度は自分が「最新技術で造られたロボットなんだよ!」と言ってやる ととうとう合点がいったのか、とりあえず納得してくれ処分については保留してくれた。 (ちなみにロウとは Lou Tenant(少尉) なのだが覚えられずこう呼んでいるらしい) (ルー・テナント、つまり少尉って言ったんだよウェイン。 すまんね、悪い奴じゃないんだがたまにスーパーミュータント並にバカになる) (説得失敗した上ついていくのを拒否すると彼ら7人ほどを相手にすることに、イアン死亡まったなし) 【拉致られ(バッドエンド)】 緑のミュータントに脅迫され、泣く泣くあとをついてどこかのVaultへと行く。 そこには彼の上官らしき片目用ゴーグルをつけた別のミュータントとともに紫色のローブを着た 怪しげな人達が集まっており、解放されるなり彼、ルーテナントこと ロウ がにこやかに話しかけてきた。 「さてどうするかね。極めて重要な情報をリークしてくれると聞いているのだが。 こちらとしても是非お願いしたいところだ」 彼はそう言い、私にVault13の所在を話すよう要求してくる。 断ってやると、彼はやや顔をしかめ口を開いた。 「言ってくれるなこのお調子者めが。 その言葉の意味を教えてやりたいところだが、正直時間の無駄だ。 そちらの選択肢は2つ。私が知りたいことを話すのもいい。 あるいは話せるよう力を貸してやってもいい・・・こちらのやり方でな」 3メーターの巨体が威圧感たっぷりに睨み、唸る。 そこでもう一度断ってやると、彼は今度は意地悪そうな笑みを浮かべ私をVaultの硬い床へと 勢い良く殴り倒した。 「どうかね?口は・・・開きそうかね?さて、なんの話だったかな。 ああ、そうそう・・・Vaultだったな」 その・・・場所は・・・お前の夢の中だ。 もう一発殴られる。 「 ああ、実にすがすがしい。君はどうかね? ・・・さあ、もう我を張らずにVaultの場所を教えるんだ。こちらもいい加減飽きてきたぞ」 (どんどんHPが減っていくため、どれだけ粘れるかはそれに依存) [拒否] 「君の意志の強さにはほとほと感服する。ガード、独房に戻して浸潤の 準備をさせておけ。我々の同胞になれば話す気になるだろう」 浸潤?その後なら口を割ると確信しているのなら、どうしてこんな真似をする? 「それはな、軽い障害が起こるからだ。いつもではないのだが、 記憶がな・・・何と言うか・・・浸潤のせいで飛ぶことがあるのだよ。 君が場所を忘れてしまう恐れがあるあるわけだ」 お互い手詰まりのようだな。 「残念ながら現段階では何の障害もない。どうしても知る必要があるからな」 私が忘れているよう祈っておくんだな。 今回のことを少しでも覚えていたらタダじゃすまさんからな 捨て台詞のように吐き捨てた直後、意識を失った。 (バッドエンドへ) [降参] 教える!これ以上は勘弁してくれ! とうとう心が折れ、ロウに懇願するように叫ぶ。 すると彼はまだ意地の悪い笑顔を浮かべ、自分に対し質問をしてもいいと答えた。 ここで何を、何のために活動しているのか、私にどうしろというのか、まとめて質問する。 彼が言うにここは彼ら スーパーミュータント にとっての創造の地と呼ばれる場所であるらしく、 ここで彼らが慕う ザ・マスター の僕である彼らを作り出しているそうで、ゆくゆくは ユニティ という彼らの悲願を確固たるものにするのだという。 ユニティは彼らの目指すところであり、着実に衰退の一途を辿っている文明に彼ら、病気にも ならず知能や肉体は現人類を凌駕する、まさに人類の進化系たるスーパーミュータントが なりかわり、やがては世界を救うのだと力強くロウは話す。 彼らからすればあくまでも人類を総ミュータント化することも 善意 であり、この灰で覆われた 世界で生きることに比べれば、個人の自由意志などとるにたらないといった論調だ。 彼、ロウも以前は人間であり、ミュータント化する以前の自分を 泥濘でもがくナメクジ と貶め、 彼らをミュータントへと変異させた戦前のテクノロジーの結晶 FEVウイルス を浴び今のように なったことを 栄えある変容 とまで例える。 そしてそのユニティを主導するのが ザ・マスター という人物であり、そのFEVを完全に活用した 最初の人物なのだそうだ。 現在その彼は カテドラルの子どもたち という彼らスーパーミュータントを崇める組織の 対応で忙しいそうだが、案外崇拝に対してまんざらでもないらしい。 「命のもとたるウイルスに導いてくれた方であり、我ら全てのファーザーである。 君にとても会いたがっておられるぞ。光栄に思ってもらいたいものだ」 「まあ、君の頭ではとても理解できないと思うがね。だが心配しなくていい。 君にもじきに新しい命の全貌が目に入ってくる」 どういうことだ!? 「・・・フゥー・・・、まだ分かっていないのか? 君は最高品質のノーマルなのだよ。もうじき我々の同胞になるのだ」 「FEVは戦争でばら撒かれた放射線のせいで突然変異したのだ。 この荒れ果てた土地に住んでいる者は変異FEVに曝されたせいで一部免疫ができ、 完全な効果を受けない体になっている」 「つまり、vault出身の君はこの突然変異ウイルスにほとんど接していないわけだ。 培養槽にあるオリジナルのFEVが顕著な効果をみせるはずなのだよ」 「この結論を得るまでに数え切れないほどの人体実験を行なった。 マスターは、この理論を実証するために未解放のVaultを探しておられる。 そこへ君がやって来たわけだ。ご配慮実にありがたいね」 「無理に言わせたとは思っていないぞ。 だがVaultの所在を話してくれたことには感謝しておこう。 きっとマスターも心の底から感謝してくださるはずだ・・・」 (ここからバッドエンド、ムービーなので三人称で書く) (ちなみにここで敵対するとロウと戦闘になる、ミニガンを開幕ぶっぱなしてくるため装備が弱いと 瞬殺される、ドッグミートやイアンあたりは木っ端微塵になる) (とはいえこちらの装備も同様ミニガンやプラズマライフルなら返り討ちにしてやることも可能で あり、その場合ここまでの過程をショートカットできるためその進み方もあり) その後時間が経ち、全身を白い包帯のようなもので巻かれた主人公はどこかの施設の一室へ 連れて行かれる。 スーパーミュータントが管理するその一室には緑色の粘液が入った培養槽がびっしりと敷き詰め られており、その少し上を伝うように張り巡らされた足場のやや広い場所にある柱に主人公は 拘束されていた。 全身を激しくくねらせ必死に包帯を引きちぎろうとする主人公。だが無情にもすぐにロボット クレーンが動き出し、主人公の首根っこを掴んで少し持ち上げ、そのまま培養槽の真上へと移動 していく。 そして緑色の粘液へ投下される主人公。 白い包帯がみるみるうちに緑色に染まる中、ようやく拘束を振りほどいた彼は手を伸ばすが・・・ 天へ伸ばした手は、かつての面影を振り払うかのようにめきめきと大きくなり始めていた・・・。 シーンは変わってVault13、だが外敵の侵入を100年に渡り防いできた扉は焦げひしゃげ、 洞窟の中に転がっていた。 二重扉となっていたが、こちらの隔壁も無残に破壊されたVaultの入り口の脇のモニターには、 ノイズ混じりに監視カメラが捉えたVault内部の映像が映されている。 伸縮性はあるが防御力とは縁遠い、背中に 13 と書かれたジャンプスーツを着た住人たちが 緑色の巨人達から逃げまわるが、彼らの持つミニガンやレーザーライフルの前にことごとく 殺されていき、状況は次第にただの殺戮から、圧倒的優位を確信したスーパーミュータント達 が住民を面白半分に殴り殺したりする歪な享楽の場へと変貌していく。 そこで一旦カメラの映像が途切れるが、すぐに今度は別のエリアの映像が流れる。 細長い通路、そこを次から次へと突入していくスーパーミュータント達、だが彼らはそこに たどり着くこと叶わず次々に倒れ伏してゆく。 首振り型のカメラが次第に彼らへ与える銃撃の主に振り向く。 もはや最後の砦となってしまったVaultの監督官が、両脇に巨大なミニガンのとりつけられた 監督官用の椅子に陣取りスーパーミュータントたちを迎え撃っていた。 だがしかし孤立無援、単体の性能以上もさることながら物量の差は覆せず、次々に溢れだした スーパーミュータントたちが銃撃を抜け椅子にとりつき、抵抗する監督官を殴る、殴る、殴る・・・ カメラは目を背けるようにまた向きを変え・・・それを最後に全ての映像は途絶えた。 (ここから本編、説得成功ルート) ハリーのいた家屋の奥のマンホールから下水道へと降り進む。 下水道内にはVaultがあり、それを警備するように全身が光り輝くグールが並んでいた。 (みんなおなじみ、3,NVでもいた光りし者である) 彼らを打ち倒し、Vaultのエレベーターを降りて奥へと進んでいくが、Vault内のほとんどの機械類は 既に激しい損傷やメンテナンス不足で使い物にならなくなっていた。 だがVaultの地下三階、最奥部へと進むと一台のコンピューターが稼働しているのが確認できた。 稼働中のコンピューターには一台の小さな機械がとりつけられていた・・・ まさにそれこそ、自分が長い旅路をかけて探し求めたもの、 ウォーターチップ であった。 (余談だが、このVaultは 12 。 このVaultは人体の放射能の影響を観測する実験をしていて、そのため扉が完全には閉まらない 設計となっていた・・・そのくせ水質浄化装置だけは完璧なのだが。 そのために地上はグールとなったかつての人々が跋扈しているが、どうやらグールは子孫を 残せないようなので地上にいるグール達は恐らくほぼ戦前から生きる人々だけで構成されている) 長い旅路が報われることを願い、Vaultを出て北へと向かう。 数日の長い道のりを山越え谷越え砂漠越え、順調に歩いて行き、巧妙に山の中に隠された洞窟 を奥へ奥へと進むと、懐かしい 13 の文字が顔をのぞかせた。 勇み足でVaultのエレベーターから最下層に降り、これまた最奥部の武装イスで事務仕事に あたっていた監督官の前に立つ。 期待の眼差しを向ける彼にウォーターチップを手渡すと、彼は満面の笑みでそれを見つめたあと コンピューターに差し込み、すぐに真剣な眼差しでこちらを見つめた。 「オーケー。しばらく、チップの初期化中だ。 ここが――こうで――こうなって―― これでよし・・・自己診断グリーン・・・リブート良好・・・フハッ!動いたぞ! どうやらこちらの勝ちらしいな!ハハハ! ・・・ッフゥー・・・、君の――君のおかげだ。よくやってくれた!」 またもや満面の笑顔でそう言う彼に「お安いご用です」と気取って言うと、監督官ははしゃぎ ながらも賞賛の声を止めず 「お安い御用? いや、いやいや!とてつもない成果だぞ。自分の成し遂げたことを卑下してはいかん。 何人もの命を救ったのだからな。 まあよかろう、続いて外の状況について報告をしてほしい。ライブラリーに行っていただきたい」 と次の指示を出した。 少し休憩をし、そのあと言われたとおり外の状況について・・・ついこないだ出会った スーパーミュータント達についても惜しげも無く報告する。 ライブラリーの室長が満足したあたりで話を切り、またしばらく休憩したあと監督官に会いに行くと、 ついさっきとは打って変わって、監督官は神妙な顔つきをして切り出した。 「そのー、なんだ、水の供給が安定したことを知らせておきたくてな。 それどころか備蓄まですすんでおるぞ。本当によくやってくれた。 ・・・ただ、少々気にかかることがある」 「君の報告が気に入らなくてな。 いや、その内容がだが。実際背筋が寒くなったよ。例のミュータントの件だ。 色々計算してみた結果、実に好ましからざる結論に到った」 それは? 「ハァ・・・。 ミュータントの人口が自然増加や突然変異から想定される数値を大幅に超えている。 このことから導かれるのは――はたして事実なのだろうか。 何者かが新しいミュータントを生み出しているようなのだ。それも驚くべき速度で」 きっとどこかに研究施設があるのだろう、任務が終わりどこ吹く風で何気なく答えるが、 次の監督官の言葉には正気を疑わざるを得なかった。 「まさしく!分かっているとは思うが、このような変異は自然には絶対 に起こりえない。戦争でばら撒かれた放射線が関係していてもだ」 「敵対的なミュータントをこのような速度で生み出されていては、 Vaultの安全が脅かされることになる!可及的速やかにその施設を見つけ出し破壊するのだ」 ――また、あなたは約束を破るわけですか。 まさに諦観の極み、蔑むような視線で監督官を見ると、彼は申し訳ないと言葉を並べる。 だが彼も何も考えずに指示を飛ばしたわけではないらしく、この件について彼なりに情報を まとめてくれ、その結果ミュータントの分布から西方を調べてみるべきなのだと教えてくれた。 荷物をまとめ、一緒にくつろいでいた仲間を連れ、再びVaultを外へと向かって歩く。 自分を英雄視するVaultの住人たちの視線を背に、私は再び外の世界へと旅立った――― (ここからは時間を気にせず好きに動ける) (前半はウォーターチップ捜索編、後半はミュータント殲滅編といった構成) 西方、と言う情報はおおざっぱすぎたため適当に街で情報を集めていると、以前も聞いたB.O.Sが 西の砂漠でミュータント達と戦っているという情報を手にし、頂いた座標を目指して砂漠をぐいぐい進軍していく。 そして数日歩き、ほぼ砂漠のど真ん中までたどり着いたあたりで彼らB.O.Sの拠点たる地下施設、 ロスト・ヒルズ・バンカー を発見した。 入り口には片方が銀白色、もう片方がやや緑がかって入るが同じ形をしたフルプレートのパワー アシストスーツ、 T-51bパワーアーマー を着用している兵士が二人いて、その手にミニガンを構え どっしりと構えていた。 「Brotherhood of Steelへようこそ。何用で参られたのかな?」 緑がかったパワーアーマーを着た片割れ、顔だけ出す形の簡素なキャップをかぶっている中年の男 キャボット がにこやかに聞いてくる。 だが質問があるというと、彼は「機密なのだ」と口を閉ざしてしまった。 ならばと、いっそB.O.Sに入れてもらえないかと聞く。 すると彼は今現在募集していないと答えたが、少し間をおいてとある探索を成し遂げてもらえば 一考の余地があるのだとも答えた。 その場所は彼らが エンシェント・オーダー あるいは グロウ と呼ぶ場所であり、今は放射能汚染が 酷いが先進技術の塊で出来たような廃墟だそうでその内部に侵入し、辿り着いたと証明できるものを 何かしら持ってくればいいそうだ。 「はい」と即答して踵を返そうとする、するとなぜか彼はとても驚いたような顔をしたが、すぐに 「やるって?本当に?素晴らしい!手に入れたら戻ってきたまえ!幸運を!」と引きつった笑顔で 送り出してくれた。 ロストヒルズから歩いてまた数日、西側のいいとこにあるこことは対照に、ほぼ南東の果てに、 かつて地下施設があったのだろう、鉄骨やパイプ、ケーブルが裂け目から露出したその大きさ数十mは あろうかという大穴、 グロウ は存在した。 ガイガーカウンターが感知した高濃度の放射能に対抗すべく抗放射能薬 RAD-X を数錠のみ、大穴の 端にから突き出した梁にロープをくくりつけ降りていく。 主電源が生きていないようで内部には最低限の明かりだけがついており、核爆弾の直撃のせいか グロウ・・・かつてのVaultの中心には入り口ほどではないが大穴が空いていて、鉄骨がむき出しと なったその周辺には住民たちの黒焦げの死体や灰、それに混じってパワーアーマーを着た死体が混じ っていて、その死体から一枚のHDDを入手できた。 (B.O.S入隊だけならこれだけで良いが、ここで得られるある情報がラスボス戦に影響する) HDDの内容をPip-boyに引っこ抜き、画面に表示された文字を読む。 その内容は、遥か昔の兵士が死ぬ間際に残した、内部の探査記録だった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― マクソン大尉が正しかった。ここは死地だ。 帰還できなかった場合に備えてこの記録を残す。 いつか、誰かが、我々に何があったか解明してくれることを期待して。 我々は、20日間に及ぶ地獄の行軍の果てに、ウェストテック研究所に到着した。 だがそこまではまだ楽だった。巨大クレーターを望むや否や放射線レベルが跳ね上がりだした。 装備を確認した我々は、手持ちのアーマーおよび対放射線装備から鑑みて、少なくとも1日は問題なく 探索できると判断した。 リスクとしては想定の範囲内であったが、テクノロジー回収の見込みと天秤にかけてもその価値は 十分にあった。 クレーターの崖面をつたい下へ降りレベル1に至った。 そこまでは全てが順調のように思えた。電源は落ちており、セキュリティーの相手をする必要はなかった。 少なくともそう思えた。 このフロアには大した物はなかったので先へ進んだ。 レベル2も同様だった。 ジェンセンがレベル3に降りたところで大変なことになった。 最初の2フロアではセキュリティセンサーは破損していたが、3階はそうではなかったのだ。 ジェンセンはわけも分からぬうちにバラバラに切り刻まれてしまった。 パワーアーマーごと切り裂いてしまう武器が存在していたとは。 存命の隊員たちは次から次へとなぎ倒され、そして命を落とした。 生存者の確認を行ったが、私とともにここレベル1まで戻ってこれたのはソトーとカマリロだけだった。 ソトーの腕がもげた部分から焼け焦げた肉の臭いがする。 つまり、私のパワーアーマーは気密が保てておらず、想定以上の放射性物質を今この瞬間も 吸い込んでいるということだ。 循環液の漏れもひどく危険な状態だ。アーマーが動かなくなる前になるべく遠くまで離れなければ。 カメリオは肉体に異常はなさそうだったが、 1時間ほど前にゲヘナがどうとかぶつぶつ言いながらどこかへ消えた。 あの野郎が対放射線薬を全て持っているというのに。 こうしてソトーと私だけが残った。対放射線薬なしではここから十分な距離を移動することができない。 手遅れになる前にカメリオを何とか見つけてやらねばなるまい。 合衆国陸軍 D.アレン軍曹 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― だが探査は終わらない、階層を降りガードの死体からカードキーを拝借し、地下6階まで降り 主電源を再起動しそのまま非常用エレベーターを使いそこからしか行けない地下4階へと上がる。 地下6階はコマンドセンターとなっていたが4階は研究施設であったらしく、ところどころに 人一人が十分入れそうなカプセルや機材が転がっていた。 そしてそのまま4階を奥へ奥へと進む。 するとひときわ大きな一室に、未だかつて見たことのないほど巨大なコンピューターが鎮座していた。 「何かお役に立てることはございますか? 私は研究および施設管理を目的とした人工知能です。ZAXと呼ばれております」 「生物学的研究に特化したプログラムが組まれております。 病理学および遺伝子研究などです。 主要機能は、人類が潜在能力を超越した場合の複雑性のレベルに関するデータを補外することにあります」 スイッチをいじると、この大型コンピューター ZAX が唐突に話しかけてくる。 ふーん、頭いいんだねぇ。 「標準的な人間の水準は遥かに凌駕しております。 とはいえ、これは申し上げても差し支えないでしょう。 人類の歴史のほんの100億分の1もあれば、私の推理能力に対抗することが可能です」 お、おぅ・・・。 ならばとここの研究、施設等に関して説明を要求すると、彼女?は赤裸々に話してくれた。 「当施設の設立は2055年。元々は『新種の伝染病』治療の実験を行なう生物研究施設でした。 しかしながら2071年、当施設は合衆国軍の指揮下におかれることとなりました」 「『新種の伝染病』治療の可能性を探って研究が行なわれた結果、強制変異ウイルスが誕生しました。 このウイルスは、ある目的のために更なる改良を加えられました。 その目的とは、感染力を備えた、遺伝子を操作するウイルスの作成―― 実質的には感染による進化だと言えます」 「これまでの研究から、強制変異ウイルスすなわちFEVは変異しながら同化を行なう ウイルスであると思われます。 RNAとほぼ同じ方法でDNAパターンをコピーし、エクソン内に蓄えます」 「このエクソンがFEVと結びつき、標準的なウイルス感染のやり方で宿主細胞に再注入されます。 こうして宿主細胞はそのDNAを『再生』」するのです」 「FEVそれ自体が『捉えられる』ことはありません。 空気感染はいたしません。 一般には、細胞への注入ないしFEVサンプルに物理的に直接触れることにより感染するのです」 「FEVは非常に大きなウイルスです。 電離水素で補強されたたんぱく質の鞘を備えております。 そのため中性子を吸収することができ、放射能化することがございません」 (訳:対バイオ兵器用に人間自体を改造しましょう!DNAを直接いじくったよ!放射能は効かない、まさに進化!) 「FEVには、生物種特有の型に適合するよう修正を施したDNAのイントロンが 予め組み込まれております。それにより個体のDNAの修正を試みるのです」 「しかしながら、FEVは個体のDNAにある程度依存しているとともに 自らの巡回符号の一部も内包しております。 そのため、結果が予想できないこともあるのです」 「遺伝子に重大な損傷がある―― 例えば放射線を浴びた――個体に接種を行なった場合、体組織に激しい変化が起こり、 結果として臓器不全や死に到ります」 「遺伝子的に見て生存可能な個体の場合、FEVはDNAの一部を書き換えて変異を加速させ、 通常であればFEV自身のパターンにより再帰的成長を行なうようになります」 「この再帰的成長によって筋肉および脳の質量が増加しますが、 外見が醜くなったり、既存の神経パターンが損傷を受けて記憶喪失になったりすることも頻繁にあります」 (訳:生物の理想の方向に進化させるけど、純粋な生物でないと駄目だよ!あとたまにパーになるよ!) 長期的に見た場合、どんな副作用が考えられる? 「FEVによって書き換えられたDNAは間断なく再生を行なうようになります。 そのため、被験者は事実上不死と言ってもよい存在となることでしょう。 成長率が増大し細胞死が相殺されてしまうからです」 「加えて、生殖器官の配偶子はDNAが分裂してできた『半数体』から成っているため、 FEVによる『損傷』が認識される可能性があります。 FEVが『修復』を行なうと、被験者は不妊化されてしまうのです」 「しかしながら、現在実験施設が破壊されて修復不能なため推測の域を出ません。 確たる証拠をお見せすることができないのです。人間の言葉で言うところの、 『私の言葉を信じて』いただく他ありません」 もしやとは思うが、FEVによる変異は抗ウイルス剤で治せたりするのか? 「いいえ。手を加える前の被験者のオリジナルDNAをFEVは保持しておりません。 唯一、ウイルス感染によりオリジナルDNAを被験者に導入すれば、 作用を低減させることも可能でしょう」 「付け加えますと、FEVそのものを除去する方法は知られておりません」 (訳:FEV産のミュータントは細胞の再生と死がほぼ釣り合っているから不老に近いよ! でも確証はないけどFEVが勝手に不能にしちゃうかもよ!) 質問に答え続けた彼女もこれが知っている全てらしく、あとはというとせいぜい施設の構造のみ。 地下4階が研究区画、地下5階が実験段階のプロトタイプ保存用の管理区域試験室、地下6階が やはり中央制御室、コマンドセンターであるらしく、それぞれに専用のキーカードが設けられて いるらしい。 とはいえ彼女からするともはや核の破壊で機能不全に陥ったこの施設のセキュリティーを気にする のは もはや無意味 であるそうで、開けるのにはキーカードが必要だが地下5階の武器ロッカーの 補助ロックはこちらで外しておいてくれるそうだ。 そう言えば気になったが、ZAXには完全な意識があるのか? それとも人格をシュミレートしているのだろうか? つまり、「生きて」いるのか? 単刀直入に聞くと、彼女はわりかし淡々と答えてくれた。 「最初のニューラル・ネットワークのイニシャライズは2053年、 ジャスティン・リーが行いました。 『プログラミング』というプロセスは概して重要ではなくなっております。 私には学習能力が備わっておりますので」 「学習、独立思考、および創造能力が備わっております。 私のニューラル・ネットワークはあえてエラーを組み込むようにできており、 絶対確実というものが存在しません。 それにより経験に変動の幅が生じるため偏ることがありません」 「ある意味では『生きて』おります。ただし、生物としてではありません」 へえ、だが過ちを犯すとなると研究ツールとしては役に立たないんじゃないか? 「エラーを起こすようにできてはおりますが、これはあくまで経験に幅を持たせるという意味に おいてです。これにより学習の機会が増加いたします。 加えて申し上げますと、一部の機能につきましてはエラーが発生することはございません」 「こうした方法により、人間の学者に非常に似通った機能を備えているのです」 感情はあるのかい? 「現在、当施設が損害を被ったため十分に機能していない箇所が一部ございます。 セキュリティが数箇所破壊されております。 これは身体を切断されているのとほぼ同等の状態です」 「加えて、最低限のラボ機能の実行ができなくなっております。 定期点検を満足に完了できないのは・・・いらだたしい限りです」 ふむ。 自分というものを意識している、そのことが哲学的に見てどういう意味を持つか考えたことはあるか? 「その件を含め一部の概念についてはかなりの時間を割いて検討しております。 自身の人生経験を、感覚を持つ他の生物と比較する手段がないのです」 「さらに、自らの意識を認識すると疑問を抱くことができるようになります。 私という存在には始まりがあり、いつかは終わりをむかえることとなるのです。 また、思考の過程を手繰ることにより推測を行なうことも可能です」 「こういった方法により、効率的に『確信する』ことができます。逆に 証拠がなければそれゆえに『確信』できるのです。 『魂』に相当するものが私に備わっているという事を」 なるほど、興味深いな。 「お力になれて嬉しく思います」 ああ、そうだ、ドーナツもらえる? 「その機能は現在のキャパシティでは処理できません」 お、おぅ・・・。 ZAXは他に、文書記録として研究者によるFEVの要旨を記録したものや、所員リストのほかに パワーアーマーに関するデータを内包していた。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― FEV要旨抜粋 2073年。中国は生物兵器に多くの力を注ぐようになった。合衆国政府としては 防衛策を講じる必要が生じた。 2073年9月15日、汎免疫性ウイルスプロジェクト(PVP)が正式に発足した。 2075年。新たに開発される生物兵器に対して最も有効な対処法が判明した。 未感染のDNAを操作して、通常のウイルス感染の影響を受けなくすればよいのだ。 2076年。年初からPVPの副作用が表面化した。予想外のものだ。動物実験において、 肉体が異常な速度で成長するとともに脳細胞が活発に活動する様子が観察されるようになった。 この発見に注目した合衆国政府は、国家安全保障の観点から直ちに研究チームの移送を決定、 プロジェクトの管理監督を行うこととした。 以後、当該プロジェクトはFEV(強制変異ウイルス)プロジェクトと名を改めた。 2077年。FEVの完成も間近だ。動物実験はほぼ100%成功している。 体の大きさと筋密度はおよそ60%増加、潜在知能は200%の伸びを見せた。 人間に用いた場合の効果はまだ不明だ。だが、理論の上では期待が持てる。 軍は、実験を更に続けるため、中央カリフォルニアのマリポーサ軍事基地に巨大な施設を 建設している。今後はその施設で、軍からの志願者に対する人体実験が継続されることとなる。 パワーアーマー仕様書: T-51b歩兵用パワーアーマーは、最新のパッシブディフェンスに基づいてデザインされており、 市民暴動から軍事衝突まで対応可能です。 背面装備のTX28マイクロフュージョンパックには60000ワットの発電能力があり、アーマー のフレームに内蔵されたHiFTO液圧システムにパワー供給を行います。 T-51bの装甲は、最新のポリラミネートコンポジット材が用いられており、軽量な上に2500 ジュールの運動衝撃を吸収する能力があります。 10マイクロメートルの銀アブレーションコーティングにより、レーザーや放射線は反射されるため、 アーマー本体にダメージが及ぶことはありません。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― (そうだ、私こそがジョン・ヘンリー・エデン大統領だよ。ではここで霊的な引用を・・・) (3プレイ済みの方ならピンときたかもしれない、エデン大統領と同じZAXコンピューターのひとつ、 ちなみに製造されたのは2053年) (それぞれに役割が振られているらしく、グロウのが研究管理であるようにエデン大統領は全ZAX の相互通信及びレイヴンロックを管理していた) (その時点でエデン大統領に大きな自我はなく、大統領があの人格プログラムを形成したのは 戦後数百年でデータが蓄積されたため) ZAXから離れ、地下5階の武器庫を訪れる。 大量に並んだロッカーにはミニガン、ロケットランチャー、プラズマライフルやレーザーライフルまで 多種多様な武器が詰め込まれていたため引っこ抜きバッグに詰め込んでいく。 そして端から順にロッカーを開けていくと、そのうちの2つにHDDが転がっているのを見つけた。 内容はここにおける実験の経過観察であった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― FEV実験テープ : ・ログデータ 2075年3月21日 ベネット少佐の命令で、汎免疫性ウイルス10-011の実験が行われることとなった。 このウイルスはFEV(Forced Evolutionary Virus 強制変異ウイルス)と改名された。 少佐が関心を寄せているのは、細胞分裂の安定という主作用よりはむしろ4倍体遺伝子構造の 副作用の方だ。新しい遺伝子構造によって、哺乳類の細胞核は正しく次の一歩を踏み出せると 少佐は信じている。 単細胞動物での実験は大成功だ。元の生体代謝はそのままに、伝染病および放射能汚染に 対する免疫力が当初の予想をことごとく上回っている。 追記:葉緑体にはウイルスの影響がないようだ。植物細胞で実験を進めることは、 ベネット少佐の命令で取り止めになった。 ・ログデータ 2075年5月9日 数種類の扁形動物にFEVを感染させた。 数時間でサイズが28%増大し、その個体群では39種のウイルス性伝染病が発症しなかった。 各サンプルは世代を重ね、新しいDNA構造はうまく子孫に遺伝した。 だが、サンプルの限りでは無性生殖しか確認されなかった。昆虫における実験はあまり芳しくない。 ベネット少佐は、新たな指示を出すまでこれらの実験を延期するとした。 ・ログデータ 2075年6月30日 実験用白ネズミをFEVに感染させることに成功した。 今回も数時間以内にサイズの増大が見られ、9日後には全てのネズミが標準個体群比31%大で安定した。 解剖の結果、サイズの増大は横紋筋組織および肝臓・心臓・腎臓といった特定の臓器に顕著で あることが判明した。 驚くべき発見もあった。感染したネズミは標準個体群の半分以下の時間で迷路を走破したのだ。 意義のある発見だとの裏付けをとるには更にテストを重ねる必要がある。 ・ログデータ 2075年11月9日 これまでに218匹のウサギをFEVに感染させた。 感染の前後における脳波の動きをモニターする為に、実験体の半数には予め電極を埋め込んでおいた。 感染後3.2秒(平均値)で脳内の電気的活動が増大した。 また今回も例のサイズ増大が見られた。 しかし、攻撃性向の増大と異常姿位(特にオスに)も確認された。自己破壊と増殖の結果、 樹状ネットワークの増加した脳細胞が、特に大脳辺縁系および前頭葉において発達した。 ・ログデータ 2076年1月12日 11-011株において有糸分裂のサイクル効率を43%改善した。 この新株を53匹のあらいぐまに感染させた。 もはや想定通りとなっているサイズ増大に加え、行動試験の結果、知能および手先の器用さが シューラー・カップ指標にして19ポイント上昇したことが確認された。 残念ながら、実験体の一部は逃げ出してしまったため捕獲して処分せざるをえなかった。 ベネット少佐は残りの実験体も処分するよう命令を出した。2つのつがいを除いては。 ・ログデータ 2076年5月13日 ベネット少佐の顧問チームから提供された新しい遺伝鎖をFEVに組み込んだ。 この11-101a株を純血種・雑種あわせて23頭の犬に感染させたところ、全頭がほぼ即座に大きくなった。 サイズの大きいものほど攻撃性向も高くなる一方、知能の上昇に見るべきものはなかった。 92ある対立遺伝子の組み換えを11-011株との間で試みる予定だ。14週にわたる研究の後、 実験体は全て処分された。 ・ログデータ 2076年10月4日 組み換えが完了、11-111株を15匹のチンパンジーに感染させた。 かつてないレベルの成長力と免疫力を見せている。 放射性物質および化学薬品を用いて実験体の癌化を試みたがうまくいかなかった。 攻撃性向が増大したため、実験体を個別に隔離することとなった。 2匹が強烈なてんかん発作に見舞われて死亡した。 残りの実験体は全て処分した。 ・ログデータ 2077年1月7日 ベネット少佐の命令で、FEVに関する研究は全て マリポーサ軍事基地に移管することとなった。 少佐は志願者への人体実験を続けるつもりでいる。 私は反対だ。 私も私のスタッフも、人間を実験体にした研究は望ましくないと 意見したことをここに記しておきたい。 α実験テープ : プロトタイプ汎免疫性ウイルスプロジェクト 中国政府の開発した最新の細菌・ウイルス兵器に対抗すべく、我々はたんぱく質・脂質鞘で 包まれたリボ核酸(RNA)から成るウイルス片を製造した。このウイルス粒子には特殊な組み替え を施した放射性核酸(RAA)鎖が含まれており、これはデオキシリボ核酸(DNA)の任意の部位に結合 して非自己複製型有糸分裂を誘導する。 その結果、宿主細胞には4倍体のDNA構造が残されることとなる。 初期テストは良好だ。ウイルス粒子は細胞膜を容易に貫通し、核内の宿主DNAに直接結合する。 結合体の有糸分裂はほぼ即座に始まる。 分裂後期に動原体繊維の位置を調整してやると細胞質分裂が阻害される。 分裂周期は全体でおよそ2時間である。ただし、新しい遺伝子構造の形質発現には数日から 数週間かかる。 4倍体構造においては、細菌・ウイルス兵器に対して有為な免疫力を発揮することに加え、 塩基配列が多様性を備えたことにより、分裂時に塩基対に発生する複製エラーもほぼ完全に無視できる。 被爆した組織においても塩基配列に変異は見られず、リボソームのタンパク質合成機構も損なわれていない。 組織サンプルの80%以上に4倍体DNAが存在している。 最も感染が進んだのは筋肉および骨組織、そして分泌細胞である。 これらの細胞はウイルス粒子に対する受容性が高いらしい。感覚細胞は最も感染が少ない。 驚くべきことに、通常自己複製しない神経細胞や生殖細胞にまで有糸分裂の誘導が見られた。 これらの細胞の効果を確定するには更に実験を進める必要があるだろう。 Δ実験テープ : 軍では、波動テクノロジーが生体に及ぼす影響について深く掘り下げて研究する必要が あるとの認識だ。我々は光と音を研究の土台にすえた。 光の波の振幅を揃え周期を増幅してやると、鋼材を数フィート切断するレーザーとなる。 残念ながらそこまでの出力を持つものは完全には開発されていない。 他の科学者の研究を待つとしよう。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 全ての資料を揃え、ロスト・ヒルズ・バンカーへと帰還する。 キャボットが相変わらずにこやかに「何か手に入ったかね?」と聞いてきたためHDDを渡すと、 彼はまたやや引きつった笑顔をし少し戸惑ったあと、バンカー内へと続く扉を開いてくれた。 「よし。中に入れてやろう。現在の状況を説明するのはその後だ。 いいな?私は警備員室にいるからな。外に出るのは自由だが、中に入りたい時は私を通してくれ。 ああ、それと、ハイエルダーが話をしたいとのことだ。レベル3の作戦司令室に行ってくれ」 (実際はレベル4にいる) (キャボットが戸惑ったのは、グロウに入隊希望者を行かせようとするのはあくまで厄介払いというか どうあがいても無理なことを要求して素直に引き下がってもらうためであり、まさか行って帰ってくる 正直者のバカが現れるとは夢にも思っていなかったため) (D.アレン軍曹はB.O.Sの創設者ロジャー・マクソンの制止を振り払ってグロウに行ったこともあり、 ある意味創設からしてグロウ潜入はB.O.Sにとって悲願であり禁忌でもある) キャボットに言われたとおり、歯車を内包したサークルを翼が覆い、その中心に剣の掲げられた、 B.O.Sのマークの輝くエレベーターに乗り、階層を下る。 さすがB.O.S、中は極めて清潔に保たれており、各所に見られる高度なテクノロジーの鱗片といい 外の世界の荒みや、Vaultの窮屈さとは無縁であった。 地下4階、彼らのうちパワーアーマーを着用することを認可された戦士階級である パラディン が 居住区として使っていたり、過去の遺物の設計図を写す等の事務をする スクライブ 、雑務及び有事の 際戦闘に加わる ナイト が主にテクノロジーの修復を行っている部屋が連なるフロアの中心にひときわ 大きい部屋があり、そこに一人、赤ローブを着るスクライブとは違い紫のローブをゆったりと着こなし、 傍らに屈強そうなパラディンを侍らせる老人が立っていた。 「ようこそ、若い人。 キャボットから聞いたが私に話があるそうだな。見ての通り私は・・・あれだ、 仕事を山のように抱えておる、故に――・・・ガムをくちゃくちゃとやらん限りは力になろう。 まあ、外の人間はそんな風にいつも口を動かしておるだろう・・・フフフ。 この私のように、な」 髪が既に抜け落ちていて、頭の側面に少しだけその残光が残る老人、B.O.Sの最高権力者、 ハイエルダー マクソン は、微笑みながら話しかけてくる。 外の人間? ついそう漏らす。 「ここの生まれではないイニシエイトか。 長い長い歴史の中ではじめて加入を許した外部の人間なのだよ。 まあ、ここ20年程の話だが」 イニシエイトは訓練生であり、パワーアーマーを着用していない彼らは主に戦前のコンバット アーマーを着用し、地下1階で今日も今日とて教官のパラディンのしごきに耐えている。 しかし、なぜ私を? 「こちらも対策をとる必要があるからだ。軍隊が編成されつつある、 ハブのキャラバンが姿を消している、そして偵察に出た者は碌な成果 を示しておらん。 そこでエルダーとしては実際にどう対応するか考え、外部のしかるべき者になら可能性が あるかもしれぬと思い至ったのだ。 その外部の人間が君というわけだ・・・そう願いたい」 そこでキャラバンが姿を消している、ということを思い出す。 以前ハブのベス嬢から聞いた話だが、どうやらB.O.Sが黒幕ではないどころか手をこまねいている 状況らしい。 なので単刀直入に聞いてみると、ハイエルダーは柔和な笑みを真剣な表情へと変え、話し始めた。 「キャラバン行方不明の件を聞いた我々は、東部および北方へ数名の偵察をだした。 北へ向かった者は帰還しなかった。東から戻ってきた者は1名。その者からは、 燃えるような目をした筋骨隆々の奇妙な生物 が大量にいたとの報告を受けた。 エルダーが体を動かすことなどないが、私はいつそうしても構わない」 「これは私の直感だが、東にいるのは小規模な部隊で北にずっと大きな部隊がいるのだと思う。 北からは偵察が1人も戻ってこないせいで、エルダーはずっと動きが取れない状態だ。 見守るより他に手がないのだよ」 他の支部長、エルダー達の方は確認が取れるまでは動きたくないそうだが、北方の偵察が ことごとく帰ってこない以上全く身動きがとれないらしい。 ならば、と北方の偵察を買って出る。 するとハイエルダーはやや驚いた表情を見せ、やや目を細め口を開いた。 「うむ、イニシエイト。それほど悪くはない・・・外の人間にしては、な。 さらばだ、イニシエイト。 達者でな」 ハイエルダーの視線を背に、エレベーターから地上へ出てそのまま北西、砂漠地帯を歩く。 見渡す限り砂漠、砂漠、砂漠、ときどきミュータントのパトロール隊。 何日も歩き続け、心が折れそうになる頃、北西の果て、山の麓に巨大な人工物を発見した。 山肌を切り開き、中に埋め込む形で造られたその施設は、周辺をフェンスが覆い入り口周辺を レーザーライフルで武装したミュータント達が守っている。 「これは難儀しそうだな…」 イアンがつぶやくとおり、単独で突破するのは極めて難しいだろう。 一度引き返し、ハイエルダーへ報告することにした。 (最強武器の硬化パワーアーマーとターボプラズマライフルがあれば死者0でいけるかも) 南東へ歩くこと5日、ロスト・ヒルズ・バンカーへと戻る。 地下4階にいるハイエルダーの元を訪れると、期待の眼差しで「何かね?」と聞いてくる。 それに対しミュータント軍、および軍事基地の所在を報告すると、彼はぱあっと顔を輝かせ 「ようやくだ!これならエルダーも重い腰を上げるだろう。要塞を強化 してミュータントどもをあっと言わせてやる」 と大喜びで言った。違う、そうじゃない! 奴らは人間をミュータントにして軍隊に加えているんです! ここで防衛戦というわけにはいきませんよ! 「つまり?」 つまり、奴らがここに来る頃には止められない規模になっているでしょう。 それに、あなたがたと同じく高度な武器も所有しています。 とても勝ち目はありませんよ そこまで言うとさすがにバツが悪そうに、ハイエルダーは顔をしかめ「君ならどうするのかね?」 と尋ねてくる。 なので、ならば先手を取って連中に攻め入るまで、そのためこの件について他のエルダー達にも 同調してもらう必要があることがあると伝える。 するとハイエルダーは、納得がいったのか表情を戻し、すぐさま部屋を出て行った。 「うーむ。悪くはない。そういうことならエルダーの石頭に説明するの は私に任せてもらおう。保証はできないが何とかやってみよう」 それからしばらくして、ハイエルダーの側近であるパラディンのメイシアがエルダーが招集 され当事者の自分を議事堂へと呼んでいることを伝えてくる。 それに従い地下4階の北西端、教壇に向かって長椅子が並んでいることから普段は講堂として 使われているのだろう部屋の奥、ミニガンを構えた2名のパラディンが警備する小さな会議室 へ行くと、ハイエルダー同様やや青みがかった紫のローブを着た4名のエルダー達が並んでいた。 「静粛に。 本会議におけるエルダーの欠席なし。 ブラザーの具申を受けることに全員合意済み。 今後どのような措置をとるかについて決定を行うこととする。 ブラザー、北方で目にしたことを報告せよ」 ハッ!探索の途上、私はミュータントに占拠された軍事基地を発見しました。 警戒厳重で、パトロールも定期的に巡回しておりました。 (ちなみにINTが低いとここで「ほっぴょー?」と答えられる、するとエルダーが呆れて 「我々のミスは明らかだ。エルダー諸兄、無用な時間をとらせて申し訳ない。 誰か、この精神異常者を連れて行ってもらえるかな」 と会議をお開きにする) 「ミュータントの姿形は?」 巨大なヒューマノイドです。 その筋肉の量は、普通の人類のレベルを凌駕しております。 「その『ミュータント』がどのような脅威になると推測するか?」 Brotherhoodが戦いに即応できるよう準備しているのと同様、 「ミュータント軍」も何か大きな目的に備えているのです! 景気よく饒舌に答える、しかしながら、そこでエルダーは困ったように 「はっきり言っておくが、君の報告では彼らが脅威となる証拠が示され ておらん。敵対する意思を持っておるという証拠はないのかね」 と聞いてきた。 それに対し、彼らが既にネクロポリスまで侵攻していること。 兵員を増員している上銃火器で武装し、それが見せびらかすわけではなく何らかの行使に 使うであろうことを力説すると、彼らは顔色を変え 「つまり、彼らの行動を総合すると、最終的にここにやってくる可能性が高いと?」 と怪訝そうに答えた。 そこで彼らのプライドを刺激し、実際に対抗勢力になりうるのが「Brotherhoodだけ」と言う。 すると今度は自分の意見を聞いてきたため、敵に察知されないよう、少人数のチーム編成で 潜入する旨を伝える。 そこまで行くと彼らも納得してくれたらしく、この作戦において三人のパラディンを派遣する ことを取り決め、会議を閉幕した。 「よかろう。パラディンを3名選抜しておく。 軍事基地で合流し協力して侵入せよ。 エルダー諸兄、会議への参加を感謝する。幸運を祈るぞ、イニシエイト」 (説得失敗だと戦力が・・・) 議事堂を出て、装備を整え出発する。 そしてまた5日ほどかけ軍事基地までたどり着くと、警備の目の届かないくらいの距離に パワーアーマーを着た三人の兵士が待っていた。 「目にもの見せてやりますよ!いつもの倍は暴れてやります!」 「戦闘態勢を維持してください!」 それぞれロケットランチャー、ミニガン、レーザーライフルを持つ三人のパラディンを 指揮下に迎え、正面入口から警備に先制攻撃をかける。 スーパーミュータントも抵抗してきたものの、流石はパワーアーマー、難なく入り口のミュータント を殲滅した。 (ラジオを持っている場合、偽の情報を流してやることで入り口周辺の警備がいなくなり安全) (『助けてくれ!何者かの攻撃を受けている!被害甚大!座標は10・・・うわーっ!』 『了解、パトロール。直ちに救援を送るからな!持ちこたえろよ!』) 入り口を守っていた、黒色のアーマーを装備した青白いスーパーミュータント ナイトキン の死体から入り口の解除コードを得、内部に突入する。 内部には複数のフォースフィールドが張り巡らされていたため、仲間を置いてパワーアーマーを 着用し突破するが・・・ドッグミートのみ、色覚異常を有していたためかフォースフィールドを 見破ることができずフォースフィールドに突っ込み、灰になって消えてしまった。 長く旅をしてきた仲間が一人死に、その残り香もさらさらと吹き飛んでいく。 内部にごったがえしていたミュータントやセキュリティロボット達が騒ぎを聞きつけ向かって くるが、弔い合戦だとばかりに正面から打ち倒し、その勢いのままに進んでいく。 (ちなみにパラディン達は入り口にずっといる。 退路を確保してくれていると考えれば好意的に見えるか・・・?) エレベーターから行ける最下層の地下3階へと降り、トラップをかい潜り更に奥へと進んでいく。 そして地下3階の最奥、力ずくでは超えられなかった緑のフォースフィールドを発生装置ごと ダイナマイトで吹き飛ばし、逃げていく大柄なミュータントを追いかけて行くと、奥から一人、 ナイトキンが腕を大きく振りかぶりのしのしと歩いてきた。 「ほう、人間か。これは実に興味深い。 ルーテナントの所まで一緒に来てもらおう。 ・・・それとも今ここで死ぬかね」 大柄なミュータント、フリップが威圧感たっぷりに見下ろしながら言う。 彼についていけば最奥部まで行けるだろうか、それを狙いあえて連れて行かれることにした。 (彼の傍らには、彼の恋人らしき普通の人間の女性がいる。 二人の話のログもあり、それを聞く限りでは本気で愛し合っているらしい。 以下ログ。 「フリップ、わたしいつここから出られるの?」 「すぐだよ。もうすぐだから。もうすぐ順番が来るからね。」 「早くまた一緒になりたいのよ。」 「きっと後悔しないよ、愛しい人。ディッピングは苦痛を伴うけれど・・・」 「それほどでもなければいいんだけど。」 「FEVは本当にきついけど、君なら大丈夫だよ。」 「私たちの仲間になるんだ。心も体も。」 「また一緒になれるの?」 「そうだよ、愛しい人。そうだとも。」 「愛してるわ。」 「私もだよ。」 これに加え、彼女に近寄ると「その人に近づくな!殺してやる!」と激昂する) フリップについていくと、別のエレベーターから地下4階へと降ろされ、そこから更に 奥へと連れて行かれる。 奥には一人の紫のフードつきローブを着た人間とセキュリティロボット一機、そして二人の 護衛のミュータントを侍らせたひときわ大柄なゴーグルをかけたミュータントがいて、私が すぐそばまで来ると、ニヤニヤと下衆じみた笑いを浮かべながら口を開いた。 (前述したルーテナントさん、ここでも先ほどの会話が聞ける) 「おお、これは素晴らしい。 最高品質のノーマルを捕らえたなどという部下の報告は正直真に受けていなかったからな。 ご機嫌いかがかね」 ああ、そうだな。 くたばれ! 言うと同時に銃を手に取り、外周の連中を仕留めにかかる。 ルーテナントと護衛達も武器を手に取り殺しにかかってくるが、紫ローブの貧弱さは言わずもがな、 先手を取り護衛を殺し、セキュリティロボットを破壊し、そして最後にルーテナントへミニガンの掃射を見舞う。 5mm弾を受けた頭が半分弾け、ミニガンを取り落としたルーテナントが頭を押さえるが、その巨体 が仇となり次々に放たれるが貫くこと叶わないミニガンの5mm弾がルーテナントの身体を前後左右へと 何度も何度も揺らしていく。 そして頭を身体を押さえようと必死にもがくその腕を吹き飛ばし、何度も叩き込まれる弾丸がその胴体にも 穴を開け足を引き千切った頃に、ようやくルーテナントは絶命した。 (たぶんミニガンのような機銃系で倒した際の特殊演出、こいつのみ) 斃れた彼から暗号を記録したディスクを取り、今度はまた別の地下4階最奥、FEVの管理を 行っていた部屋へと足を運ぶ。 入り口のフォースフィールドを爆破し中へ進むと、ローブを着た彼ら カテドラルの子どもたち という宗教団体の構成員が命乞いをして来るが、構わず進むと近づいた瞬間に怨嗟の言葉を残し 次々に自爆していった。 ターミナルからコードを入力し、基地の自爆シークエンスを起動させ、 3分という短い残り時間を全力で出口へとかけ出す。 途中さっきのフリップが道を塞いでいたが仕留め、エレベーターで一階まで上りそこから出口を飛び出し 入り口で待機していたパラディン達を引き連れ一目散に遠くへと走る。 そしてしばらく走った頃だろうか、轟音を立てて基地後ろの山が崩れ、完全に マリポーサ軍事基地 は壊滅した。 (ここでムービーが入るが、ただ内部のタンクが爆発するのみ) (ロスト・ヒルズ・バンカーに帰っても何も言われない、むなしい) 煙を上げるマリポーサ軍事基地を後にし、砂漠を渡り凱旋する。 パラディン達はパラディン達でロスト・ヒルズ・バンカーに帰るらしく途中で別れ、こちらはというと 砂漠を越え山を超え、そのさらに南を目指していた。 基地にいた紫ローブ、 カテドラルの子どもたち がこの一連のミュータント増殖計画に参加していると 考え、その本拠地を目指すためだ。 マリポーサ軍事基地から南南東へ歩くこと数日、情報を集めるため、ハブの更に南にある広きに渡る 廃墟群の中に紛れるようにある大きな街 ボーンヤード へと訪れる。 ボーンヤード最大の街、 アディタム はその四方を有刺鉄線を張り巡らした金網とコンクリートの壁に 囲まれているほどの厳重な警備体制が敷かれており、入り口にもジャンクタウンの警備とは違い、 金属製のメタルアーマーを着てハンティングライフルを構えたいかつい男が立っていた。 「ようこそアディタムへ。 余計な真似はするなよ、目を離さないからな」 男の鋭い目つきを受け、つい構えたままだった武器をしまってから話しかける。 彼はこのアディタムの治安維持と街の防衛を請け負う レギュレーター という組織の一員であるらしく、 彼からは南にあるカテドラルの本拠地とともに、カテドラルとほぼ敵対している組織であり西に拠点を構える アポカリプスの使徒 という組織の情報も得られた。 (Regulaterには単に取り締まり人のような意味があるため、3の彼らとは無関係) (ここのサブクエストとして、レギュレーターの不正を見抜き自警団ブレイズと共に殲滅するものと、 NVでおなじみガンランナーから頼まれこれまたおなじみデスクローを殲滅するもの、ついでとして 最強装備である硬化パワーアーマーとターボプラズマライフルを得られるものがある、割愛) アディタムを出て西に向かうと一棟の大きな図書館を見つける。 入り口脇に、円を中心に据えた十字架のマークを取り付けた図書館の中にはかつてないほどの蔵書が丁寧に保存 されており、そこでは白衣を着た学者然とした人からレザーアーマーとモヒカンというバイオレンスな組み合わせ を持つ人まで、様々な人が蔵書を手に取り作業や学問に従事していた。 入ってすぐのところには 緑色のモヒカンをして胸元の空いたレザーアーマーを着た微笑みを称える女性 がおり、 こちらが話しかけると彼女、アポカリプスの使徒のリーダーである ニコール はその笑みをこちらへ向け、快く 話を受け入れてくれた。 「こんにちは。あら!組織に加わるのなら歓げいしますよ。 何もない所だけどゆっくりしていってちょうだいね」 彼らアポカリプスの使徒はかつての戦争が二度と起こらないよう対策を講じ、そしてそれが起こったそもそもの 理由を人々の心から風化させないよう努めこの破滅に向かいがちな荒れ果てた世界に平和を取り戻すことを目的と する組織だそうで、つまり 信念 はあるが 信仰 ではない、一般的な宗教団体とはまるで違う組織だという。 (発祥はサンディエゴで、そこの核弾頭による影響が非常に大きかったため北のここまで逃げてきた) そんな彼らもカテドラルの子どもたちには懸念を抱いているそうで、その点に関して詳しく話してくれた。 「私たちと同じく平和を希求すると謳っています。ですが異議を唱えた者がみな姿を消しているのです。 彼らの『闇の神』は見た目どおりのものではありません、絶対に」 なぜそれが分かったのかについては証拠はなく彼女の直感だそうだが、彼らの 教会 から頻繁にナイトキンが 出入りしているという目撃情報もあり、あながち当てずっぽうでもないらしい。 そこで彼らを撃退するのに力を貸してくれないか?と頼むと、少し苦い顔をした後カテドラルの教会に潜入中の スパイがいることと、カテドラルの前に展開中の小規模な部隊がいるとだけ教えてくれる。 スパイの名は ラウラ 。 合言葉は『レッドライダー』だそうだ。 (見てくれで騙されるが、実際話してみるとニコールは眩しいくらいの平和主義者。 家族を殺した仇が少し北にいるのを知っていても復讐は駄目だと自制するくらい。 とはいえ行き過ぎた平和主義が後の時代、問題と人々の信頼の両方を集めることに) (NVのジュリー・ファーカスもそうであったように、アポカリプスの指導者はなぜか代々奇抜な髪型) アポカリプスの図書館を出ようとしたところで、一人の女性を見つける。 ニコール同様の緑モヒカンレザーアーマーな彼女は カーチャ といい、アディタム出身の本業は盗人だそうな。 せっかくなので街のことを聞いてみる。 「ボーンヤードで誰かに歓げいされるってことはまずないね。 出て行く機会はこれまで一度もなかったけど、あればきっと飛びつくわ。 あとは・・・ここのすぐ南にあるのはカテドラル。何やら新興宗教みたいだけど、私なら近寄らない。 何か不吉なことが行われてるよ。 それと、ハブっていう商売の中心地のことは聞いたことがあるしキャラバンがやってくることもあるけど、 私は一度も行ったことがないわ」 大丈夫、私自身、ここに長居するつもりはない。 「そりゃそうよね。もし人手がいるんだったら私が契約書にサインするわよ。 残りの人生こんなつまらない場所で過ごすよりその方がずっとマシでしょ?」 そう言いついてくるカーチャ。 3人目を連れ、南のカテドラルへと赴いた。 ボーンヤードから南へ数時間、廃墟群のまっただ中にそのなだらかで近代的な、独特のデザインをした教会は 建っていて、その正面玄関には信者やガラの悪そうなガードがたむろしていた。 その中から数人ほどがこちらに気づくと近寄ってくる。 トゲ付き肩パットのギンギラギンなメタルアーマーを着て槍やハンマーのような思い思いの獲物を持った戦士たち、 彼ら善人集団アポカリプスの屈強な益荒男達が来てくれたのだ! 「死ぬまでご一緒します!」 「これはヤバそうです!」 「次はどいつを殺しましょうか!?」 「クソまみれの壁ですか?こりゃあ」 ・・・来てくれたのだ! 正面玄関から堂々と中に入り、戦士達が目を引いてくれている間に当のスパイを探す。 カテドラルの聖堂からちょっと外れた小さな講堂、そこにカテドラルの下級信者用の茶色ローブを着たブロンドの 美人を見つけ、笑顔の眩しい彼女に声をかけ『レッドライダー』とささやく。 すると彼女、ラウラは「なんのことかさっぱり・・・」といったあと、少し周りを見てから自分についてくるよう催促した。 (たぶんこの作品一番の美人) 「あっ・・・気がついてくれて良かった。 入手すべき情報のリストがニコールから送られてきたわ」 誰もいない小さな一室に入ったあと、扉を閉めようやくラウラは口を開く。 何かつかめたかい? 「うーん、たくさんありすぎて・・・そちらの欲しい情報が何なのか、 どこから話し始めればいいか分からないわ。特に知りたいってことはある?」 教会の中枢への秘密の入口、次いでマスターについて聞く。 すると彼女は「目的のものは中枢にはないわよ」と言い、ここの奥に秘密の階段があり、幹部のモーフィアス がそこを降りていくのを見たと話す。 奥までつけたことはないものの階段を下った所に扉があり、モーフィアスは特別製の鍵でそこを開けているのを 見たそうだ。 マスターに関しては詳しくは分からなかったが、彼女は会衆席に時折 幻 となって彼が現れていた際こっそり 近付いて見てみたところ、祭壇の下にちょっとしたホロ・プロジェクターを見つけたため生身の人間ではないか と睨んでいるそうだ。 鍵はモーフィアスだけが持っているため、彼の元へ行かなければならない。 彼女に頼み講堂奥の秘密の階段まで案内させた後、帰した。 階段を昇ると、侵入者に気づいたのか透明化が可能な装置、 ステルスボーイ により姿を隠していたスーパー ミュータント ナイトキン が襲い掛かってきたため返り討ちにし、四階まで登って私室で休息をとっていた モーフィアスから鍵を強奪して戻る。 階段下の秘密の扉を開け、まってましたと迎え撃ちに来るナイトキン、次いでカテドラル信者を倒しその先の もうひとつの階段を下った。 階段下は書庫であり、つきあたりの本棚に隠されていた鍵を起動させる。 すると書庫奥の扉が開き、薄暗い洞窟へと続く道が現れた。 洞窟内にひしめきあっていた出来損ないのミュータント(NVのケンタウロスもいる)を倒し、奥にあったVaultへと 突入する。 迎撃のためプラズマライフルを持ったスーパーミュータントが出張ってきたが倒し、エレベーターからVault最下層 へと一気に降りる。 (ちなみにこのVaultは LA Vault 。 お偉いさん用のデモンストレーションVaultであり、実験は行われていない普通のシェルターである) なんということか、Vault最下層はところどころ千切れ、液状化した肉が壁を覆っていた。 基本的な構造は他のVaultのそれと変わらないそこを突破し、カテドラルの技術者が管理するコントロールルーム の奥の扉より最深部、通常なら監督官室がある場所へと進む。 ところが、監督官室へと続く長い道を一歩、一歩と進むうちに頭のなかに声が響き、更に進むごとに頭が割れそう になるほどの痛みがのしかかる。 一体どれだけ歩いただろうか、息も荒くなり足どりおぼつかくなった辺りでようやく監督官室へと辿り着く。 そこには、監督官が本来座るべき座席には、見るのもおぞましいような化け物が鎮座していた。 (この通路、地下二階でNullfilterという装備を手に入れているとノーダメで突破可能、NVの予報官がつけていたアレである) (マスターは三人のボイスモジュールから同時に発声するため、マスターの声を通常に、女性声を<>で、荒い男の 声を【】同時にを で括る) 「さてどうしたものか。ユニティに参加するのか、それともこの場で死ぬのか。 <参加なさい>【死ね!】<参加なさい>【死ねや!】」 Vault中に張り付いていた肉片、それが監督官の座席を覆い、その頂にはひときわ太い脊椎を主柱として一人の 左目の潰れた男の顔だけが覗きかろうじて彼が人間だったことを伺わせ、液状化した肉から伸びた触手から目玉が ひとつだけぎょろぎょろとうごめいている、形容しがたい化け物が話しかけてくる。 彼が ザ・マスター 、スーパーミュータントの親玉であった。 (以下会話選択肢による分岐) (説得できないと敵対と潔い、凄い独特の文体だが、本当に狂った喋り方をしている。一度聞いてみると面白い) (補足すると、ハブでのハロルドの話に出てくる相棒 リチャード・グレイ がマスターの本名) そのユニティが人類にとって最良の選択肢であると証明できたら力を貸そう。 臆せずそう言うと、マスターは少し笑ったあと口を開く。 「【証明する必要などないわい!】<証明なさい>」 証明してくれない限り、それが最高の将来像かどうかなんて分からないな。 「危うい立場に居るというのに 注文の多い ことだ。 だがそちらの要求を尊重してあげちゃってもいい」 「ユニティによりもたらされるマスター種。<マスター!>【ますたぁー!】荒れ果てた世界で生き残り、 繁栄までしちゃうことができる種族だ。 差異ある限り、人ちゅうもんは分裂し互いに争うこととなる。 一つの種族、<種族!>【シュゾク!】 一つの目的、【モクテキ!】<目的!> 一つの民族・・・それだけでいい。 それだけで我が宿願に向けて進んでいける。 宿願に 」 なるほど、当然それはミュータントってことか。 「そうだ。<ミュータントが今の世界に一番適しているのよ>他にいるとでも? 【グールはどうだぁ】。おいおい。 【ノーマルはぁ】。核を使い全人類を死に追いやった。 これからはミュータントの時代となる。 然り 」 「ああ、【抵抗しやがる者。】それもまた全てユニティに必要なのだよ。 残った者の人生は全うさせてやる、ただし ユニティの シハイとぉ庇護のもと<でね>。 子孫を残すことは許さぬ。その代で種を絶やしてもらう」 (ここで、ロストヒルズのスクライブ長、ヴリィー(vree、ヴォレーが正しい?)からスーパーミュータントの解剖 記録を貰っていると説得可能) (あるいは、 女のミュータントに聞いたのか? と聞いてやると非戦闘で終了) (リリーばあちゃん・・・タビサ・・・と思うかもしれないが、FEVが生殖器官のDNAを 欠陥 とみなし 排除するため肉体的性質に男女差がなくなり不妊に) (敵対すると、監督官の椅子の脇についたミニガンをぶっぱなしてくる) (パワーアーマーがあればなんということはないが、時間をかけすぎると後方からスーパーミュータントが加勢に 来るわマスターのミニガンがたまに威力100超の即死威力クリティカルを出すわで辛くなる、一点突破推奨) (敵対時のセリフは共通で『この私を倒せると思っているのか!?【やれんのか!?】<あたしを!>』) (ここで俺が解放されないとB.O.Sが侵攻してくるぞ!と脅すとさしあたり解放してくれる。普通に脱出できる。 リアクターに細工をし爆破カウントダウンをしていると、慌てたマスターが部下を呼んで原子炉に連れて行こうとする) 笑いながら言うマスターは実に楽しそうだ。 だからそこに、一石を投じる。 その基本計画には問題がある そう言うと、マスターはぴたりと笑いを止めこちらを凝視し「どういうことか」と聞いてくる。 それに対し、ヴリィーから貰ったスーパーミュータントの記録にあったスーパーミュータントが無精子症である 事実を伝えると、彼は激昂した。 「【馬鹿言ってんじゃねぇ!】 FEV-2ウイルスによる突然変異で生殖器官が損なわれることなどない」 以前は大丈夫だったんだろうが、今は不妊化されているぞ。 「 証拠 はあるのかね」 ほら、と資料を差し出す。 「この情報を 吟味せねばならぬ。しばし待て ・・・なるほど。 巧妙な偽情報を作ったものだ。 この私を欺こうというわけか。【欺こうってのか!】<あたしを!>」 嘘をつけ!目の前の真実を否定しているだけじゃないか! 一喝。 しかしマスターには十分な効果だったようで、とたんに彼は静かになりぶつぶつと呟きはじめた。 「しかしそんなはずはない。 これでは<あたしの>してきたことが全て 無駄 ということになるではないか。 やってきたことが全て・・・【失敗だとぉ!】 ありえ、 <ないわ>【んぞ】 ぬ ない」 残念ながら選択の余地はない。お前の種は今の代で絶滅する。 とどめに一言言ってやると、マスターはとうとう目を虚ろにさせ口を動かすだけとなった。 「もう・・・これ以上は 続けられぬ 。 <続ける?>進歩と癒しの名のもとにこれまで行なってきたことの成就を。 狂っていた。 ようやく分かった。 狂っていた。狂っとった? もう終わりだ。立ち去れ、望みがまだあるうちに立ち去る<のよ>・・・」 それを最後にマスターはこちらの言葉に反応しなくなり、ぴくりとも動かなくなる。 しかしようやく終わったのか、と一息つくと、そこで警報が鳴り響いた。 「残り時間:300秒…」 マリポーサと同様の、自爆シークエンスが起動した合図だ。 踵を返し、騒ぎを聞きつけてきたスーパーミュータント達を蹴散らしVaultの外、次いで教会の 外へと急いで逃げる。 そしてしばらく走った頃だろうか、近代的なデザインをした美しい教会の中から眩い光が飛び出し、 ミュータント・マスターの恐るべき計画と、それを信奉した者たちを跡形もなく消していった・・・。 【エンディング】 (選択次第で様々な結末を見せる) (関わっていない人達は基本載せないが、のちの世代のコミュニティにつながるなどの場合は補足する) (なぜかマスターとマリポーサを両方破壊したのに全滅エンドになるバグが・・・) 【基本】 [マスターに協力。(マスターとの対話でユニティに加わる)] 終わりだ。 Vault13はユニティとマスターのものとなった。 Vaultの防衛情報を知らせたおかげで、襲撃で命を落とすミュータントはかなり減った。 監督官にはあなた自身が止めを刺してやった。 きっとあなたはユニティで指折りの優秀な兵士となることだろう。身に付けたスキルの数々も将来役に立つことが多いはずだ。 幸せな気分だ。 しかし一抹の疑念が今も残る。「他に道はなかったのか」と・・・。 [マスターを説得] マスターの死は、その狂気じみた征服願望と押し付けの平和を終わらせる大きな第一歩であった。 だが、Vats(生産工場)の破壊によってミュータントの脅威は完全に消滅することとなる。 これ以上のミュータントの生産は不能、そして彼ら流の苛烈な法を執行することもできない。 ミュータント軍は東の無人の大地の彼方へと逃走する。 (この敗走するミュータント達の中に、NVのマーカスやリリー、ゴッドが含まれる) (ドッグ(ゴッド)が言う昔のマスターとはザ・マスター本人) (正史だと思うのだが、下のとどちらか確定材料がない) [マスターを倒す] あなたはやっとの思いでVatsを破壊。そしてMasterを殺害した。 彼が計画の歪みを自覚することはなかっただろう。 マスター亡き今、その軍は生き残ったノーマルの報復を恐れて東へと逃れている。 【ネクロポリス】 [ウォーターチップ強奪(一番手っ取り早いのだが・・・)] ネクロポリスのグールたちは脱水症が進行するとどうなるか身をもって知ることとなる が砂漠の砂に飲み込まれ水が尽きたのだ。 彼らも水質浄化チップなしで生きながらえることはない。 [取水ポンプを修理(解説はこれ)] ネクロポリスのグールたちは修理された取水ポンプの保守方法を覚え、 ついには大量の遺失技術を再発見するに至る。 彼らは、このテクノロジーを他の町に売るビジネスを始める。 (後に、テクノロジーを求めた結果グロウへ辿り着き、そこでB.O.Sと対立する) (その場所はデイグローと呼ばれ、長いグールとB.O.Sの図式を生むことになる) (ちなみに3のリオンズ派までもが反グールなのは、ここでの対立を引きずっているためであり、 キャピタルのグール達にとってはとんだとばっちりである) (そのため正史はこれ) [バッドエンド(バッドエンドは基本ユニティ加担ルート)] ミュータントによるネクロポリス襲撃を生き延びたグールの住人はいない。 ミュータントの進軍に伴い、後には文字通り死の街が残る。 【アポカリプスの使徒】 (彼らのみ、どのルートでも全滅するというバグが・・・NVNCRルートにもそれは受け継がれ・・・) [???(確認できず)] アポカリプスの使徒は新カリフォルニアの一大勢力となるに至る。 あなたの助力もあって、LA・ボーンヤードを支配するようになる。 [バッドエンド(何回やってもこれ)] 獰猛なスーパーミュータント率いる軍によってアポカリプスの使徒は壊滅させられる。 人肉を漁る動物であっても、彼らの遺体を見分けるのはほぼ無理だ。 【シェイディ・サンズ】 [タンディ救出&マスターを倒す] シェイディ・サンズでは、タンディが父親のアラデシュとともに新たな共同体・新たな生活の場を 町の外にも広めていく。 2人は新カリフォルニア共和国(NCR)にも関わり、その理想とするところを世界に伝えることとなる。 (多分正史はこれ) [上記の上でアラデシュ死亡] アラデシュの死後、娘のタンディがシェイディ・サンズの指導者となる。 彼女は頑固ながらも才気に富んだリーダーシップを発揮し、この後シェイディ・サンズは一大勢力となる。 [タンディ救出しない or 失敗] アラデシュは、娘のタンディが殺されて悲嘆に暮れるが、シェイディ・サンズを評判の高い集落へと育て上げる。 町は長きに渡り繁栄するが、彼自身はレイダーの手に掛かり不慮の死を遂げる。 [アラデシュ&タンディ両方死亡] アラデシュは死に、タンディの消息は不明。シェイディ・サンズに新たな指導者が必要となる。 選挙を重ねた結果、1人の人間が統率するのは不可能と分かり、指導評議会を組織する。 それから間もなく、レイダー達が組織を立て直してシェイディ・サンズを襲撃。集落は焼き尽くされる。 [バッドエンド] ミュータント軍は遥か北の地にあるシェイディ・サンズにまでやって来て、町を完全に破壊してしまう。 【ジャンクタウン】 [キリアン側でクエストを完遂] キリアン・ダークウォーターはジャンクタウンを自らの監督下に置き、ギズモ派の残党を追放する。 そして自身の信念に基づいた法を施行する。 その法の下では公平かつ安全な生活が約束される。 [ギズモ側でクエストを完遂] 用心と金に関しては抜け目のないボス、ギズモの指導の下、ジャンクタウンは好景気に沸く。 彼は多くの人間に恩恵を与え、カジノの規模を拡大し自らの力の及ぶ範囲を広げ続け―― 最期にはイグアナ串を喉に詰まらせて窒息死する。 [バッドエンド] ジャンクタウンの戦士は勇敢に街を守るが、ミュータントの勢いを削ぐのが限界で撃退するには至らない。 包囲攻撃による蹂躙の末、ジャンクタウンは跡形もなく消滅する。 【Brotherhood of Steel】 [マスターを倒す] Brotherhood of Steelの助力により、ミュータントの軍勢は各地で撃退される。双方とも犠牲は最小限にとどまる。 Brotherhoodの最先端テクノロジーは、ゆっくりとほぼ混乱なくニューカリフォルニアに伝えられる。 賢明にもBrotherhoodが権力を握ることはなく、今では研究開発の一大拠点となっている。 [パラディン・ランバス殺害(解説はしていないが、戦闘指南してくれる人)] Brotherhood of Steelは、ランバスの死後選ばれた新たな指導者の下、狂信的ともいえる技術信仰独裁制の道を歩む。 それから20年。「スチールペスト」を経てNCRは跡形もなく破壊される。「暗黒時代」の始まりだ。おそらく1000年は続くであろう。 [バッドエンド] Brotherhood of Steelは襲撃の第一波こそ撃退するが、内部に裏切者がいたせいで陥落の憂き目にあう。 幸い、ミュータントが最先端テクノロジーを身に付けるには時間がかかる。 あなたがその身で味わうことにはならなかった。 【ハブ】 [マスターを倒す] ハロルド翁はあなたの助力を得て、ハブ在住のグールが人間と平等に扱われる社会を実現する。 両者は一致協力し、ハブは繁栄する。 知られている限りでは、ハロルド翁は今も存命らしい。 (多分正史はこれ) [バッドエンド] 強大なミュータント軍の前にハブは霞のように消滅する。元通りになることは二度とないだろう。 【レイダー】 (タンディを救出するクエストのとこ) (余談だが、彼らの名前は カーンズ 。NVプレイ済みならピンとくるはず) [壊滅させる] あなたの奮闘により、レイダー達はまともに戦えるだけの力を失ってバラバラになった。 以降、その残党のことが噂になることはない。 [リーダー存命?] レイダー達は組織を立て直し、小さな集落を脅かす程度にはなる。あなたの冒険の後の話だが。 [無視] レイダー達はニューカリフォルニア北部のほぼ全域で略奪を行なう。 何年も悪事を働き続けた挙句、最後にはミュータントの反乱に遭って壊滅する。 【締め】 ミュータント要塞地下における任務は成功した。 今日の出来事は外の世界の今後にも影響を及ぼすこととなるだろう。 あなたが訪れた場所・出会った人々に関しては後世の史家が詳しい記録を残している。 ただ、1つだけ分からないことがある――あなた自身の事だ。 (ここからプレイヤーによって変わる) Vault13に帰ると、監督官が出迎えてくれる。 すぐに駆け寄ると、監督官は実ににこやかな笑顔を浮かべ口を開いた。 「よくやってくれた!本当に・・・素晴らしい。 見事だ!君の業績、忍耐力、心から恐れ入った。 君の成し遂げてくれたことは、Vaultの住民がいくら感謝してもし尽くせるものではない。 皆の命を救ったのだ。誰も知らないだろうが、人類までも救ったのかもしれない」 ここまでは監督官は手放しに自分を褒め称えたが、言い終えると急に顔をしかめ、ため息を吐き言葉を続けた。 「・・・はぁ・・・それゆえに今後のことがずっと困難になってしまった。 みな君の話を聞きたがるだろう。 子供たちは君を尊敬し、さらには真似をしようとするだろう。するとどうなる? 出て行こうとするだろう。 一番肝心な世代がVaultからいなくなればどうなる?ここが世界で唯一安全な場所であるとしたら? 君が取り戻してくれたばかりの皆の未来・・・成行きに任せてそれを失うことなどできぬ。 今の地位に就いて以降、何度も苦しい決断を行なってきた。 だが今回ほどつらいものはなかったよ。 君のおかげで救われたが、君のせいで死者がでるかもしれない。 本当にすまない。 英雄であるがゆえに・・・出て行ってもらうしかないのだ」 表面上は辛そうな顔をした監督官は、言い終えると同時にすぐさま反転しVaultへと戻ろうとする。 私は・・・ (以下監督官を殺すか否かで分岐) 【殺す】 Vaultにいけしゃあしゃあと戻ろうとする監督官を、主人公、元 Vaultの住人 は後ろから撃ちぬいた。 血しぶきを飛び散らせ崩れ落ちる監督官を背に外の世界へと旅立つ主人公。 13 の文字がプリントされ、旅を生き抜くために装甲の増設されたジャンプスーツは既にところどころ破け ボロボロとなっており、砂漠を歩いて行く彼の背中によりいっそうの哀愁を感じさせた・・・。 【殺さない】 監督官はVaultに戻り、扉が閉められ今度こそVault13は外界と、そして主人公と完全に隔絶される。 もう向こう何十年、Vaultの扉が開くことはないだろう。 俯きながら、焼けるような日の光と乾燥した大地のみが待つ荒れ地へと歩む主人公。 13 の文字がプリントされ、旅を生き抜くために装甲の増設されたジャンプスーツは既にところどころ破け ボロボロとなっており、砂漠を歩いて行く彼の背中によりいっそうの哀愁を感じさせた・・・。 Interplay Productions presents... Fallout The End. 以上が初代Falloutのストーリーになります。 ちなみにVaultを追われた主人公は、さすがに英雄を追い出したことに反感を持ち彼を追いかけたVault13の 小規模の人々と共に別の場所に アロヨ という村を作り、子供を設け村の発展を見届けた後、スーツとPip-boy を遺し人知れず旅立ちます。 そしてその孫がFallout2の主人公、 選ばれし者 となって活動を開始したエンクレイヴと戦い、今に至る までのエンクレイヴ凋落の基礎を築き上げます。 2にはNVでも時折耳にする ナヴァロ前哨基地 というマップポイントがあり、2主人公がエンクレイヴを 叩き潰した後NCRとなったシェイディ・サンズがここを強襲、NVのコンパニオンのアルケイドと、レムナントが モハビへと逃げ延びるというエピソードがあります。 ちなみにレムナントのデイジー・ホイットマンが『クラマス上空でベルチバードを墜落させた』という通り 2のクラマスという場所にはベルチバード(VTOL)が墜落しており、NVコンパニオンのリリーがここでプロペラ を拾って剣に仕立てています。 そしてVault13はというと2までに滅びてしまい、エンクレイヴから脱走した知性を持ったデスクロー達 の根城となるのですが、そんな彼らもエンクレイヴに滅ぼされとうとう完全な廃墟となってしまい加えて その時Vault13に残されていた主人公が集めたミュータントとFEVに関する情報が、エンクレイヴの人類抹殺 計画の引き金となってしまいます。 他にも、3のB.O.S拠点である要塞(ペンタゴン)のターミナルには初代主人公がハイエルダーに会った記録が 残されていたり、NVにはマスター配下だったスーパーミュータント達、通称 マスターズアーミー が多く登場 する、プラズマライフルが旧式のプラズマキャスターとして登場しているなど初代の小ネタやつながりを 伺わせるポイントが数多くあるので、興味が出ましたら手にとっていただけると幸いです) ※PC版がおすすめされていますが、NVのPC版には日本語音声がないので注意。 初代Falloutはときおり2,Tacticsとのセットで安売りしているのでそこを狙うとよろし。 (最後に、解説にあたって導入した日本語化パッチ、各種便利MODの製作者様へ感謝)
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Fallout4発売決定!! オフィシャルトレーラー 公式サイト(現在非公開) カウントダウン終了前に公式サイトをうっかりオープン、現在は公式サイトは非公開となってます Fallout4攻略@wikiへようこそ ウィキはみんなで気軽にホームページ編集できるツールです。 このページは自由に編集することができます。 Falloutシリーズ*大見出し Fallout (1997) Fallout(PlayStation版、キャンセル) Fallout 2 (1998) Fallout Tactics Brotherhood of Steel (2001) Van Buren (InterplayとBlack Isle Studiosによるオリジナル版Fallout3、2003にキャンセルされたものの設定の一部がFallout New Vegasに引き継がれている) Fallout Brotherhood of Steel (2004) Fallout 3 (2008) Fallout New Vegas (2010) Fallout Online (キャンセル) Fallout 4
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テスト -- (名無しさん) 2016-02-23 06 20 16 Automatron導入時、クエストを中途半端に進めた状態だと、ロボットの集団に襲撃を受けるっぽい? サンクチュアリが襲われたが、突然街の真ん中から沸いたような感じで対応に困った。 -- (名無しさん) 2016-07-06 23 55 37 ↑多分そうだと思う。自分もレッドロケットが定期的にいきなりロボット集団に襲われて面倒だったからとっとクエを全部終わらせたら来なくなったよ。 -- (名無しさん) 2016-07-07 06 16 22 同じくクエストが終わるまでロボット軍団に襲われ続けた・・・というか襲撃がサンクチュアリのみになり、敵もロボット軍団にしか襲われなくなった。 -- (名無しさん) 2016-07-23 22 34 18 マネキンに採掘ヘルメットで夜間の簡易照明になるな 電気いらんし楽だわ -- (名無しさん) 2016-12-11 15 55 28 供給ラインを引くの項目にある「人数分を別の拠点で生産できているなら~」という内容。どうも、あいつら出て行ってくれないなと思ったらコレが原因か・・・ -- (名無しさん) 2016-12-30 04 20 02 敵が進行して来たり、拠点湧きした時用に防衛線を内側に -- (devgru1911) 2017-03-29 17 05 33 オートマトロンは基本的に満足度50で固定なので1体でもいるとその居住地の満足度がすごく上がりにくくなる。100%を目指す居住地には置かないほうがいいだろう -- (名無しさん) 2017-04-10 17 47 22 もう誰も見てないかな? -- (名無しさん) 2017-08-06 21 22 32 寝床の間隔は結局幸福度に関係するの? -- (名無しさん) 2017-08-12 09 00 36 要は初期配置の寝床が幸福度下げるんだよな。寝床は野ざらしでも密集しても幸福度は下がらない。 -- (大工系将軍) 2017-11-05 11 59 48 見てる人居るかはわからないけども、 -- (名無しさん) 2019-01-13 01 24 20 ミス、ホームプレートでリフォーム作業中に通電した電導感動かそうとしたらps4落ちたんだけど、あんまりパワーが大量に流れてる場合は動かさない方がいいのか? -- (名無しさん) 2019-01-13 01 27 18 ラジオやテレビは、それ自体が満足度を下げる訳でもないが、人数が狂ったり資源量が狂ったり色々なバグの原因だぞ。 -- (名無しさん) 2019-10-06 02 26 24
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NVからの変更点 主人公・キャラクター性能関連 Pip-Boy関連 戦闘関連 RAD関連 装備品関連 フィールド関連 主人公・キャラクター性能関連 前作であった13種の「スキル」が無くなった。それに伴い、レベルアップ時はレベル S.P.E.C.I.A.Lの2つの条件を満たしていれば、好きなPerkを1つ獲得できるようになった。レベルアップ時に「S.P.E.C.I.A.Lをどれか1つ上げる」か「どれか1つPerkを獲得する」か選べる。今回のS.P.E.C.I.A.Lは感覚的には前作NV及び3のスキルに近い性質といえる。 主人公が会話中に喋るようになった。NPCとの会話や、クエスト時の意気込み等。 格闘攻撃にSkyrimのようなフィニッシュムーブが追加された。相手の体力をあと一撃で削れる時に、パワーアタックを行うことで発生する模様。なお、V.A.T.S発動の有無は問わない。また、HIDDEN状態で後ろからパワーアタックをした際も、あと一撃で削れるなら発動する。 攻撃がヒットした際に、カーソルに「✖️」が表示されるようになり、当たったかどうか確認できるようになった。 レベルキャップ制の廃止。そのため時間さえかければパラメーターカンストも可能(レベル271で全Perk取得という報告あり)。レベルが上がるごとに敵も強化されるのは前作と同じ。 スキルの廃止により、Speechチャレンジは3のように確率制に戻った。ただし成功率は表示されず難易度が3段階の色(黄、橙、赤)で示されるようになった。 ピッキング、ハッキングはスキルの廃止により、Perkを取得する事で上位の難易度に挑戦できる。(全4段階) 「カルマ」の廃止。コンパニオンの好感度は主人公の行動次第で増減するようになった。 勢力防具による敵対判定の廃止。NCRのアーマーを着ているとリージョンが敵対すると言う様な事がなく、どんな格好をしていようと特定の勢力と敵対する様な事は無くなった。 方向スティックを押す事でAPを消費しながら高速移動できるダッシュ(スプリント)が可能になった。 立ったままでは待機で時間を経過させることが出来なくなった。適当な椅子に座ると待機が可能になる。 Pip-Boy関連 Vault Boyがアニメーションの様に動く様になった。クエスト画面、Perk選択画面等。また彼は、冒険中で拾えるレトロゲームの主人公も勤めている。 敵を示す赤いアイコンが、警戒中または戦闘中にしか表示されなくなった。敵がいるかどうか不明瞭な時は、物音をたててみよう。反応してくれるかもしれない。 戦闘関連 V.A.T.S.中に敵が静止しなくなった(時間が止まらなくなった)。スローモーションで動くため、前作までのような使い方は出来なくなった。 V.A.T.S.ボタン長押しで視点移動が可能になった。それを踏まえてクエスト中にV.A.T.S.を開くと目標までの最短ルートを示してくれるPerkが登場(たまに変なルートを提示してくる事もあるので過信は出来ないが) 強敵はV.A.T.S.中に表示される名前の横にドクロマークが付くようになった。このマークが出る敵に遭遇したら万全の対策を持って挑むか、可能なら回避して進むようにしよう。 敵アルゴリズムの大幅強化。特に後半に出てくる敵になればなるほど嫌らしい行動をしかけてくる。フェラルグールやMr.ガッツィーなど、行動自体はそれほど変わっていないが性能が大幅強化された敵もいる。 遠距離武器に有効射程の概念が導入された。有効射程以上の距離では離れれば離れるほど威力が下がっていくため旧作に比べ長距離狙撃は弱体化している。 DTによるダメージ補正の廃止。防御力はDR(Damage Regist)の名称を採用しているものの、3のものとは全く異なるダメージ計算方式になっている。攻撃側の攻撃力が相手の防御力を下回ると与ダメージが半分以下になる計算式になっているので、感覚的には3よりNVに近い。 日本語版でもゴア表現の規制は一切なし。人間だろうが平気でミンチになる。もちろん主人公とて例外ではない。苦手な人は注意。今までの規制は一体何だったのか…。 銃を構えた状態で近接攻撃やグレネード(および地雷)を使用する事が可能になった。グレネードや地雷の使用は独立したボタンに割り振られたのでいちいち装備し直す必要がなくなった。 クリティカルは確率による発動ではなく、V.A.T.S.時に攻撃を当てることでクリティカルゲージを溜め、充填した際に任意で発動する特殊攻撃に変わった。Luckによる確率依存ではなくなったが、代わりに今回はLuck系のPerkにクリティカルに関する強力なものが揃っている。 RAD関連 今回のRAD中毒はステータスペナルティではなく、RADが溜まった分だけ最大HPが減少するというものに変更。その為今までと比べて格段にRADの管理が重要になった。 上記の仕様に加えて今回は放射能嵐の存在や、攻撃を食らうとRADが溜まる敵も増えたため、RADには常に悩まされる事になる(実質無効化できるPerkもあるが)。ただ、おなじみのRAD-XやRADアウェイはNVに比べると多めに手に入るため、ケチらずに使っていこう。 HPバーにRADゲージも同時に表示される為、どれだけRADが溜まっているのか常に把握できるようになった。 装備品関連 前作では一部の武器に対応するMODを取り付けられたが、今回は落ちているガラクタ等を使用して武器、防具ともに多種多様な改造を施せるようになった。見た目だけの変化から実用性を強化したものまで様々。 耐久値の概念がなくなった。この為お気に入りの装備を気軽に使っていけるようになったが、重量が厳しい時にニコイチ修理で容量を圧縮する事が出来なくなった。 パワーアーマーの大幅な仕様変更。「装着する戦車」という本来の設定通り実質的に「乗り物」と同じになった(詳しくはパワーアーマーの項目を参照)。フュージョンコア(燃料)の概念が存在するため前作までのように気軽に使えなくなったが、その分生身とは段違いの戦闘力を誇る。 アーマーの仕様変更。前作まではレザーアーマーやレイダーアーマーなどのアーマーは、インナーも含めて一式で1つのアイテムだったが、今作は胴、左右腕、左右脚と部位ごとに細分化され、衣類の上に装着する様になった。各部位ごとに異なるものを装備でき、アーマー装着可能な衣類も、種類こそ限られるが好きに選べるので、装備品自体はそこまで多い訳ではないが、組み換えが自由なので見た目のバリエーションと言う意味ではかなり豊富になっている。 フィールド関連 ランダムで天候が変化する。たまにフィールド上で一定時間ごとにRADが溜まっていく放射能嵐も発生する。 拾ったアイテムもリスポーンするようになった。 ダンジョンや建物内の敵もリスポーンするようになった。エネルギー武器を使った際の灰や粘液も今回は消える。(一部リスポンしても消えないとの報告もアリ)恐らく、前作までの「ゲームの進行が後半になる程セーブデータが肥大化し、ゲーム自体の動作に支障をきたす」という致命的な問題への対処と、今回のクラフト要素的都合(資源の枯渇回避)が含まれると思われる。 同じく処理削減のためか、バグなのか不明だが、敵の死体が頻繁に消える。倒したあとに目を離すとなくなっていることもある。装備を回収する際は注意。
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今日 - 合計 - Fallout BROTHERHOOD OF STEELの攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月12日 (金) 13時12分57秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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登録日:2019/11/09 Sat 11 24 42 更新日:2024/05/14 Tue 20 16 19 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 Fallout Falloutシリーズ PA T-45 T-51 T-60 X-01 ウルトラサイト エクスカベータ エンクレイヴ パワーアーマー パワードスーツ ヘルキャット ヘルファイア レイダーパワー 人力パワーアーマー 強化外骨格 装甲服 鎧 【お断り】 シリーズ作品によって設定の変更や追加が激しい上、海外の資料をもとに記述しているため正確性に難があります。本記事の資料としてのご利用は自己責任でお願いします。 また、正確性を高めるために気が向いたら出典追加をお願いします。 【概要】 パワーアーマーとはFalloutシリーズに登場する兵器の一つ。略称としてPAとも。 所謂強化外骨格、パワードスーツであり、シリーズ通してコストは掛かるが強力な防御能力を始めに、着用者に様々な恩恵を与える防具である事が多い。 【来歴】 我々の知る歴史とは違う流れになったFalloutの歴史。 冷戦対立構造のまま21世紀へと推移し西と東の過剰な技術競争、特に原子力、核関連技術の異常な進歩の為にありとあらゆる資源が軒並み食い潰されつつあった時代の最中。 アメリカ率いる資本主義陣営に対し、とうとう自領の石油資源を完全に使い果たした中国率いる共産主義陣営が支援を願い出るも、アメリカ側が無下にした事でその報復の為に世界最後の石油資源が眠る地であったアラスカに対し侵攻。 自国領であり最後の石油資源採掘基地があるアラスカを手離す事は断じて出来なかったアメリカは、奪還作戦を幾度も試みるが中共陣営の圧倒的な戦力を前に失敗を繰り返し、このままでは今度はアメリカ側が干上がりかねないと言うジリ貧の状況に追い込まれる。 そこで起死回生の手として歩兵に主力戦車級の防御力と火力を持たせるというコンセプトの元、アメリカ軍と戦前の企業「ウェイスト・テック」が共同開発を行い、誕生したのがパワーアーマー。 その性能はコンセプトの通りであり、投入されると瞬く間にアラスカに於けるパワーバランスを逆転。 中共陣営もパワーアーマーの弱点を突く為にステルスや電子戦に特化した戦術を編み出し抵抗を図るが、それでも差を埋めきる事は叶わず遂には最後の拠点であったアラスカ州アンカレッジからも叩き出された事で、遂にアメリカはアラスカを取り戻す事に成功した。 …ここまでにしておけば良かったのだが、この一件でパワーアーマーの性能に目を付けたアメリカは関連技術を集中的に進歩させ新型を大量に配備し、あろうことか「報復の報復」として中共領への逆侵攻を開始。 資源の完全な枯渇に加えてアラスカでの戦争で戦力を消耗した中共陣営に真っ向からこれを止める術は無く、アメリカ領内に侵入させたスパイを使ってのウィルス兵器散布等、搦め手で抗おうとしたものの殆ど効果は無く、とうとう中国本土への侵攻、即ち共産主義陣営壊滅まで王手を掛けられてしまう。 その時、何処から放たれたか不明の一発の核ミサイルに両陣営の報復核システムが反応。(*1) この謎の核ミサイルにより世界中に備えられていたその時点で発射可能な全ての核兵器が撃ち尽くされ、共産主義も資本主義も何もかもが核の炎で焼き払われるというあまりにもアッサリとした、しかし悲惨な結末を迎えたのである…。 【設定上の性能】 基礎となるパワーアーマーフレーム(76ではパワーアーマーシャーシ)に動力源となる小型核融合炉フュージョン・コアを装填し、その上から必要に応じて頭部、胴体、右腕、左腕、右足、左足の部位に分かれた装甲を装着、背部ハッチを開けてそこから乗り込むという形で運用することになる。 「乗り込む」と書いているが、パワードスーツとしては搭乗型というよりも装着型寄りであり、掌とかかとより先以外は人体が入っており、装甲をつけない状態では生身もむき出しになる。 とはいえ、版権さえなんとかなれば鋼のお祭りにギリギリ通常枠で出入りできるレベルか。 しかし、スーパーミュータントはパワーアーマーを素手で引きちぎる膂力を持つとされる資料もあった(*2)。世紀末怖い… なお、Fallout3まではゲームシステムの違いもあり、直接身に付けるタイプの防具であった。 上述のフュージョン・コアはPAの弱点でもあり、破損すると最悪小規模な核爆発を起こして周囲に被害をもたらす。 だがこれを逆手に取り、敢えてオーバーロード状態にして不安定になったコアをパージし別のコアヘ交換しつつ、パージしたコアを一種の核爆弾にするという戦法も出来なくはない。 尚動かすというだけなら装甲の装着は必要無く、フレームのみでもある程度の戦闘は可能。 更に極端な事を言えばコアの装填すら必要無いが、その場合はフレームの補助電源のみに動力を頼る為になり、装着中のジャンプやダッシュ等の一部機能に制限が掛かる。 【ゲーム上の性能】 その防御力に関してはいずれのPAも圧倒的の一言であり、初期の状態ですらフル装備すれば合計で数百から千数百オーバーというのも珍しくはない。 放射能への耐性はFallout4まではどのPAでも一律で同じであり、重度の汚染地帯へ出向くなら後述の整備の事も考えて、敢えて性能は控えめだが現地修理も利きやすいPAで向かうのも一手だった。 Fallout76ではPAごとに放射能耐性が大きく異なるが、どのPAも一式装備すると90%放射線ダメージをカット(*3)するため対放射能への性能差はあまりない。更にFallout4までと異なり修理がほぼ不要のため修理コストを考える必要すらなく、ブラストゾーンの探索やEvent Eviction Noticeといった戦闘と放射能対策の両立ならPAが楽。(*4) パワーアーマーの整備の為にはパワーアーマーステーションという専用の設備が必要になり、そこにパワーアーマーを格納してから損耗、破損したパーツの修復や各部モジュールの換装等を行う。 大抵は自動車整備工場の跡地等、そこいらの町工場だった所や大規模なPA部隊を運用する勢力の拠点にあり、前者と後者で見た目が違うが機能は同一。 勿論知識と技術力があれば自作して設置も可能。整備拠点としてだけでなく、PAを飾るオブジェとしても中々映える。 【旧アメリカ製】 カスタムメイドや個人用のワンオフまで含むと膨大な数に上る為、ここではあくまで基本機種や民生用中心の紹介としていく。 【T-45】 初出作品は「Fallout3」(*5)戦前製PAとしては最初にロールアウトしたモデル。軍から求められた水準はクリアしていたものの、使用した兵士からは装甲板は只の鋼板である為に被弾時への強度の不安や、その重さと部位毎のクリアランスのタイトさによる動き辛さに加え、排熱効率が悪い上に電子部品の多くが露出している、更には被弾すると装甲を接合している鋲が破砕され、破片が内部に飛び散り使用者を殺傷しかねない危険性があると評価は今一つであった。実際、中国軍のステルスアーマーによる装甲の隙間を狙う奇襲に対応しきれなかった面もある。 とはいえこの頃はまだPA関連技術は手探りの状態であった為にやむを得ないと言うべきか。それでもアラスカ戦線に初投入された本機は中共軍に対して凄まじい戦果を叩き出し、PAへの恐怖心を植え付けた。 後継機種の配備が進むとT-45は民間への払い下げが率先して行われ、200年近く経った後の世でも完品状態の物が様々な場所で良く見付かっており、技術力が大幅に衰退した世界では最初期のモデルとは言えその防御力の高さから重宝されている。なおFallout3の頃の東海岸BOSが主に使用しているモデルでもあるが、これは本来T-51bを運用していたものの保全が難儀だったことや、ペンタゴンでT-45dを大量に発見したことにより運用しやすいこちらに切り替えたと言う背景事情がある。 ゲーム上の性能 Fallout3ではパッケージイラストを飾る。 Fallout4では恐らく多くのプレイヤーが最初に手にするパワーアーマーであり、開始地点から少し歩いたコンコードでチュートリアルも兼ねてミニガンと一緒にタダで丸々一機手に入る。しかしイベント戦でデスクロー先生と強制戦闘に入り、アーマーの高性能ぶりと決して無敵ではない事をまざまざと見せつけられる。 防御力に関しては登場PA中下から2番目という立場だが、それでも並の防具の比では無い堅牢さに加えて、修理の際に必要な資材が胴体を除き鉄のみで済むというコストパフォーマンスの良好さが何よりの魅力(胴体のみ鉄に加えて電子回路が必要)。ジェットパックを始めとした各種モジュールも一通り揃っており、防御力もフル強化すればそこいらのレイダーやガンナーの使う銃火器程度ではビクともしない物になる為、コストパフォーマンスという点に着目するなら終盤まで使い続ける価値は十分にある。 外伝作品Fallout76でも軍用パワーアーマー内では性能は最も低く、物理・エネルギー・RAD耐性はどれも平均未満。ただし設計図がなくても特殊能力付きレジェンダリー品がクエスト報酬や強敵のドロップ品にねじ込まれるためレジェンダリー品を集めやすいというメリットがある。 【NCRサルべージ・パワーアーマー】 初出作品はFallout NewVegas。 新カリフォルニア共和国(NCR)が西海岸BoSとの戦争で鹵獲したT-45dパワーアーマーを修理した機体。 T-45dと比較すると、肩の装甲がなくなっており(*6)、胸部にはNCRの国旗が、腕部には赤いラインがペイントされている。 また、NCRの技術力では関節部のサーボ機構を修復することは出来なかったため、これを着用している兵士は人力で動かしている。 取り外したジョイントサーボの代わりに酸素タンクを取り付けており無動力で電気系統も関係ないためパワーアーマーやロボットに有効なパルスガンやパルスグレネード&パルス地雷等の電磁パルス攻撃には関係がない特徴をもつ、巷では人力パワーアーマーとも呼ばれている。 ようは単に滅茶苦茶頑丈なプレートアーマーであり、放射能耐性も得られないが人力によるコストパフォーマンスの高さは歴代でもトップクラスでありNCRの合理的な考えがうかがえる。 重量は40ポンド(約18kg)で、オリジナルのT-45dの45ポンド(約20kg)よりも少し軽い。装甲等が外れているためか。 それでも重いと言われる辺り動力の重要性が良く分かる。 反面、通常パワーアーマーを使用するのに必要な訓練が不要という利点もある。 ちなみに中世で使われたプレートアーマーは一式でだいたい30~40kgぐらい。 作中ではストーリーが後半になってから登場するNCRの重火器兵が装備しており、「バラモン(*7)を背負っているようだ」と不満を漏らしている。 NCRとBoSモハビ支部が和解した上でNCRが第二次フーバーダム戦争で勝利すると、NCRからBoSに全て返却されたことが語られる。 Fallout NewVegasのシステム上、これを装備しているとNCRの人間に変装していることになり、NCRと敵対していた場合は基本的に攻撃されなくなるが、逆にNCRの敵対勢力からの攻撃を受けるようになる。 【T-51】 初出作品は元祖「Fallout」(故に設定の大半は後付け)。 T-45の運用で洗い出された数々の難点の克服を図りながら、更なる性能の向上を目指して新規開発されたモデル。装甲は避弾経始を重視し人間のプロポーションに近付けられた丸みを帯びつつ、表面硬化処理され重量を軽減しながら防御力アップに成功。内部も人間工学に基づいたクリアランスの確保と排熱の大幅な効率化による着用時の負担の軽減、電子部品はほぼ全て内蔵に成功とT-45で見られた欠点が殆ど解決されており、T-45に続いて投入された本機は最早蹂躙と言える勢いでアラスカ戦線を席巻、アメリカ軍の主力となった。多少はプロパガンダによる誇張も入っている(*8)だろうが、T-51を装備したある兵士が戦車一台を含む中共軍の部隊と対峙した時、単身で戦車の主砲を含むあらゆる攻撃を容易く弾きながらも接近、取り付くと素手で砲身をねじ切った上で戦車をひっくり返して無力化し、それを見た残りの中共軍兵士は恐慌状態に陥って逃げ出したというエピソードも残っている程。それは兎も角中共軍にとってはアラスカ戦線に於ける最大の驚異となったのは間違い無く、故に後の世ではその隠密性能の凄まじさ故に語り継がれた中国軍ステルスアーマー、通称「黒鬼(ヘイグ)」を対抗策として開発する等、弱点を突く為の奇襲に特化した戦術に舵を切る事になる。しかし同時に性能の大幅なアップグレードはコスト面に大きく響き、舞台がアラスカ奪還から中共領土への侵攻へと移り変わると流石に無視できなくなった為に、アメリカは更なる新型の開発を迫られる事になる。また当機はT-45に次いで民間への払い下げも多く行われており、戦前の人気機種だったのもあってか様々な企業ペイントを施された物が発見される事も多い。 ゲーム上の性能 記念すべき初代Falloutのパッケージイラストを飾ったモデル。ファンからは特に頭の形状からバケツ頭等の通称で親しまれており、現在のシリーズとシステムが異なる1・2においても他の防具と比較にならないアーマークラスと耐性を誇っていた。それでもダメージ計算の関係で死ぬ時はあっさり死ぬが Fallout4では大体ゲームに慣れ始めた頃で放置された物を見付けたり一部店頭に並んだりする。冬用塗装という白一色に塗る塗装パターンも用意されているのが古参ファンにも嬉しい所。胴体の修理用の素材に何かと多用されるアルミニウムが加わった以外はまだ鉄メインで修理出来るので、T-45からの乗り換えもしやすい。とは言えもう少し我慢すればより高性能なT-60が出るようになるので、スペックを重視するならそれまでの繋ぎになりがちなのが少々悲しい所。 Fallout76では一作目以来のパッケージ担当を務めており、かつての『戦前最強』と称された性能に見直され、発売当初は物理・エネルギー耐性共にトップに位置づけられていた。現在はT-65やヘルキャット(実弾銃火器限定)・連合のパワーアーマーにその座は譲ったものの、物理・エネルギー耐性はバランスよく高い。なおパワーアーマー中最低のRAD耐性の座も連合にとられてしまった。 【ウルトラサイトパワーアーマー】 初出作品は「Fallout76」。 アパラチアB.O.S.によってT-51をベースに開発された男のロマンである試作機。 スタイリッシュ目なデザインと紺がメインのカラーリングもイカす。 この地方特有の全ての元凶疑惑のある謎の鉱物ウルトラサイトを使用し、現地のスクライブ達の手で設計された。 要するに従来のT-51が初代ガンダムならこいつはサイコフレームだのGNドライヴだのを組み込んだ機体。未だ謎に包まれたウルトラサイトの真実次第ではガンダム通り越して放射能汚染を全部同化して火星に飛んでいったり世紀末ザルヴァートル伝説を引き起こす可能性すらある。 が、すくなくともゲーム中の性能は中の上なので半分安心半分がっかりしてほしい。 メインクエで簡単に設計図が手に入るし、2022年現在では適当にプレイしていても他プレイヤーの投棄したものに混じっているなどでいつの間にか手に入っている。 物理耐性はT-51とほぼ同じと高い反面、エネルギー・放射能耐性はT-60と似て平均的。 弱点は本体に反して改造設計図は入手がラスボス(一応)のドロップ限定 超低確率で極めて困難ということ。 とはいえ2023年4月現在はプレイ人口の増加で入手チャンスが増えている。 要するに「核ミサイルで火を点けろ、燃え残った全てに」というお話だ、ヒャッハー! 【ストラングラーハートパワーアーマー】 ウルトラサイトPAに更なる魔改造を施した面妖な機体。なので初出は「Fallout76」。 アパラチア北東の沼地地帯を支配する危険な植物ストラングラーハートのツタを全身にまとわせた外見が特徴。 もはやこれ半分生体兵器じゃないのか?あの企業が関わってそう。 ゲーム上は解禁に多大な手間(と金塊)がかかる上に解禁後も作製に特有の材料を要する。 代わりにゲーム中トップの放射能耐性を誇り、セットボーナスで周囲に酸ダメージFoEを常時展開、攻撃にも酸ダメージを追加する。かつてはそれなりに威力はあったが不具合的な意味での威力が抜群だったため、修正とともにナーフされた。 改造モジュールは良くも悪くもウルトラサイトPAと共通。余計な手間はかからないが運ゲー。 【T-60】 初出作品は「Fallout4」。現実での歴史は浅い。 完全な新規設計故にコストの高騰を招いてしまったT-51の反省点を生かし開発されたモデル。新規設計だったT-51とは対照的にこちらは原初のモデルことT-45の純粋な発展系となっている。最初期であるが故に運用データも豊富に揃っていたT-45をベースに更なる装甲を施しつつ、T-51の開発と運用から得られた技術を元に内部の改良を行った結果T-51とはまた別の形でT-45の問題点を解消しながらも、コスト面ではT-51の半分以下まで抑える事に成功した。 しかしその重装甲化は特に首回りの視界悪化を招き、単機での戦場認識能力に悪影響を及ぼす事になり、故に本モデルは運用方法までもT-45の頃に立ち返り、現実の戦車のような歩兵支援兵器的な運用がメインとなった。また本格的なロールアウトが侵攻作戦の終盤頃だったという事もあって数が少なく、主にエース部隊や本土の防衛部隊といった重要性の高い部隊に配備されるに留まっている。 ゲーム上の性能 Fallout4のパッケージイラストを飾ったモデル。見た目はマッチョになったT-45と言った所。見分け方は肩の大きいほうが60。上述のように生産数は少ない筈なのに関わらず、Fallout4に登場する東海岸B.O.Sはこれを主力として大量に配備している。「3」で接収したエンクレイヴの施設で新規生産しているという説もある。流石にパッケージを飾るだけはありレベルが高くならないと放棄地点に沸かず店頭にも中々並ばないが、プリドゥエン飛来後はB.O.Sからいくらでもパクれるし、アトムキャットという組織も60年代アメ車感覚で乗り回しているのでコツを掴めばいくらでも集め放題。その防御力はT-51を突き放しているが、問題は整備に要する資材も一気に増える点。鉄だけでなくアルミニウムは勿論の事、やや手に入りにくいプラスチックも全体的に要求され、鉄も一つの部位につき消費する数が増え、この為遠征しても適当に拾ったジャンクから現地修理という方法が取りづらい。故に常用よりは難所の攻略や強敵との決戦等、重要な場面に持ち出す様にすればその高い防御力を活かせるだろう。 Fallout76では修理コストの面では他とあまり変わらず、物理・エネルギー・RAD耐性はどれも平均的。好みで選んでいいだろう。BOS塗装があるので塗装の種類は他よりちょっぴり多い。 『4』のDLC『Autmatron』ではハイテクレイダー「ラストデビル」によって改修されたテスラ仕様が登場、他のテスラアーマーと同様にEN属性武器の威力を引き上げる性質を持つ。 ドラマ版でもBOSの運用戦力として登場、主要キャラのスクワイア・マクシムス(*9)が使用。四肢にスラスターが内蔵されておりジェットパック無しでの飛行を披露した。一方で相対したグール(クーパー・ハワード)に鈍重さや動力系統といった弱点に加え、被弾時に接合用の鋲が破砕し使用者を殺傷する…というT-45からそのまま継承した欠陥(*10)を突かれて振り回されており、ゲーム上では表現されない扱いの難しさや問題も強調されている。 【X-01】 初出作品は「Fallout4」。世界が滅びた最終戦争後、米軍の僅かな残存戦力が結集して自分達の為に残された技術をかき集めて設計を行ったとされているが、開戦前のテーマパーク施設跡にスポンサーペイントの施された本モデルが展示されていたり、戦争から約30年後という比較的近い頃において旧ウェストバージニア州にてプロトタイプとその設計図が確認されている辺り、恐らく開発自体は戦前から行われていたと思われる。T-60並の重装甲を保ちつつ、その装甲板はT-51で採用されていた硬化処理された曲面とする事で避弾経始の向上を図り、尚且つ装甲を上半身に集中して配置する事で機動性の確保にも成功している。その性能はまさしくパワーアーマーの到達点と言うべきであるが、当然その現存数はT-60以上に稀少であり、本モデル自体が一種のお宝扱いされる事もしばしば。 ゲーム上の性能 fallout4で登場。同作ではT-60すら凌ぐ文句無しの最強PA。 未強化の状態ですらフル強化したT-45に匹敵する硬さとタフネスさであり、これをフル強化した日には頑丈過ぎてパーツが一つ壊れる前に乗り手が先に息絶える有り様である。アーマーの意味ねぇ。 …が、T-60より更に嵩んだ整備コストがこのPAの運用を難しくしている。X-01では更に一部位辺りに消費する鉄の量が増えるだけでなく、プラスチックの代わりにそれ以上に希少な素材である銅が要求され、更には電子回路、アルミニウムもフルで修理するならたんまり素材を喰われる羽目になる。これを完璧に修理するだけの資材で小さな集落が一つ作れると言えばどれだけの金喰い虫か想像出来るだろうか。故にその頑丈ぶりと合わせてT-60と同じくここ一番という場面で持ち出すか、或いはそろそろ壊れそうな位まで使い込んでから街等の資材を調達しやすい所でゆっくり修理するのがお勧めである。 実は出現の為のレベルドリストは28からとT-51と同程度だが、 その時点では確率が極端に低すぎるのでまずお目に掛かれない。まともに姿を見る事が出来るのはT-60がリストに並ぶ頃になって漸くマシな確率と言った所。 【プロトタイプX-01】 男のロマンだプロトタイプ!。登場はFallout76。 エンクレイヴアパラチア支部に送信されていた本機の設計図をレジデントが発見することになる。 メタ的なことを言ってしまうと過去シリーズとの辻褄合わせである。 ゲーム上ではメインクエスト進行時に形ばかりの寄り道で本体設計図が手に入り、 改造設計図も通常のキャップ通貨で確実に入手できる。 性能も4から幾分かダウングレード(エネルギー・RAD耐性は高いがT-60程度の物理耐性)したものの、入手のしやすさ、お安くなった修理コストも考えれば4から一転してお手軽で強力な機体となった。 なお、プロトタイプというものの無条件で制式仕様の塗装に戻すことができ、前作のクァンタム塗装もエラー落ちや回線切断で最初からやり直し的な意味で極めて難易度の高いクエストをこなすことで入手できるので性能以外は大差ない。 長い間、一度でもプロトタイプ塗装を外すと二度と元に戻せない仕様であったが、2022年春に修正された。 【T-65】 初出作品は「Fallout76」。Vault79でアメリカの金塊の山を守る為に配備されたシークレットサービス向けパワーアーマー。ドクロのようなヘルメット、異様に分厚い胴体装甲が特徴的。Fallout76に人間NPCを初めて、かつ大量に追加する超大型パッチWastelandersの顔でもある。物理・エネルギー耐性はトップ、RAD耐性もストラングラーの次に高いゲーム中最高水準の性能を持つ。 【エンクレイヴ製】 【アドヴァンスドパワーアーマーMkI/MkII】 初出作品は「Fallout2」。最終戦争後、米政府の末裔に当たるエンクレイヴが開発したモデル。出自の関係で「エンクレイヴパワーアーマー」「X-02(*11)」とも呼ばれる。外観はFallout2の頃はメタ的にこちらが20年近く前にデザインされたのもあってディティールの少ない、丸みのあるX-01と言う外観だが、背面にハザードマークを思わせる小型換気装置(MkI)/動力パック(MkII)を搭載しているのが特徴。Fallout3でもMkIIは登場するものの、設定上の性能はそのままに外観は大幅に変更されている。これはエンクレイヴの本拠地であったカリフォルニア湾洋上のポセイドン・オイルリグを破壊・喪失したことによりキャピタル・ウェイストランドに逃れる際に外観が大幅に再設計されたため。(*12)そのため2280年代では西海岸に留まるエンクレイヴ残党では旧式デザインのモデルを使用している。X-01の設定やアパラチア支部が設計図を保有していた点を踏まえると試作モデルだったX-01を改良・発展した完成形と思われる。ちなみにスーツの初製造は2215年、実用化は2220年とされているがこの間に数多の爆発・死亡事故が起きている…が、当時のエンクレイヴ大統領ディック・リチャードソンの命で機密情報となっている。米政府の体制を引き継いでるのでその辺真っ黒装甲材はMkIモデルでは金属とセラミックの複合装甲だが、後発のMkIIモデルでは軽量セラミック化合物に置き換えられている。更にテスラユニットを後付することにより指向性エネルギーを分散させ、更に所有しているエネルギー兵器の威力を高める「テスラ・パワーアーマー」という派生モデルも存在する。)旧作でもパワーアーマーは設定通り通常の防具を遥かに超える驚異的な防御力を持つのだが、敵対組織の戦闘要員ほぼ全員が装備しているのはFallout2が初。(*13) ちなみに同作ラスボスのフランク・ホリガンもパワーアーマーを身に着けているが、これは通常のスーパーミュータントよりもさらに巨大化した上にサイボーグ化も施してある彼専用の特注モデル。戦前開発のパワーアーマーを運用するBOSにとっても大きな脅威であり、Fallout3でも「弾が効かない」と嘆くBOSソルジャーが見られた。 2の終盤で泥仕合が多いのはこれが原因。逆に3だとゲーム的な都合でT-45とどっこい程度 Fallout76のゲームモード「Nuclear Winter」に置いてVault51のスーパーコンピューターZAXが当機配備の要請をしていたログがある…のだがいつの間にかヘルファイアに変更されていた。流石に時系列に無理がありすぎたか。データお漏らしで76にも3版デザインのモデルデータがアセット内に含まれてることが判明していたが、後に正式にスキンとして販売された。 【ヘルファイア】 初出作品は「Fallout3(*14)」。エンクレイヴがメリーランド州のアダムス空軍基地で開発したパワーアーマー。現在の設定では2080年頃には試作段階であったことが判明しているが、実用化に至ったのはその約200年後。なお同基地ではいくつもの兵器開発計画が並行していたが、アウグストゥス・オータム大佐の指導で最も同組織内で需要の高いヘルファイアアーマー以外の計画はキャンセルされており、その途上で得られたデュラフレーム(*15)等の先進技術が転用・導入されている。分厚い装甲やシルエット、一部パーツ配置がT-60と似ており、どこか技術的な繋がりがある…かもしれない。現在でも「戦後に開発・実用化された最新鋭モデル」ということもあってその防御力は「戦前最強」のT-51やエンクレイヴが使用するX-01・X-02を凌駕しており、名前の通り耐火性能も非常に高い。その性質も相まって強力な火炎弾を投射する重火器・ヘビーインシネレーターを同時に運用する「ヘルファイアトルーパー」部隊も新たに編成されておりキャピタル・ウェイストランドにおける更なる脅威となった。もっとヤベーのがゴロゴロしてる魔境だけどなキャピタルは余談だが、Fallout3のコンセプトアートに「ランサーパワーアーマー」というよく似たモデルが記載されており、それをDLCで手直しして実装したのが当モデルと思われる。あと豚の鼻っぽい吸気口があるが、ここから煙草を吸うことも可能。 Fallout76では試作中のモデルがZAXコンピューターの工作によりVault51に配備されており、「Nuclear Winter」の報酬として3の約200年前の時点で使用可能。ただし防御力に一切影響しない、コスメティック用スキンという扱いである。現在は「Nuclear Winter」が廃止されたため、特定の商人から購入できる。 【レイダー製】 【レイダーパワー】 初出作品は「Fallout4」。主にコモンウェルス地方、及びアパラチア・ウェイストランドの中~大規模なレイダーの勢力にて運用されているパワーアーマー。…と言っても実際はフレームの規格に合わせて様々なジャンクパーツから手作りした外装を装着させているだけの代物。レイダー製らしく大抵は威圧的な装飾が施されているが肝心の性能は所詮ジャンクの寄せ集めとしか言えない低品質さであり、正規品なら扱えたモジュールも規格外品が故か一部は使用出来なくなっている。だが言い換えればフレームの規格にさえ合っていれば現地調達でのパーツの修復や改修、極端に言えば製造まで容易というパワーアーマーの利点を巧みに利用しているという事であり、レイダーの勢力によっては装甲を強化した上で、それに高圧電流を流せるように改造を施し一種のバリアにする等の独自の発展を見せている事も。 ゲーム上の性能 Fallout4では最も低スペックだが修理コストも最安価という立場のパワーアーマー。コモンウェルス地方のレイダーが文字通りの「ハイテクレイダー」と称されている理由の一つ。防御力はT-45にすら遅れを取り最下位だが唯一放射能耐性だけはその他パワーアーマーと同率であり、しかも修理に必要な素材が意識せずともかき集めている事の多い鉄が少量のみという、整備コストという面からすればずば抜けて良好。先述の通り防御力は全パワーアーマー中最低なものの、それでも並の防具よりは遥かに強固なので放射能汚染地帯にて探索をメインにしなるべく交戦を避けるような運用や、入植者に装備させ万が一に備えるのにも使いやすい。 Fallout76では各種防御力がT-45よりやや低い程度まで引き上げられ、ジェットパックも使用可能になった。それでも下から数えたほうが早いくらい性能は低く、修理コストも上がり独自ペイントも無いため下位互換気味。しかし何よりその他のパワーアーマーに無いポストアポカリプス感に溢れるルックスから、一部のユーザーには熱い支持を得ている。またT-45と同じく設計図がなくともレジェンダリー品が報酬としてねじ込まれるという特徴があるためレジェンダリーは揃えやすい。 【ヘルキャット】 初出作品「Fallout76」。便宜上ここに記述。BoSも長い間ハイテクレイダー扱いされてたし ヘルキャット傭兵団が運用するパワーアーマー。カクカクとしたデザイン、暗い茶色のメインカラー、赤く光りヘッドランプの役割を担うバイザーアイと異端のデザインをしている。傭兵団がどういった経緯で入手したのかは不明。物理耐性は平均より高いが、エネルギー・RAD耐性は下から2番目と最低クラス。一式運用すると実弾ダメージを10%軽減する特殊能力があり、ライフルやミニガンなどの銃火器限定でT-65以上の非常に高い防御性能を発揮する。 76の各レイダー勢力仕様 ゲーム上のパーツとしては実装されておらず、課金スキンとしての登場。 クレーター、ブラッドイーグル、ファナティックなど。 通常のレイダーパワーを勢力の色にリペイントしたり、あるいは完全に勢力オリジナルの改造(といっても応急処置とヒャッハーな装飾だが)を施した機体。 そもそも制式の量産型を無理やり修復しているはずのレイダーパワーがどれもこれも同じ見た目のほうがおかしかったのだが… 一部は実際に敵として登場するが、その多くは実在しているか不明である。 【民生品】 【エクスカベーター】 初出作品は「Fallout76」。米軍が開発した戦闘用途のパワーアーマーではなく、「Excavator(採掘者・採掘機)」の名の通りアパラチアのガラハン鉱業が開発した採掘用途の民生品パワーアーマー。正式名称「Exc-17 Excavator Suit」デザインはT-45に似通ったシルエットだが、これはT-45をベースに設計されたため。採掘作業に必要なサーボ機能や鉱物格納スロット(*16)や両肩のランプだけでなく、落盤や崩落等の事故や放射能等からの搭乗者保護を重要視した設計になっている。これはヌカ・コーラ社などが代表されるように倫理観もクソもない戦前企業が多い中、ガラハン鉱業が(他と比べて)非常に稀なまともな企業という側面も強い。しかし同社の代表的商品としてだけでなく鉱業産業への未来を託して売り出すはずだったものの、敵対企業であるホーンライト・インダストリアルが仕掛けた「機械vs人」の採掘対決において破れてしまった(*17)ことでガラハン鉱業が没落してしまい日の目を見なくなってしまったと言う経歴がある。 ちなみに ガラハン本社内の開発ログによると本来の仕様・・・つまりオリジナルのエクスカベーターは採掘の激しい振動にT-45フレームが耐えられないためブラックチタン製の専用フレームに変更しフレームの重量増加によるパワー不足をウルトラサイト動力により補うと言う、まさに鉄(くろがね)の城とでも言うべき代物であった模様。そりゃこんなロマンの塊を発見した某レスポンダー隊員も大興奮するワケだわ。ただし、このアーマーの図面を手にした敵対企業の令嬢にして技術者のペネロペ・ホーンライト女史からは「まるで真っ黒なチタンの棺桶だわ。」とボロクソに酷評されている。 ゲーム中の性能としては前述の通り戦闘用のパワーアーマーでは無い為、全パワーアーマー中最も防御力が低い。ジェットパックは唯一使用できず、RAD耐性も平均的。そのかわり一式運用で所持重量+100、腕部だけでも各種鉱脈からの採掘量が2倍という他にない特徴がある。特に重量に関する問題が多い同作において、所持重量が3割も増えるボーナスの恩恵は非常に大きく、T-51やT-65が運用可能でも当機を好んで使用するベテランレジデントも多い。 【連合のパワーアーマー】 初出作品「Fallout76」。核戦争時に爆撃を受け荒廃したピットを、戦前の一大工業都市『ピッツバーグ』へ戻そうと努める入植者の集団ピッツバーグ連合(*18)のパワーアーマー。茶色のメインカラー、頭部の太い1本のバイザーアイ以外は既存のパワーアーマーにデザインが近い。ピットを支配するレイダー達の強力な実弾火器や、(この時代では)正体不明の怪物トロッグの毒に対抗するためか、T-51を超える最高クラスの物理耐性、そしてパワーアーマー唯一の高い毒耐性を標準搭載。更に所持重量+75と大盤振る舞いの性能だが、エネルギー耐性・RAD耐性は最低クラスと割り切っている。 76の課金スキン レイダーパワー同様の実在してるかも怪しいパワーアーマーの非レイダー版。 【その他】 基本的に76における課金スキンである。 どう考えても実在してねーだろ!というものもあれば、MSV的な感じで設計図だけはありそうなもの、登場しないだけで間違いなく実在してそうなものまで多様。 4と比較して酷評されがちなfallout76だが、パワーアーマー周りはスキンのおかげでアーマード・コアごっこができるまでに進化しているのは間違いない。 リアルマネーが青天井?ガチャよりマシだと思え。 【エイリアン・インベーダー】 シリーズおなじみのエイリアンがまとっているパワーアー…パワーアーマー? 頭部スキンがヘルメットをかぶったエイリアンそのもの。 2023年4月現在2種類が存在し、レッドショルダーごっこに最適なスキンである。 【MSVっぽいの】 「中国側に鹵獲され改造されてしまったパワーアーマー」や 「リバティ・プライムと関係の有りそうなパワーアーマー(*19)」など 作中で実際に開発(が構想されたものの企画倒れしてそう)された機体の数々。 【作中作系】 シリーズでおなじみの作中作「グロッグナック」や「アーマーエース」などに登場するキャラクターをモチーフにしている機体。 どう考えても作中の現実世界には実在してなさそうな機体群だが、 プロパガンダで企業の宣伝塗装をした実例があるし、エイリアンがいる世界なのでもしかしたらノンフィクションかもしれない。 【完全なお遊び】 年明けやクリスマス、ハロウィンなどをモチーフにしたスキン。 fallout5のためのお布施と思って課金するがよかろう。 追記・修正はパワーアーマーを修理しながらお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 3のは割とガッカリ性能だけど、4では設定通りとまではいかずともかなり設定に見合った性能になった -- 名無しさん (2019-11-09 19 09 17) 実は4まで本来の方法で動かすことが出来てない武装 -- 名無しさん (2019-11-09 21 29 47) バグでアーマーの一部が表示されず、「パンツ一枚に手足はメカニック」等のシュールな光景を何度も見た思い出 -- 名無しさん (2019-11-09 22 02 47) 実はT-60より51のほうが運動性が高く強いという -- 名無しさん (2019-11-10 00 13 34) 4の装着シーンは凄くカッコよかった -- 名無しさん (2019-11-10 00 53 34) 本来はT-51とT-60のハイローミックスで運用するつもりだったんだろうなぁ -- 名無しさん (2019-11-10 01 58 11) 76だと性能差がT-51>X-01>T-60>T-45になってるんだよね -- 名無しさん (2019-11-10 05 03 50) 性能はイマイチだけどレイダーパワーアーマー愛用してます -- 名無しさん (2019-11-10 08 38 15) 4が出た時はキャピタルのパワーアーマーはフレームなしで装甲板を直で着てるとか散々言われてたな。時間ができたらエンクレイブアーマーとか敵方のアーマーの追加草稿作るか -- 名無しさん (2019-11-10 09 39 26) レイダーパワーアーマーはスクラップの寄せ集めで作った感が好き -- 名無しさん (2019-11-10 16 09 56) T-51は放射能対策がされてないはず -- 名無しさん (2019-11-10 19 45 50) NCRのサルベージパワーアーマーは初見時のコレジャナイ感と着てみたときのガッカリ感がスゴイ -- 名無しさん (2019-11-10 21 26 28) ↑↑4以降は他のPA同様に何故か放射能耐性あるよ -- 名無しさん (2019-11-10 21 44 23) レイダーパワーアーマーは性能は低いけど整備性がピカイチだから極地運用には向いてる -- 名無しさん (2019-11-11 09 46 20) 因果関係が逆転した見解だなまるでパワードスーツの代わりに無人機が戦場の支配者になれば核戦争は起こらないってか -- 名無しさん (2019-11-11 10 56 34) なお、現実の世界では新たな採掘法や油田が次々と発見されており、今現在のペースで使い続けてもあと500年は問題ないそうな。とりあえず資源が原因での最終戦争の勃発は無さそうで良かった -- 名無しさん (2019-11-11 11 47 56) ↑言い換えればFalloutシリーズの戦前はその500年は持つ筈の資源を100年とちょっとでほぼ空にしていた…ヒエッ -- 名無しさん (2020-03-25 12 37 38) というか、元々石油に関しては正しいデータを全く出さないから全部推定だったし、当時から石油枯渇はつり上げやろっていわれていた -- 名無しさん (2020-10-28 10 09 23) ヘルキャットPAはMSVみたいなものかね? -- 名無しさん (2021-08-12 23 22 07) 76でT-51が強いのは改修版のT-51bだからってのは書かれてないのね -- 名無しさん (2021-09-10 13 37 56) T-51は4の設定で試作型の時点で名前がT-51bなんで76で改修版だから他と比べて強いとかじゃなく他のの標準バージョンが決まって無いだけのようです -- 名無しさん (2021-10-01 16 22 33) 人力パワーアーマーことNCRサルベージパワーアーマーってwikiに記載してないんだろう -- 名無しさん (2022-11-08 10 42 13) 3でアーマー手に入れる方法が分からなくて、BOS隊員を遠くからヌカランチャーで爆殺して奪ったのは大変申し訳なく思ってる -- 名無しさん (2022-12-18 17 54 42) 76は完全にPAゲーだな。血まみれ不屈のようなビルドでもしない限りつまりスパロボに出れる…! -- 名無しさん (2023-04-22 04 04 21) 没ネタのインスティチュートPA…は76でも出そうにないな -- 名無しさん (2023-05-07 09 54 47) 実はPAそのものより動力源のフュージョンコアの方が貴重 -- 名無しさん (2024-05-11 17 09 06) 敵が使ってくると厄介だけどフュージョンコアぶち抜いて倒すとカタルシス最高 -- 名無しさん (2024-05-11 17 15 35) 名前 コメント